【葬送のフリーレン】人間の時代
ゼーリエからフランメへ、フリーレンからフェルンヘ
師匠から弟子へ、脈々と魔法は引き継がれていく
エルフからエルフへ伝わるのではなく、人間が間に入っているのが興味深い。
ゼーリエは人間の時代が来るという。
何千年も生きて気の遠くなるような修練を積むエルフよりも、寿命の短い人間が世界を支配するというのだ。
個々の力よりも集団の力。ひとり一人ははかない存在でも、引き継がれる強い思いは個の能力を凌駕する。実際にフェルンは、最年少で一級魔法使いのとなり、魔法の高みを知る存在となっている。ゼーリエの魔力の揺らぎを見破ったのは魔王とフェルンだけというから驚き。
葬送のフリーレンは魔王を倒した後の後日譚だが、魔族はあちこちに生き残り人間の世界を脅かしている。魔王という絶対的な目標を倒しても、次の脅威は現れる。新たに魔王のような存在が出現するかはわからないが、師匠から弟子へ、エルフから人間へ魔法にかける思いが引き継がれる限り、希望はあるのだろう。
花畑を出す魔法のように、いつか平和な魔法が世にあふれてほしい。
この記事が参加している募集
サポートをしていただけると泣いて喜びます。