![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/13490078/rectangle_large_type_2_2faae99353ab939f4da25eebcefcd71a.jpeg?width=800)
サルスベリ
今年も近所の庭のサルスベリが満開になった。
漢字で書くと、百日紅。
長い期間、紅の花を付けるのが由来だという。
個人的には、紅というより、
朱色あるいはピンクに近いと思う。
フリルのような縮れた小さい紅の花は、
夏の青空によく映える。
なぜかこの木が昔から気に入っていて、
植栽の工事のとき、自宅の庭にも入れてもらいたいと
伝えたが、実際に入ったのはカラタネオガタマだった。
ヤナギやヤマボウシ、ユキヤナギ、オオデマリ、と
落葉樹主体のわが家の庭で、冬の間、寂しくならないようにと
常緑樹が選ばれたようだ。
代わりに、近所の庭に咲く花を、毎年楽しませてもらっている。
サルスベリといえば、本格的な夏の訪れを告げる花だと思っていて、
実際に俳句の季語でも夏なのだが、
昨年、サルスベリの写真をInstagramにアップしたら、
秋が来たと感じます、というコメントをいただいた。
桜の花の時期にずれがあるように、当たり前だが、
サルスベリの花の時期も地域によって異なるのだと気づかされた。
この秋、また東北を歩く予定だ。
少し日差しが優しくなった青空との対比を
見てみたいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?