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【漫画紹介番外編】平成版アニメ『サイボーグ009』【アニメ化作品】

ボンチノタミ、ジョーカーです。

このたび、こちらの記事が、アニメ感想文の記事まとめマガジンにピックアップされました。
正確にはアニメ感想じゃないんですけど、いいんですかね。ありがとうございます。

ちなみに、以前『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』を見た記事もこちらのマガジンに取り上げていただきました。

こっちは一応、ちゃんと感想です。

32話『機々械々』

さて、上記『004の話をしよう』の記事内で書いた第32話『機々械々』がついに無料公開となりました。ヤッター!!

サムネからして最高ですね。ありがとうございます。
こちらのエピソードは、全身がほぼ兵器化されている004が、自分とそっくりの兵器ロボットと戦うことになるという話です。
推しの話でも書いた通り、彼は機械に対して、そして自身の機械の体に対してアンビバレンスな感情を持っています。
生身の部分、人間としての部分が残っている自分と、それが全くない自分そっくりの戦闘ロボット。
この邂逅に見える004/アルベルト・ハインリヒの心と、理不尽な戦いに挑み続ける姿がまたね、かっこいいんですよ。見てください。

30話『未来都市コンピュートピア

また、わたしの好きなエピソードのひとつに『未来都市コンピュートピア』という回があります。平ゼロだと30話ですね。

機械に管理された理想の街、機械が抱く感情。
コンピューターが感情により暴走する、という話です。

AIとか自動化とかシンギュラリティとかいう言葉を頻繁に聞くようになった昨今、こういう話がもう漫画では何十年も前に描かれていて、今見たり読んだりするとそれがSFではないのかも、と感じるあたりがまた改めてすごいと思うし面白いし、やっぱりこの話好きなんですよね。

また、この回でも004がいいこと言うんだ。
全編いろいろなシーンやセリフを通して、本当にこの人は、機械というものに対して、そして人間というものに対して、自分でも相反する感情を持っているんだなと思いますし、それを抱えていることを自覚しながら、サイボーグとして<生きている>のだなと感じます。
機械に期待すること、機械を人間扱いすることの危うさ、機械は人間を裏切るという事実、裏切るという言い方が機械を人間扱いしているというパラドクス。そういうの大好物だよ。

Perfume『コンピューターシティ』

あとこれは余談なんですけど、Perfume『コンピューターシティ』という曲をご存知でしょうか。

この曲を初めて聴いたとき『コンピュートピア』を思い出したんですよね。
今でもこの曲聴くと思い出すし、逆もあります。

愛や憎悪などの感情を抱くことは人間としては普通のことです。けれどコンピューターが感情を抱くことは、それはある種の故障と呼ばれる。
SFでは感情を持った機械が登場することも珍しくはないですし、実際、今の時代であれば感情を学習するAIというものももはや夢物語ではないわけで
すが、その辺をサイボーグたちに絡めて描いているエピソードです。

今の時代にまた改めて見る『コンピュートピア』は、やっぱり面白かったです。好き。

18話『張々湖飯店奮闘記』

ほかにも18話『張々湖飯店奮闘記』も好きです。

サイボーグたちがただの機械ではないからこそ生まれる<食>とのエピソード。ほっこりします。息抜きにどうぞ。

無料公開は6月まで

久しぶりに平ゼロアニメ見てるんですが、本当に好きだなあこの作品。
原作漫画もまた読み返したいなあという気持ちになっています。
昔は地元の図書館で読んだけど、今もまだあるのかな。キノコ頭の004が恋しい。

2023年6月26日(月)12:00までの期間限定配信です。
今後も順次追加されていき、全51話が無料で見られるという絶好の機会ですので、ぜひご覧ください。
YouTube全話無料公開、期間限定とはいえいつでも誰でも視聴可能。
見ない手はないですね。

あとは、勇気だけだ。

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