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【年下の男の子】

「不思議な夢。。」

「本当は私、彼と"ずっと一緒に"人生を歩みたかったんだよな」

(書いておこう。。)

普段からよく"デジャヴ"を体験していた私は、
枕元にノートを置いていて、
氣になった夢は、
すぐメモしておけるようにしていた。

『目が覚めた』のに、
あの世界から、
まだ"現実"が続いてるような不思議な感覚。。

「てか、相手に氣を遣って、自分の本音を言えないなんて、私のまんまやん。笑」

「本当は、他の人と一緒になってもいいなんて、思ってなかったくせに。"私と一緒にいる"って、言って欲しかったくせに」

相手のことが大好きで、大切になりすぎると、
いい人ぶって、素直な自分の氣持ちを言えないのは、私の悪いクセ。

迷いと惜別。

後悔とは少し違う。

抱えたまま、現世に降りてきてしまった、
複雑な2つの感情は、ずっと心に残ったまま。


(あの子は"生まれた"のかな?)


実体もなく、姿なんて見えていなかったのに、『男の子』だということはわかっていた。


(私の方が先に生まれたから『年下』か。。)


私は、『年下の男の子』と、
何やら生まれる前に、
壮大な約束をしてきたらしい。


(もし、あの子と会えたら、、)


(今度はちゃんと自分の本音を伝えたいな。)
(素直になれなかったことも謝ろう。)


(もし、できたら、『一緒に人生を歩みたい。』)


手がかりは、"声"と"雰囲氣"だけ。

でも、私はその"声"と"雰囲氣"を、
しっかりと覚えている。

それからしばらくは、
あの時の感覚を忘れないように、
メモしたノートを、
何度も、何度も、何度も、何度も、読み返し、
反芻した。

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