【会報誌vol.7企画】CHIBAM@S MUSIC ON THE RADIO vol.2

水曜夜のアイマスラジオ「THE IDOLM@STER MUSIC ON THE RADIO」をモチーフに、会員が各自持ち寄ったアイマス楽曲を語ろうという趣旨の、会報誌vol.7 座談会企画です。会員のアイドルマスターへの想いの数々を、是非お楽しみください!
※編集の都合上、発言や言い回しを修正、補完している部分があります。

Twinkle way - イルミネーションスターズ [櫻木真乃 (CV.関根瞳), 風野灯織 (CV.近藤玲奈), 八宮めぐる (CV.峯田茉優)]

作詞:渡邊亜希子 作曲:鍋谷卓摩(luxis)
編曲:伊藤 賢

マッド:イルミネの新曲「Twinkle way」です。
マッド:イルミネのオタクって大体「トライアングル」が好きだと思うんだけど、
蒸し焼きプリン:好きじゃないことはないよね
マッド:「トライアングル」は3人の関係性を表した曲なのに対して、「Twinkle Way」はそこからさらに進んで、アイドルとしてのイルミネーションスターズの在り方を表している曲で
マッド:顕著なのがサビの「Twinkle way, my twinkle star”s”!!」の部分、よく聴くと「my」なのに「stars」って複数形になってる
TEL:ほんとだ
マッド:これって、自分の中の他人について話していると解釈できると僕は思っています。イルミネーションスターズって、ただ3人が楽しそうにしてってだけのユニットじゃなくて、3人がファンのみんなまで照らしていくっていうのがテーマとしてある。だからファンまで含めて、自分たちのTwinkle Starsだよって。輝きを信じて、みんなを輝かせていくために頑張っていこう、みたいな曲なのが、そこのフレーズだけからでもわかる
なま:「虹になれ」のときと比べても、3人の信頼が明確に強くなっているよね
蒸し焼きプリン:1枚目のCDの曲はイルミネが打ち解けていく段階の曲で感じがする
マッド:2番のサビを是非聴いてほしいんだけど、よく聴くと音数が減っていて、歌詞も実は「Twinkle way, my twinkle stars"…"」になってる。3人の不安を表していているのが歌詞とメロディの両方から表現されていて、そうした起伏があって、「ここからまた私が始まる」って繋がるのが美しい
なま:曲の中に物語があって、ゲームのコミュがそれを補強しているのがキャラソンのいいところ
マッド:イルミネーションスターズで「Twinkle Way」でした。

なま:では次は僕から
???:「終わりは寂しいけど、きっと次があるのです。さぁみんな、まつりのとびきり・わんだほー!な閉会式ステージ、華々しく開演なのですー!」
みんな:???

フェスタ・イルミネーション – 徳川まつり (CV.諏訪彩花)

作詞・作曲・編曲:松井洋平

なま:ミリオンライブ!のアイドル、徳川まつりさんの1曲目のソロ曲、「フェスタ・イルミネーション」です。そう…’’開演’’なんですよね
蒸し焼きプリン:どうしたどうした??
TEL:何か抱えているな?
なま:さっきのセリフはグリマス時代の曲名カードのカードボイスなんですけど、どういう状況だったというと、「トップアイドルアスリート」を決めるスポーツ大会があって、そこにまつりも千鶴とペアを組んでバトミントンで出場したんですけど、その閉会式のライブだったんですよね。それをちょっと覚えててください
なま:で、さっきのセリフの後歌われたのが多分この曲なんですけど、この曲歌詞が何言ってるかわかんないんですよね、日本語なのはわかるくらいで
なま:ずっとわかんないな~って思ってたんですけど、公式?の解説がついこの間、#imaStayHomeのタグで生みの親である松井洋平さんがされていて、
TEL:あったね
なま:そこでは「ラブソングのキラキラ感や楽しさだけを取り出した歌詞と曲」って説明されてました

なま:それとは別に歌詞をいったん英訳して、それを日本語に再翻訳したものを松井さんがあげられていて
マッド:どういうこと??
なま:まつりって言葉遣いの中に固有名詞が多くて、それは何かをたとえているんですけど、たとえば「お城」だったりとか
なま:その「お城」って実際は何かというと「ステージ」で、まつりにとっては自分を表現する場所なんですね。で「イルミネーション」とかもなんで最初はそれがテーマなのか分からなくて、なんとなく煌びやかだからかなあと思っていたんですけど、その再翻訳したものを見ると、「生き方」を「照らす」って表現されていて、そのために「舞台に上がる」って言ってるんですね。それは「とっときたい大切なスマイル」を「もっと見る」ために。ダラダラ喋ってたらもう曲が終わりそう、ごめんなさい、巻き戻していいですか…
蒸し焼きプリン:曲の展開が早いからね
TEL:ある程度喋ってから曲流した方がいいかもね
なま:(巻き戻して)Aメロのここ、「もっと見たいから“そう”しましょ」とか、指示語が多いんですよね
マッド:“そう”ってなに(笑)
なま:まつりが…輝くことなんですけど…。でもそれを「そう」って言えるのがすごくないですか
一同:たしかに
なま:最初の話に戻るんですけど、なんで「フェスタの開演」で始まるか、始まらなければならないのかって言うと、うーん…。
なま:たとえば、ずっとライブが続くっていうのはとても現実味がないじゃないですか
なま:ライブは終わりがあるからこそ、非日常的な体験が強調されるから美しいと思っていて、そのことをまつりも分かっているから、さっきの「終わりは寂しいけど、きっと次がある」みたいな発言だったり、同じイベントのオフショットの「お祭りが終わっても、楽しかった気持ちは残るから寂しくなんてない」みたいな言葉が出てくるし、だから閉会式のステージでも「開演」で始まるのは、一回一回のライブを大切にしようという意味があるのかなって
なま:こういう話を聞いてからだと、徳川まつりっていうアイドルへの見方も変わるのかなと思いました。詳しい話は会報誌の記事を読んでね
蒸し焼きプリン:この話するんだ
TEL:そりゃ終演だなんて言わされたら困りますわ

ときどきシーソー – 中谷育 (CV.原嶋あかり)

作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:原田篤 (Arte Refact)

うのてぃー:自分が選んだ曲は「ときどきシーソー」です。育が担当というわけでもなく、ただ好きな曲だから選んだんですけど、しばらく聴いてみてください。
うのてぃー:この曲は育とプロデューサーの関係を、シーソーというメタファーを用いて表してるんですけど、この曲は育には悪いんですけど、育の曲というよりは、アイドル全体に共通することを歌っているんじゃないかと考えています。
うのてぃー:「大事なんでしょ”じこしゅちょう”って」という歌詞が2番の頭にあって、アイドルって結局は自分で進む道とかを決めると思うんですけど、その過程で必ず何かしら困ることが出てきて
うのてぃー:そんな時、プロデューサーって存在が、どんなアイドルにとっても必要になってくる、そういうことを歌っているんじゃないかと思いました。
なま:中谷育って「子ども扱い」を嫌がるアイドルだからこそ、こういうテーマは趣がある
うのてぃー:ミリシタでこの曲が実装されたときのコミュでは、環と育が一緒に買い物に行く内容で、買い物のミッションは達成できたけど、そのあと帰り道で迷子になっちゃって、そこでプロデューサーが助けてくれる。そうしたストーリーも曲に寄り添っていて
うのてぃー:最初のサビではシーソーを「乗りこなすのが無理なとき”は”」、プロデューサーにいっしょに乗ってねと頼んでいたのに対して、ラスサビでは「乗りこなすのが無理なとき”も”」一緒に乗ろうよ、と変化していて。常にプロデューサーが自分に必要だから、一緒にいてほしいと考え方が変わっている、そうした感情の移り変わりが非常にエモい歌詞になっています。
なま:アイドルの曲というよりは、アイマスの曲なんだね
うのてぃー:もちろん育らしい曲にはなっているんだけど、アイマス全体の、アイドルとプロデューサーの関係に通じると思います。ミリシタのMVのアナザーアピールをぜひ自分の担当アイドルでやってみてください

なま:ミリオン多くなっちゃったな
蒸し焼きプリン:ちょっと前の千葉マスでは考えられない
TEL:デレPの率が高かったからね
マッド:上の上だとミリオンが多くなる

ART NEEDS HEART BEATS (Four Heart Beans Arrange) - Jelly PoP Beans [ロコ(CV.中村温姫), 舞浜歩(CV.戸田めぐみ), 永吉昴(CV.斉藤佑圭), 周防桃子(CV.渡部恵子)]

作詞:松井洋平 作曲・編曲:AstroNoteS

なで:ライブ音源だ
ゆば:これはロコのソロ曲3曲目なんですけど、これをなんと「UNI-ON@IR!!!!」という6thライブで、ユニットで歌ったんですよ
ゆば:これのなにがいいかって説明するには、まずロコっていうキャラクターを知る必要があって、どんなキャラクターかというと、よく芸術家って言われるんですけど、自分のアートを表現するのにとにかく真っ直ぐな子なんですよ。
ゆば:そんな気質だからか学校とかだとよく孤立しがちなんですよね。1曲目の「IMPRESSION→LOCOMOTION!」にも「変わってるんじゃなくって、変わっていきたいのよ」って歌詞があるように、ロコっていうキャラクター自身が、自分自身は変わっていきたいと。他人からちょっとは疎まれようとも、自分自身の筋を通すことを優先するくらい芯が強い子なんですよ、15歳にして。
ゆば:そんな子が1曲目では自分をひたすら表現したいということを言ってるのに、2曲目「IMPRESSION→LOCOMOTION!」ではプロデューサーって存在が、別にいてもいいんじゃないか、ということに気づくんです。3曲目で、サビに「一人じゃきっとキャンノットなんだね」ってあるように、仲間がいなきゃダメなんだなってことに気づくんです。
ゆば:仲間が今までいなかったのに、シアターでアイドルとして仲間に出会うことができて、自分の居場所を見つけることができた。そうしたキャラの成長を感じることができるじゃないですか。そこがめちゃくちゃいい曲ですね。
ゆば:そこで、是非ライブでの早口パートを聞いてほしいんですけど、
ロコ:「クリエーションのモチベーションはインディビジュアルのストリームなんです!ユニオンエアー、たくさんのメモリーがスタックされました!」
ゆば:ここですね!ユニオンエアーで、たくさんの思い出が出来たって言ってるんですよ。今まで一人で、全く思い出がなかったって言ってたキャラが、仲間が必要だったって気づいたうえで、思い出がたくさんできて、しかも終わり際に「まだ別れたくない」とまで言ったんですよ。これってすごい、人間として成長じゃないですか。そういう意味で、すごくエモを感じる、いい曲ですこれは。
みんな:(笑)
蒸し焼きプリン:勢いがすごい
なま:このライブだと、ジェリポの4人で歌ってるから尚更よね
ゆば:そうなんですよ。孤独だったロコが、わざわざユニットのリーダーを務めて、周りの4人をよく見て、仲間になるっていう、その過程を踏むことができたという意味で、ロコにとってJelly PoP Beansというユニットはとても大きな存在になったし、そのユニットでこの曲をカバーするっていうのが、とても大きなイベントだった
うのてぃー:泣いちゃった
ゆば:なのでこの曲と、ロコをぜひよろしくお願いしますというお話でした。
マッド:ライブ音源だからこその話だった

蒸し焼きプリン:僕もね、最近アイマスの曲を語るときにいつもなんか…ASの曲ばっかり話しちゃうからASおじさんみたいな扱いを受けているので、今日はAS以外の曲を流そうと思います…

結晶~Crystal Dust~ - 伊集院北斗 (CV.神原大地)

作詞:白瀬彩 作曲・編曲:神津裕之

TEL:世代がASじゃないか
蒸し焼きプリン:まず伊集院北斗がどういうキャラクターなのかを説明すると、北斗がアイドルになる前、何をしてたか知ってますか?
マッド:961プロアイドルじゃなくて?
蒸し焼きプリン:その前にモデルをやっていたんですけど、そのさらに前があるんですよ
TEL:ピアニストだ
蒸し焼きプリン:そう、もともとピアニスト志望だったのが、腱を痛めてしまって、ピアニストの道を諦めざるを得なくなった。そうしてやさぐれているところを、身長が高いのもあってモデルにスカウトされて、黒井社長の目に留まると
蒸し焼きプリン:そうした経緯で961プロに入ることになるんですけど、この曲、315プロ時代のソロ曲「ROMANTIC SHAKER」もそうなんですけど、ピアノが使われているのが特徴的なんですよね。それでも2曲はかなり表現が違っていて、
なま:ROMANTIC SHAKERはジャジーな感じよね
蒸し焼きプリン:それに対して「結晶~Crystal Dust~」には影があるような、しっとりとしたメロディで、天ヶ瀬冬馬の「BANG×BANG」の真っ直ぐさと比較しても、ジュピターとしてまとまる前の、挫折を経験してすぐの心情を表していて。そこからジュピターとして活動していく中で、移籍とかいろいろなことがあって、「ROMANTIC SHAKER」では影もなくなっていると。…単純にこの曲好きなんですよね
マッド:事あるごとに言ってるよね
蒸し焼きプリン:961プロ時代のジュピターのソロ曲を聴いたこともないって人も多そうだから、今回選んでみました。伊集院北斗は駆け出しと今とでだいぶん印象が違っていて、黒井社長のプロデュース方針がよく表れているのかなって
マッド:影をちゃんと残して売り出してるところがね
TEL:黒ちゃんと美城常務そういうのが大好きだから

合言葉はスタートアップ – レジェンドデイズ

作詞:mft 作曲・編曲:酒井拓也(Arte Refact)

せた:皆さんみたいに考察とかではないんですけど、受験のときにこの曲をずっと聴いてて、それこそこの曲のおかげで受かったと言っても過言じゃないくらいに
なま:そういう曲あるよね
蒸し焼きプリン:僕この曲で○○大学落ちましたよ、
マッド:?
蒸し焼きプリン:ミリシタのイベントがちょうどその時期で、前日もずっとやってたせいで寝不足で…
なま:ミリオンでいちばん最初に聴いた曲って覚えてる?
せた:多分この曲ではなくて、確か「花ざかりWeekend」がすごい好きで、そこからミリシタに入ったような
蒸し焼きプリン:今の1年生のミリシタ世代は「花ざかり」なんだと思う、僕の世代で多いのはなぜか「HOME, SWEET FRIENDSHIP」が初めての人が多くて
マッド:グリマスのCMの影響だ
なま:この曲って、シアター組全体でユニットを組む、LTHっていうCDシリーズの最初の曲なんだけど、AS組でユニットが固められているっていうのが衝撃的で、先輩として引っ張っていくっていう気持ちがシアター組のほうにも伝わってくるし、聴く側にも伝わってくるからとってもいい曲
マッド:1枚目だし
うのてぃー:それの抱き合わせで乙女ストームっていうユニットが出ていて
なま:そっちは逆にシアター組だけなんだよね
うのてぃー:そのコミュでレジェンドデイズが、後輩である乙女ストームにアドバイスをするっていうエピソードがありました
なま:当時グリマスではプラチナスターライブ編っていう、2グループが同じタイミングで協力し合って活動をするって展開があって、その文脈上にJust…
マッド:be myself?
なま:そうだ、忘れちゃだめだ。だったり、「Eternal Harmony」という曲があるんです。…これもう6年前の曲か
マッド:え、怖っ
せた:あんまりAS組とか気にしないで聴いてたから、歌詞聴いたときにライブで歌われている情景が思い浮かぶというか、アイドルの曲だって気持ちになる
蒸し焼きプリン:ミリオンライブの色が強く出ているよね
マッド:アウトロもめっちゃ聞かせてくる
TEL:聴き入ってたところにフリックが降ってくる
蒸し焼きプリン:歌マスの譜面はほんと罠

Sweet Sweet Soul - アリエス [大神環 (CV:稲川英里), 野々原茜 (CV.小笠原早紀), 箱崎星梨花 (CV.麻倉もも)]

作曲:BERABOW, SigN 編曲:Shinnosuke

ゆば:僕が一番最初に聴いたミリの曲これなんですよ
マッド:えー!
ゆば:学校で人狼やってたら、その子がBGMでSweet Sweet Soul流し出して
マッド:沁みすぎでしょ
ゆば:いい曲だなって思って、いったんその曲だけ買ったんですよ。その後ミリシタがリリースされて、それ聴いてるときに、キャラ知ってくじゃないですか。
蒸し焼きプリン:うん
ゆば:それでLTFの曲を聞いてるときに、あの曲じゃんって思って、運命感じちゃって即コンテンツに入って。それがきっかけですね
なま:運命感じちゃったらね…言葉狩りしてごめん
蒸し焼きプリン:SOUL'd OUTのShinnosukeなんだよな
ゆば:Shinnosukeはいいですよ、本当に
なま:ライブ映えがすごいんだよな
うのてぃー:大神環をぜひ見てください…
なま:この曲ハッチポッチでもやっていて
ゆば:そうなんだ、そのときはまだライブに通うほどじゃなかった
なま:メンバーが確か、環、桃子、ひなた、このみさんで
うのてぃー:しかもフリースタイルで、ハッチポッチ用にアレンジされていて
なま:尺も変わってたよね
うのてぃー:韻の踏み方にそれぞれの特長が表れてて、環は速くて、星梨花は雰囲気を大事にして、静かに踏んでいて、茜はバチバチに韻が硬いラップで、でもちゃんとしたラップとして成立してるんですよね。アイマスの曲の中で一番ラップしてると思う
ゆば:振り付けめっちゃ好きなんですよ。DJのポーズとか、三人がくの字に折れるところとか
うのてぃー:この茜のライミングは俺を参考にしたと言っても過言ではない
なま:そうなんだ
ゆば:ここの星梨花は完全にもちょです。韻も踏まずただ願望を言ってるだけの
なま:ミリオンラジオのおまけ放送のやつ。トライアングルハーモニーでもいい
うのてぃー:Shinnosukeがミリオンに曲を書いてくれたって事実だけでも嬉しい
なま:ここまでデレの曲が1曲も出てなくて、さすがに異常事態なんですけど…
マッド:たしかに
TEL:ミリオンラジオになってる
なで:ぴにゃリクエストから選べばいいんじゃないですか
なま:じゃあシャッフル再生しますね(♪Blessingのイントロ)
マッド:好きだけど喋れない…

…次回もお楽しみに!

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