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腹腔鏡手術 仕事復帰の目安 (肉体労働)


こんにちは。

腹腔鏡手術を受けて2ヶ月が経ち、復職しました。

農場のパートなのですが、肉体労働です。

自分自身、退院してから「いつから復帰していいのか?」が分からなくて不安でした。特に、重いものも持つような体を使う仕事だったからです。

それもあり、私の経験は一例にすぎませんが、どなたかの参考になれたらと思って書いています。




私の術後の経過

人によって、同じ手術をしても 痛みや治るスピードは本当に違うと思います。

私の場合、回復はかなり順調だったのではないかと思います。
手術後の次の日に歩けましたし、傷もすぐふさがりました(退院時に「傷めっちゃきれいですね」と言われた)。
それから、お腹の中の焼いたところが引きちぎれた?痛みが起こり、ちょっと痛みがある状態で退院2週間後の診察を迎えましたが、「なんでもやっていい」とOKが出ました。

復職の日がなかなか決められない問題

手術をきっかけに退職しない限り、職場には「〇〇日から出勤します」とどこかのタイミングで伝えなくてはなりません。

私は入院の頃にちょうど保育園への入園が重なってしまっていたりもして、治療、仕事、保育園、…と、考えなければならないことが(私にとっては)沢山すぎて、とてもストレスでした。

復職の日が分からないことへの不安は、それはもう入院前からだったかもしれません。


退院後18日後に復帰

退院前から、主治医に『2週間経って痛くなかったら何してもOK』と聞いていて、ネットなどでも2週間くらい、という目安も目にしていたので、復帰はだいたいそのくらいなのかな〜と思っていました。
なので退院2週間後の診察で「何してもOK」の許可がおりて、すぐ職場に連絡し、4日後から出勤することになりました。

復帰することにびっくりされて、私もびっくり。もう戻ってこないと思われていたようです。手術って、私は「腹腔鏡だから他の手術よりは軽いから…」とか思っていましたが、退職する人もいるかもしれないほどのものなんだと知りました。

復帰してからは、
 1週間目:9時〜昼まで
 2週間目から:9時〜15時
 4週間目から:8時〜15時
で、だいたい週4で、徐々に時間をのばして出勤してきています。

最初からこのスケジュールで増やしていくと決めていたわけではなく、やってみて、体の具合を見ながら勤務時間を決めていたところ、このくらいゆっくりなペースになった、という感じです。

でも正解だったかなと思います。いきなりフルタイムでやってたら多分すぐキツくなって、それこそ退職していたかもしれません。

つまり、病み上がりの体に、肉体労働はかなりハードでした

入院していたのはたった1週間くらいだから…と思っていても、入院前後をトータルでみると運動量はとても少ない。
何時間も立っているだけでも大変。なので歩くのはもっと大変。ましてや作業をすることなんて…。
筋力体力が想像以上になくなっていたのは、予想外でしたね。

「私の腕、こんなに華奢だったっけ」って感じるくらい筋肉落ちていました。


なかなかスッキリ治らない…

上記のように、少しずつ作業量を増やしていっていたので、体もいい感じに戻ってくるだろう、と思っていたのですが、残念なことに、痛みが出るようになってきてしまいました
仕事中は自覚がそんなになくても、家に帰ってから「あれ…痛みがあるかも?」という感じ。
傷の表面にはテープを貼っていますが、すれてピリッと感じることもありますし、痛みどめを飲むほど強くはないのですが傷の内側というか、傷から数センチ内側のあたりが痛いような感じがしたりしています。

農場では、復帰の頃には選果のシーズンになっており、選果作業は、まるでスポーツ(笑)
左右に動きながら高いところにある箱を取ったり、軽く走ることもあるほど、慌ただしく素早い動きが求められます。みんな汗だくになるほどです。

職場の皆さんがとても気遣ってくださって、重いもの(大根の箱:重いものでは16キロくらい)を持たないように働かせてもらえています。

重いものを持たないように配慮してもらっているということは、他の人にその分の負担がかかっている(同じく女性でも)ので、それを目の前で見ていると、忙しいときなんかには ダメだと思いながらも持ってしまったりします。
重いものを持たないように配慮してもらってもう何週間も経ち、「いいかげんに自分で持てるだろ」と思われていそうで、罪悪感も日増しに大きくなっているかもしれません。

「重いものを持つリハビリも必要だろうし持ってもいいかな〜」と思ったり、「いやもっと痛くなったらダメだ、自分の体は自分が守らなきゃ」と思ったり、揺らぎまくりながら仕事をしています。この不安定さは精神面にも負荷をかけ続けているかもしれません。

痛くても、いくらでも動いていいのなら、こんな風に悩まなくてもいいのですが…。


そもそも『治る』とはどういうことなのか

過去に、ほぼ同じ感じに腹腔鏡手術を受けた経験があったので、『いつかは完全に痛みはなくなりなんでも出来るようになる』ことは分かっていました。
でも10年ほど前ですし、記憶はうろ覚え。
退院して次の週?とかに実習に行って、自転車に乗った時やしゃがんだ時に、ジーパンが当たって痛いな〜と思ったのは覚えていました。

『治る』とはどういうことなのか。パッと思いつくのは、
 ・傷が塞がっている
 ・痛くない※
という状態。

※『痛くない』って、けっこう幅がありますよね。痛みが全くない状態を言うのか、痛み止めは飲まない程度でもいいのか、とか。
私は内臓がねじれていても出勤するようなアホ(痛みの判断基準がおかしい?)なのもあり、自分の『痛くない』は信用できないところがあります。

あとは、医師が「治りましたよ」と言ったら、治ったということなのかもしれません。

さらに、仕事に復帰してみた今 思うのは、
『仕事に支障がない』くらいが『治る』ということなのでは、ということ。

私は現状、仕事中に重いものを持てない(持たないように配慮してもらっている)ので、仕事に支障がある状況です。なので、まだ治っていないのかもしれません。

退院して2ヶ月以上も『治っていない』とは予想していませんでした。

復帰せずに、しっかりしっかり休んでおいたら、スッキリ働けるようになっていたのかは、わかりません。




まとめ

私は上記のようにスッキリ治らない感じが続いてしまっていますが、仕事にはできるだけ体を休めてから復帰するのが理想なのかなと思います。
職場復帰は、肉体労働だったら2週間より経った後でもいいかもしれません。


それでは、お読みくださりありがとうございました。
この記事を読んでくださっている方の中には、手術を受ける予定だったり、手術を受けた後だったりする方もいらっしゃるかもしれません。

この記事のテーマである『職場復帰の目安(肉体労働)』の日数をはっきりとお伝えすることはできませんでしたが、何か参考になることがありましたら幸いです。


▽今回の腹腔鏡手術の記事まとめです。


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