年金を当てにしてはいけない

65歳まで働き続ければ、老後は年金があるから安泰だ!なんとかなる!!

皆さんこんにちは。他人を当てにし続ける生き方がオワコンだと思うchibamaxです。


株式市場では連日暴落相場が続いています。

投資を行っていないほとんどの人には対岸の火事だと思いこんでいる人ばかりです。

しかしながらほとんどの人に関係してくる話で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用している公的年金に21兆円超の損失が出ている可能性があるという事態が起きています。

まだ年度末までわずかな日数が残っているものの、今回の新型肺炎コロナウイルスによる影響で未曽有の損失を出してしまい、2019年の4~12月までの累計収益すべて失い、損失を出していることが見えてきてます。

まだ2019年度1~3月期の第4四半期は終わっていませんので、確定的なことは今年の6月以降を待たざるを得ない状況です。

しかし、とうとう年間トータルで運用原資を減らすという、まさかの事態になろうとしています。

2019年4~12月の第3四半期までの累計は日本株の株高、外国株の株高を背景に比較的好調な運用成績を残してきました。

GPIFの19年12月末の運用資産は169兆9900億円でした。

基本ポートフォリオ(国内債35%、国内株25%、外国債25%、外国株25%)通りに配分し、各資産のベンチマーク(株価指数や債券指数など)騰落率と同率の損失を出していたと仮定すると、現在の運用資産は148兆円程度まで目減りしたと試算できるのです。

損失は内外の株式だけで約15兆円、さらに債券でも約5兆出たとも言われています。

ここまで暴落が起きると、ほとんどの投資家は大損することとなりますが、それは自分の投資金で行っているものであり自己責任であるという言葉で片付けられます。

しかしながら公的年金は国民が支払った年金です。

他人のお金で投資を行うというのは言わばデモ口座で練習取引するようなものです。

さらにこの運用の実態は、日銀と一緒にGPIFもただ買い増すだけの機関投資家にはあるまじき“ド素人投資”のようにも見えます。

失っても人のお金であり、自分の資産が無くなるわけでもないので本気で運用しているのかも怪しいです。

これからの時代は、誰かがなんとかしてくれるという考え方で他人を当てにしていると痛い目を見る可能性があるのですね。