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ポケモンと工芸はよく似合う−動けなくなる展示会

シャワーズと出会って動けなくなった。私のお目当てではなかったのに、この人間ぽさ、なまめかしいさまに目が離せなくなったのだ。どうしてこんな作品が制作できるのだろうか。人間は考えるとほんとうに動けないものだと思った。

実は、この工芸展へ行くわたしの一番のお目当ては蒔絵棗「春を呼ぶ」だった。前日の展覧会サイトで予習していたときに漆の重厚さに釘付けになったからだ。ぜひ実物を見てみたいと思った。

私はポケモンを知らない。知っているのはPokemon GOだ。2016年7月30日から毎日やっている。(そういえば、一時期、資格試験のために止めていたのを思い出した。)アニメは知らなくても十分楽しめた。

この工芸展の一番の目玉は、この工芸展のチラシにも採用されているサンダースだろう。たしかに華やかで、多くの人が見ていた。でも、私はシャワーズ推しだ。

サンダース

夢中になりすぎてギリギリまで近づき、係員に注意されてしまった。私以外にも注意されていたのを目撃したので、珍しいことではないのかもしれない。

このほかにも、陶磁やガラス、漆工、金工など70種類の工芸の数々は、見ていて単純に楽しい。同じ空間にいた修学旅行の学生達も喜々としていたようだ。

国立工芸館が金沢に移転したのは2020年。工芸王国を自負する石川県が要望し、東京国立近代美術館工芸館の移転が実現した。全国の工芸を地元で見られるのは素直にうれしい。

「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」は石川県金沢市の国立工芸館で開催されている。開催期間は2023年3月21日(火・祝)-2023年6月11日(日)

後日追加:工芸展をもっと楽しむために2点紹介する。
NHK教育で特集番組が放送された。解像度が上がるので必見である。

目録はすべての作品を解説しているのでとても重宝する。

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