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孤高って。

(約1,600字)


昨日、
夏目ジウさんが私を記事にしてくださった。

なに?
いきなり自慢ですか?

って思われても、仕方ない書き出しですね。

手前みそですが、ほんとに申し訳ないくらい嬉しくて。

noteでは、
アウェイな感覚があって、泣きました。

2年経って、記事を早く書き上げることが出来るようになったのは、ゼリ沢梨さんのおかげです。


私が、ピリカグランプリの話をしたとき、「じゃあ、応募する作品を書く」って言って、数十分後には配信されました。


もう悔しくて悔しくて。


前の日から半分しか書き進めていない小説をその後やっと書き終わり、彼は電話を切った後にすぐに応募作品を書きあげました。

投稿時間がほぼ変わらず、スキが付く数はすぐに追い越され。
書くことで、こんなに分かりやすく敗北を感じたことはなかったです。

事実ですから、仕方ありません。

書くことは誰にも負けないほど好きですが、時間はかかりました。

だから、感謝しています。

noteを始めた頃、一つの記事に2時間くらいかけました。

これが早いか遅いか‥‥一般的な感覚では遅くないかもしれませんが。

記事を書き、推敲し、必要な情報を足したり、引いたり。
写真を選んで貼り付け、ヘッダー画像を選び、また、間違いがないかを検討し、たまに他の人の記事を読んで、文章の構成を練り直したり。



等身大の私は、
地元の短大の国文科を卒業して、
親のコネでマスコミ関係の会社に入りました。


就職氷河期の時代にその一社しか、就職試験を受けていません。


親が敷いてくれたレールに乗って生きていましたが、すぐに挫折しました。

社会人として生きる術を学んでいなかったからです。

短大に入る前は、生きているのがシンドくて、どうやったら、早くおじいちゃんとおばあちゃんの居るところへ行けるか、毎日、考えていました。

ようやく短大で好きな勉強が出来て、楽しいと思ったころには、卒業。
2年なんて、風が吹いたくらいの感覚で過ぎ去りました。


学籍番号が廊下に張り出されたある日、半年の講義を終えた先生から呼び出されました。

私は単位を落とすのかと、ビクビクしながら教授の部屋に行きました。

私のまとめたノートを欲しいと言われて差し上げました。
お礼に文房具をいただきました。

それが唯一、短大時代の自慢です。

短大を卒業する単位は、取りすぎました。

でも、俳句や近代の文学概論や文法について理解が出来ず、それらは「可」をとるのがやっとでした。

だから、夏目さんが大学で文芸部に入り、サークル活動で切磋琢磨していただろうと想像し、これを書くことにしました。


ずっと文筆業に憧れていて、若い頃から、文章の投稿をして、誰もが聞いたことのある雑誌とか、コンビニに置いてあるような本にも、作品を載せてもらいました。

でも、そんなことでチャンスなんか訪れません。


孤高

の意味を調べました。


ひとり他にぬきんでて高いこと。孤立しつつ、自らの志を守ること。また、そのさま。
           (コトバンクより)


俗世間から離れて、ひとり自分の志を守ること。また、そのさま。  (goo辞書より)


私、孤立していたのだろうか。
志を守ることはあったが、俗世間から離れていたつもりはなかった。

誰かと群れるのは嫌いだし、少し感覚がズレていたかもしれない。
でも、そんなに大したもんじゃない。

ピアノはね、全然、弾けません。

もし「弾けるでしょ」って、何かのパーティーにお呼ばれした日には、皆んなの前で恥さらしに遭うテレビドラマの状況になってしまう。

習ってはいたけど、練習が嫌いで上達せず、ピアノ教室の庭に咲いていた苦手な花(書くとバレてしまうから花名は明示しない)と、その近所で飼われていた猫がウロウロしていたから、(しかも、引っ掻かれて流血したから)ピアノを習っていたときのことを思い出すのも辛いだけです。

情け無いだけの人生で、noteではコテンパンに傷ついたし、この先も多分、晴れやかな舞台に立つ日なんか来ない。

惨めで、何も変わらない人生が続いていくだけ。 

書いているときだけ、夢を見ている。


だから、書くことが私の唯一の生きる理由。



フードコートは20時まで。

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