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夕焼け

(大阪人にとっては当たり前なのかもしれないが)夕焼けの海景色を眺めて大阪の夕陽は何て美しいのだとう!と、とても感動した。

古代の人々は、生活していく上で気持ちの良い土地を選んで住み着いたのだろう。魚がよく漁れるとか、砂浜に貝が多いとか、食べられる植物が豊富、猪や鹿などを捕まえやすいとか、、。それらと同じくらい「景色が良い」という事も大事な要素であったのではないかと思う。

大阪の南(堺市辺り)には大きな古代の墓(古墳)が沢山ある。

あの辺りからは東に生駒山、南に加太半島、西に紀淡海峡、淡路島、北に当時は川の中洲や湿地地帯、とてもバラエティに富んだ土地であるし、どの方角も特徴があって面白く、景色も良い。朝は生駒山から太陽が上り登り、夕日は広大な海景色と重なり太陽が沈んでいく。今みたいに景色を遮る建物も無かっただろうし、古代人は現代人よりも自然と密接な暮らしをしていたので、美しい景色をじっくりと眺めながら毎日を生きていたのではないだろうか。

現在の大阪の街はごちゃごちゃと開発されたり埋立てして自然本来の海辺の景色が失われているので、せっかくの美しい地理条件を体感しにくいので残念だ。

人間の生きる幸せとは、大きな家に住んだり豪華な食事を食べたりデカいビルを建てたり万博や大阪都構想で経済的発展を目指すよりも、美しい風景を眺める余裕を持つ事で強く感じられるのではないだろうか。

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