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小さな社会でがんばる息子

我が家では
「今日はどんな1日でしたか」
と互いに聞き合うのが日課になっている。

息子の保育園のクラス替えの日
日課の中で「なんのいちにちじゃないよ」と答える息子。
たぶん、特別な遊びやお誕生日会のようなイベントはなかったということ。
一つ上のクラスになり教室も替わったことを誇らしげに話してくれると思っていた私にとっては意外な返答。

「明日もたくさん遊ぼうね」と私
「でもがんばってたよ」と息子

"何でもない1日だったけれど、がんばった"
胸が熱くなる。

何でもない日
だけど、不安な時に心を充電させてくれたぼくの先生のお膝はもうそこにはない
だけど、一つ上のクラスのお兄さんとして精一杯背伸びをしてがんばった1日

"保育園は子どもにとっての小さな社会"
改めて実感させてもらった。

そして「がんばってっていって」と精一杯の甘えを言葉にする息子。
私は心からのエールを込めて
「がんばってね」と返す。
嬉しそうに「はい!」と元気に返事をした息子の顔はとても頼もしくかっこよかった。

新年度
就職や異動、転職や退職、復帰や転居・・・
環境が変化する中、頑張っているのは大人だけじゃない。
子どもたちも小さな社会の中で頑張っている。

支えてくれる人がいることで頑張れることを息子は教えてくれた。
心折れそうなこともあるけれど、家族の支えを借りながら、私ももう少しこの社会で頑張ってみる。
小さな手を握り締め頑張る息子を優しく包み込む心のゆとりは忘れずに。。。

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