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ミズハラノート 瑞原選手6/16Mリーグファイナル観戦記

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、Mリーグ2019のファイナルの開催も延期に。一時は開催が危ぶまれましたが、6/15(月)~6/23(火)の間に計6日間12試合で無事行われることになりました。

レギュラーシーズン、セミファイナルを勝ち抜いたのは4チーム。

KADOKAWAサクラナイツ
セガサミーフェニックス
渋谷ABEMAS
U-NEXT Pirates

すべて直接対決となる12回戦勝負。
熱い夏が始まろうとしている。

私が応援しているのはU-NEXT Pirates
レギュラーシーズンは最終節赤坂ドリブンズとの死闘を制し、セミファイナルではKONAMI麻雀格闘倶楽部、TEAM雷電をかわし反撃を振り切りました。

6/15(月)に行われた初日は我らが船長・小林剛選手の大トップもあり、一気に2位浮上。キング石橋伸洋選手も3着でまとめ、初日は申し分ないスタート。
続く2日目の6/16(火)、1回戦で登場したのはみんなのヒーロー瑞原明奈選手。あらためて瑞原選手の魅力を書くまでもないでしょう。

さっそく、試合の観戦記というか、感想文を8,300文字でまとめたのでみていただきたい。原稿用紙でいうと21枚弱である。小学生の時の自分に教えたらおそらく卒倒するのではないだろうか。

本記事は自分の勉強用であり、気になったポイントを記していきます。認識違い等多々あるかもしれませんが、ご容赦ください!
※公開直後に早速認識違いの部分を複数ご指摘いただきました。ありがとうございます!6/18朝5時時点で修正や削除を行っております。

<画像引用について>
出典:
AbemaTV様「Mリーグ2019 朝日新聞ファイナルシリーズ2日目

登場シーン。カッコイイ。

おそらく瑞原選手のことなので、どうすればカッコよく映るか研究に研究を重ねていたはずである。このポーズ村上淳選手の要素も入っているな。

「絶対ずんたん意識してるわ」

いつもの落ち着いた表情。起家スタート。

なんでこんなにカッコイイんだろうね。

東1局

4ブロック0メンツ。メンツ手だと4シャンテン。
少々重たいが、赤が1枚あるので基本はメンゼンリーチ狙いで、東が重なれば鳴きも視野に入れる形か。

丁寧な選択を繰り返し、69s待ちで先制リーチ。
メンピンイーペー赤1で12000確定の手。大チャンス!

しかし内川選手が鳴いて追いつき14mテンパイ。

1mツモで300、500のアガリ。内川選手のナイスかわし。相手のチャンス手をつぶすことも麻雀では重要である。

東2局

4ブロック3メンツトイツなしで2シャンテン。
ドラが1枚あってかなりよい!

しかし日向選手が69pの先制リーチ。ドラが1枚あるのでストレートな選択。

瑞原選手も赤を抱えたくっつきのイーシャンテンで応戦するが・・・。

日向選手のツモアガリで1000、2000。いい手が入っているだけに悲しみの瑞原選手。

「まだまだこれからー!」

東3局

3ブロック1メンツで4シャンテン。ドラが1枚あるので基本はリーチを目指していきたい手。

序盤の切り順は個人によって考え方に違いが出る部分で、リーチを強くみる人ほど役牌を先に切る。①相手に重ねられる前に切る、②鳴かれても相手が不安定な形から鳴いている場合が多い、➂相手からリーチが来ない&打点が安くなりやすいという3つのメリットがある。

現代麻雀においてはドラ1~2枚あれば最強手役であるリーチをすることでマンガンが狙いやすくなるため、役牌を先に切る人が多くなってきている。このあたりは対戦相手やフィールド、個人の戦い方によっても変わってくる部分だと思う。

全部役牌から切るという人、1メンツあれば役牌から切るという人、ドラ1あれば役牌から切るという人、このあたりは時代によっても変化していきそうだ。

個人的にはドラ1はけっこう微妙なラインで、場合によっては役牌残しのメリットもあると考えている。小林剛選手はけっこう残す印象。自分も役牌好き。まあリーチより鳴きたいんだよね。

2sを引いて赤5p切り。目いっぱいに手を広げる。2s8s引きでもリーチに行く構えだ。ドラが1枚あるがゆえの選択で、ドラがなければ赤5pをもったままの進行になったかもしれない。

※瑞原選手ご本人談
赤5pは前巡の内川選手の5pにあわせて切るべきだったとのこと。
この時近藤選手が東白の仕掛けを入れており、手替わりすると打ちにくくなるため。

2sを先切りする人もいるかもしれないが、先切りするのは残しておいた時の危険度が高い牌に限ったほうがよい。たとえば誰にも通っていない4~6牌で、誰かがテンパイしそうな中盤とか。別に宣言牌が2sになってマタギの14s待ちになってもメンゼンであれば1点読みはほぼ不可能である。

※瑞原選手ご本人談
14sが薄くて2s先切りはできず、場合によってはシャンポンリーチも考えていたとのこと。
確かに14sは3枚河に放れている。残り枚数によっても判断を変える必要がありそうだ。

近藤選手が役役で700、1300のツモアガリ。この日の近藤選手はやたらと役牌トイツに愛されていた。

東4局

4ブロック1メンツで3シャンテン。
ドラが1枚あるが、選択がいろいろ出てきそうな手。

6ブロック!何切ったらよいの!?

基本的にイーシャンテンの時に余剰牌が出ないように構えるのが受け入れの広い選択となる。6ブロックに構えるとイーシャンテンの時に余剰牌が出る進行となるため、基本的には5ブロックに構えましょうというのがセオリー。

個人的に6ブロックを維持する局面としては、①序盤、②手役の天秤をかけるとき、➂愚形同士の比較で優劣がつかないとき。

9m切りで5ブロックに構える。9m切りは形のロスがない選択。カン4pとカン3sの優劣判断は現状難しく、イッツーを狙うのは時間がかかりそうだ。自分は手役大好きマンなので、9mを残してウジウジしてしまいそう。

6mを持ってきた。何切る?

7s切り。7巡目でそろそろどこかから火の手がアガってもおかしくない状況。ソーズの余剰牌を持っておくことが気持ち悪く、リャンメン固定をしつつ先切りをしたということだろうか。おそらく8mも打牌候補に入っており、危険度の差で7sを選択。

瑞原選手は中盤に差し掛かるタイミングで自身の手牌評価を行い、相対速度を見極めながら、このまま攻めを続けるか、一歩引いて戦うかを決めている印象が強い。

8sを持ってきた。

8sを手出しで空切り。リャンメンターツを河に並べることでスピード感演出する狙いと、69s待ちになったときに9sを打ち取りやすくする選択。

これは黒いアキナ。ブラックアキナ。

日向選手が赤2枚で36mリーチ。

ギリギリまでイーシャンテンで粘っていたが、ここで6sを抜き撤退。

中盤に差し掛かるタイミングで後手を踏みそうと感じたときに、後から粘れるように先切りをする進行は瑞原選手の得意技の1つである。

日向選手がツモり4000オール。強い・・・。

東4局1本場

4ブロック0メンツで4シャンテン。全部愚形で相当しんどい・・・。

日向選手が白を鳴き、あっさりテンパイ。69m待ち。

瑞原選手も良い形のイーシャンテンまでこぎつけるが・・・。

日向選手が内川選手から白ドラ1の2900は3200をアガリ、さらに加点。

東4局2本場

5ブロック1メンツトイツなしで3シャンテン。
赤とドラがあり、好配牌。

絶好調の日向選手が白をアンカンし、リンシャンから4mを持ってきてリーチ!

タンヤオ赤ドラのイーシャンテンまでこぎつけていた瑞原選手。

鳴くことも考えていた3mがずっぽし。いくら親リー相手とはいえこのチャンス手がそうそう入るわけではない。2pを切るか6pを切るか。リーチかダマか?

打2pでカン5p待ちダマとした。カンを入れている親リーとこの愚形で勝負してよいのか、かなり葛藤したと思う。一度打てばラス率が大幅にアップする。本当に怖い。

これは親リーをかわすという意味合いではダマで5200点でも非常に大きいし、打2pと打6pでは危険度がかなり6pのほうが危険ということと、6pを切ったところで筋の3pが出やすい牌ではないこと。一番大きいのは望外の456三色変化があるという点ではないだろうか。

見事な5pツモ!
タンヅモ赤ドラで2000、4000。

リーチをする選択もあったと思うが、かなりギャンブルとなり、外れた場合の下振れがえぐいので、ダマのほうがよいかもしれない。
ダマにすることでさらなる最高形になる可能性があるのも大きい。

「親落としマンガンカッコいいよー!」

南1局

南場に入り、トップが狙える2着目。がんばれー!

3ブロック1メンツで4シャンテン。どう進めるか。
まずは1sを切って、自然にタンヤオ系に進むか、字牌の重なりをみるかツモ次第。

5巡目に近藤選手があっさりカン4sを引きピンフドラ3をリーチ!

「いやいやいや・・・」

お父さん勘弁してくださいよ。と言いたげな表情である。

まったくだ。

早いリーチであまり情報がなく、瑞原選手も悩ましい選択だった。ここは形を崩さず片無筋の5p切り。4mは両無筋で危険度が倍の牌である。

どうせ親はツモられたら子の倍の点棒を支払わなければいけないので、ある程度は前に出たほうがよさそうだ。

ほどなくして近藤選手がツモ。メンピンツモドラ4で3000、6000。

瑞原選手親かぶりつらい・・・。

「つら・・・」

南2局

4ブロック1メンツトイツなしで4シャンテン。
赤が1枚あるがどう変化するか。

7巡目、北を持ってきて選択。イーペーコがみえるが、7pはすでに3枚切られており実現不可である。

さっきも書いたが、瑞原選手は中盤に差し掛かるタイミング(6~8巡目あたり)で、相手との距離感を考えてそのまま手を進めるのか、受け気味に進めるのか考えている印象。

打9p。ここはチートイツを残しつつ、受け気味の選択をとった。

この選択の理由については瑞原選手自身がツイートをしている。自分の手が相対的に遅そうということと、内川選手に対する安全牌がゼロなので北を持ちたいとのことだった。北は2枚切れの牌。

北を持つもう1つのメリットは、次に3m2p3pあたりを引いてきてチートイツイーシャンテンになったときに非常に優秀な待ち牌にできるという点である。残り1枚ではあるが、この捨牌でチートイツが仕上がった場合、地獄待ちの北はほぼ止まらない牌である。瑞原選手は実はチートイツがうまい選手。脳裏にそこまであったのではないだろうか。

8pが内川選手の現物となり、4pをツモってメンツ手に絞る。

5mを引き、雀頭探しの旅。

7pがないので、5689p引きでの雀頭作りを目指すために打2m。

近藤選手が9m6sでリーチ!打点のない愚形シャンポンリーチはめずらしいが、足止めの意味合いと6mを4巡目に切っており、手詰まった人から9mを打ち取れる可能性があると踏んでのリーチか。

瑞原選手赤5sを引き、手牌を再構築。

追いついた!36s待ちでリーチ!

まっすぐ手を組んでいたらこの1mでというのはあるかもしれないが、中盤での相対速度意識が功を奏することもあるので、難しいなと思う。

結果は2人テンパイで流局。

「テンパイ大きいよ!」

南2局1本場

3ブロック1メンツで4シャンテン。赤が2枚あり、真ん中に寄っているチャンス手である。

「頼むー!神様、瑞様、お願いします!」

6m鳴きたいマンという理牌。ここで近藤選手の親を落としつつ3900点アガれたらかなり大きい。

6pを引いて何切る?

柔軟に打1pとした。タンヤオで動いていったほうが進めやすいという判断。タンヤオがつかないのであれば、ペン3pを残す選択もあった。

日向選手が25s待ちで先制リーチ!
日向選手の攻め手が緩まない。

「もうやめてー!」

瑞原選手は西を持ってきて、打3sで受けに回った。

西自体が危険かどうかというよりは、6pが切りにくいので、通っている3sと6sを切りつつ様子見という感じだろうか。後手を踏んだことで日向選手だけではなく、内川選手の追撃に備えた点があるのかもしれない。内川選手から追っかけが入ったときに安全牌がないのは最悪である。

内川選手が中をトイツ落としして、カン8pドラ待ちでリーチ!

軍配は日向選手に上がる。メンピンツモドラ1で1300、2600は1400、2700。
本当に強い…。

南3局

5ブロック0メンツで3シャンテン。すべて愚形。
この日はすんなりいきそうな手をあまりもらえない。

役牌から切り出していき、ここで4トイツ。チートイツの2シャンテン。

西切り。チートイを残しつつ、789の三色も視野に入れた選択か。

4sを持ってきて、少しアンコちゃんもみえる展開に。

「スーアンコ行く?行っちゃう?」

ここは4sをツモ切り。ドラが1枚もみえておらず受け気味の進行に入っている。中盤に差しかかるタイミングで価値の薄い手では無理に広げない。

内川選手が赤赤で5p9m待ちテンパイ!

内川選手のリーチを受けた瑞原選手。

ラス目かつ親番の内川選手に万が一にも打ち込むわけにはいかないので、慎重に打牌選択を行っていく。この局は内川選手の1人テンパイで終局。

「あぶねー!さすミズ!さすアキナ!」

南3局1本場

4ブロック1メンツで3シャンテン。
いまいち心が躍らない配牌が続く。

7巡目、何切る?
ここも中盤に差し掛かるタイミングでの攻守バランスの計算である。

2枚切れのカン2mターツを外していった。安全牌の白を切らずに、4sのくっつきを強くみた手組。

狙い通り4sに赤5sがくっつき、イーシャンテン。
後手から押し返していくときの手順がけっこうキレイ。

しかし一鳴きでテンパイを入れた近藤選手が南ドラ3で2000、4000は2100、4100のアガリをモノにし、トップを追いかける。

「厳しい展開だなあ・・・。オーラスがんばれー!!」

南4局

オーラス、2着と19900点差、4着と11000点差。2着になるためにはバイマンツモが必要で、バイマンをツモるとトップまで届く。一方でラス目とは5200点直撃までOK。内川選手のマンガンツモはセーフという状況。リーチ棒が出ると状況は変化する。

5ブロック0メンツで3シャンテン。
4トイツあるのでチートイツならば2シャンテンである。

よくみるとドラドラある!
「リーヅモチートイオモオモウラウラで逆転トップやん!」

期待はいい意味で裏切られる。

まずは東切り。ここは無理にバイマンを作りにいくというよりは3着死守が第一目標である。よほどバイマンが強くみえる状況であれば別だが、無理した結果ラス落ちは厳しいので、まずは普通に進めつつというところか。

リーチ棒を出すと内川選手の条件がハネツモからマンツモになるのでだいぶ緩和されてしまうというデメリットもあった。

8mをツモり、789の三色やジュンチャンもうっすら視野に入る。

4m切り。手役に絡まない牌を切っていく。

9mをツモり、選択が分かれそうな部分。

ここはジュンチャン、三色、チートイすべて残した赤5p切り。
周囲からみるとすでにタダ事ではない状況が起きている。配牌オリという可能性もなくはないが、それでも4巡目であれば赤5pより先に切る牌がありそうなので、だいぶ危険な香りがしている。

1sを引き、チートイツのイーシャンテン!
リーチをかけるとバイマンがみえるが、そうすると内川選手の追撃が怖い・・・。

なんと9s引き!これはスーアンコか!?!?

7sを切って、スーアンコとチートイツ両天秤。

「瑞原さんが役満アガる気がする!!ワシはチアトラダムスじゃ!!」

トップと1600点差の近藤選手が2フーロで決めに行く。

7m引き!

「きたきたきた!!!!」

(どきどき、どきどき)

やわらかに8m切り。

いややわらかくなかったかもしれない。わかんない。

この8mを近藤選手がチー・・・。

しようとしたところで、日向選手がポン!
近藤選手痛恨。

近藤選手が欲しい8mは残り1枚になってしまった。

日向選手は軽快に25m待ちでテンパイ。
しかしこの時、瑞原選手のただならぬ気配に勘づいていたようである。

ツモスーテンパイ。ドラ3あり出アガリでも12000点。日向選手、近藤選手どちらから出ても逆転2着。ツモれば文句なしの役満トップである。

9pは2枚山、1sも1枚山。この巡目で役満ツモ牌が山に3枚もあるなんてやばない??

「お願い、ツモって・・・」

すぐに近藤選手が1sをツモる。これをそのまま切ってしまうと瑞原選手と入れ替わって3着落ちである。

「うんうん、2着よかよ」

1sが放たれるか、瑞原の執念が実るか。誰もがそう感じた瞬間。
近藤選手は9mを切っていた。

「打たないよねー!(日吉さん実況風)」

2sが4枚見え、3sが4枚見え、1sは近藤選手自身が1枚切っているのみ。
この終盤で2枚目の1sは違和感しかない牌である。タンヤオに向かっている日向選手は1枚も持っていないだろうし、内川選手も4巡目に2sを切っていて、1sを持っている可能性は低そう。

近藤選手のアガリ自体は8mが残り1枚。山に残っているかどうかもわからないカン8mでこの違和感ありありな1sを打つのは見合わないという判断だったのだと思う。

1sが当たるとわかっていてビタ止めしたというよりは、1sが瑞原選手にトイツで入っているか、山に2枚残っているかどちらかと読んだのではないだろうか。瑞原選手にトイツならば、ドラがみえていないこの状況では大惨事になりかねないし、山に2枚あるのであれば自分で1sを重ねて14m待ちテンパイになるということ。最悪の結果にならないように細心の注意を払いつつ、自身のアガリをギリギリまで見た打牌選択だったように思う。

とはいえ、それでもなお1sを打っておかしくない状況だった。

近藤誠一選手恐るべしである。

この結果、瑞原選手の2mをとらえ、日向選手のアガリで決着した。
残り短い山で9pは2枚残っていた。瑞原選手無念である・・・。

「よくがんばった・・・。感動した・・・。でもくやしい・・・・」

アガれずに涙することがあるだろうか。実際に泣いたかどうかはさておき、心では泣いていた。鳴いていたかもしれない。

南4局1本場

気を取り直して1本場。
4ブロック0メンツで4シャンテン。
赤が1枚あり、567の三色もあるが、どこまで狙うか。メンタンピンツモ三色ドラドラであればバイマン成就だが、今度は2着止まりである。現実的には3着死守を狙ったほうがよい局面である。

南を仕掛け、軽快に加点する日向選手。
基本的には受けを重視するタイプにみえるが、ノビノビ打っているときの日向選手は本当に怖い。

南4局2本場

4ブロック1メンツトイツなしで4シャンテン。
ドラが1枚あるが、着アップはかなり厳しそうな配牌。
今度こそ全力で3着死守狙いである。

2sを持ってきて何を切るか。

9sを切った。イッツー大好きマンの自分は9sを残すのだが、瑞原選手が積極的にイッツーを狙っているのをあまり見たことがない。(※イッツーや三色にこだわるのは形上よくないので瑞原選手が正しいです)

それはさておき、ドラの5pは安易に切りたくない牌である。内川選手にポンをされた瞬間にラス率が大幅に増加してしまう。5pを軸に手牌を構成したいところ。

マンツモでトップの近藤選手が一発ツモもしくはツモウラ狙いのリーチ。本当はアンコ含みのこの手で偶発役に期待したくなかったのではと思うが、巡目的に猶予がないという判断。

内川選手がメンタンピン、高目のドラならば8000点のテンパイ。逆転手でリーチ!

「やめてーーーーー」

2軒リーチに挟まれた日向選手。36mでテンパイを入れているが、共通安全牌がない・・・。5p6pのダブルワンチャンスを頼って4pはプッシュ!

流局。日向選手はそっと手牌を閉じた。

瑞原選手、3着死守!!!

「厳しい展開だったけど、よくがんばったよ…」

日向選手、力強い戦いでした。本当におめでとうございます!
近藤選手も本当にすごかった。内川選手は厳しい展開だった・・・。

おわりに

瑞原選手のファイナルステージ初戦は3着という結果に終わりました。そこそこ戦えそうな手をもらっても、他に速い人がいたり、高い人がいたり、全体的には厳しい展開だったように思います。ジリジリ点棒が削られていく中、丁寧な打ち回しで凌いだ3着だったのではないでしょうか。

中盤に差し掛かるときの手組で、攻撃にいくのか守備に行くのか、人によって選択が異なる部分があり、サポーターや麻雀ファンの中でも意見が分かれることもありますが、瑞原選手が良いと思ったバランスで戦い抜いていっていただきたいです!

だって瑞原さんのファンだもん。よくない部分があれば頼りになるチームメイトが教えてくれるだろうし、自分はファンとしてその瞬間瞬間を他のサポーターやファンとともに一喜一憂したい。
そして後から振り返って、自分と選択が違う部分は、何が違うのか、どういう理由があったのか自分の頭で考える。それがこのnoteの目的なのです。

瑞原選手のトップみたいなあ。できればファイナルの間で。

次からは全部1000文字くらいのnoteにする・・・。つかれた・・・。

おしまい

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