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HQ麻雀オンライン生実況・解説with松嶋桃プロ レポート

2020/9/29(火) いつもお世話になっているHQ麻雀さんで「オンライン生実況・解説with松嶋桃プロ」があったので、参加してきました!

HQ麻雀のレポートを書くのも今回で4回目です。毎回このnoteをご覧いただいている方にはもうおなじみとなっていると思いますが、HQ麻雀の簡単な説明を入れておきます。

HQ麻雀とは

ITサービスを事業の中核とする株式会社 PPP's(スリーピース)が2019年9月からスタートさせた事業の1つです。代表取締役社長・石山大介氏(@sake_first)がかねてから親交のあった、最高位戦日本プロ麻雀協会のA1リーガーである醍醐大プロ(@kiyoharahiroshi)に声をかけたところからスタートしたとのこと。

醍醐プロと同じく最高位戦日本プロ麻雀協会のA2リーガーであり、各種放送対局での実況・解説や、"ひなたんの麻雀するしない"のブルーとしておなじみの河野直也プロ(@corn708)もパートナーとして加わり、様々なレッスン、イベントなどが行われています。

HQ麻雀公式Twitter@HQMJ2020)のプロフィールには”最高位戦Aリーガー醍醐大が主宰する『参加者にとって上質なレッスンを』コンセプトに”HighQuality"な麻雀レッスン・イベントを提供”とあります。HQは"ハイクオリティ"の略です。ここ重要。

松嶋桃プロについて

桃さんと初めてお会いしたのはけっこう最近で昨年2019年11月に行われたHQ麻雀の雀王決定戦振り返りトークイベントです。その後、今年2020年3月にオクタゴンで同卓したときに、顔を覚えていてくださって、すごくよい印象を持ってました。
その直後くらいに新型コロナウイルス感染症対策で在宅勤務となり、多少時間があったので、桃さんのポコチャにお邪魔して、時間があった5月末まではほぼ毎日配信にお邪魔していたと思います。可能な限りコメントを拾いながらリスナーと交流を図ろうとしているのが本当にすごいです!

醍醐大プロについて

醍醐さんにレッスンで教えていただくのはこれで7回目になります。醍醐さんは魑魅魍魎?が集う最高位戦A1リーグでほとんどの年でプラスし、昨年はトップ。今年もトップをひた走る怪物です。なぜそんなに強いのか?

ほんの少しだけわかってきた気がします。

リスクとリターンのバランスを都度正確に判断し、決して間違えないのです。一見独創的にみえる手順もすべて理に基づいており、説明を聞くと納得することができます。醍醐さんにとってはすべて普通のことなのです。しかもそれをシステム化しているわけではなくしっかり毎回考えたうえで正着を導き出している印象があります。

手組や攻めのレベルが高いのはもちろんですが、読みの深さと押し引き精度の高さ。このあたりが醍醐さんの強さを紐解くヒントのような気がします。普通の人が真似しようとすると、キャパオーバー必至!

でも醍醐さんは普通の人に合わせて「僕はこっちを切るんですけど、普通はこっちを切ったほうがいいでしょうね」という説明の仕方をしてくださいます。それでも普通じゃないことを言い始めたときは、直也さんが普通の思考を解説してくださるのでHQ麻雀レッスンはとてもバランスがよいです!

河野直也プロの詳細の紹介は次回。

天鳳オンライン生実況・解説について

オンライン生実況・解説の流れ、ターゲット、メリット・デメリットについては下記記事に記載したのでご興味があればご覧ください!

自戦記、実況・解説、感想戦

A卓は実況:桃さん、解説:河野直也さん
B卓は実況:桃さん、解説:醍醐さん

自分はB卓でした。桃さん&醍醐さんの実況・解説の組み合わせって今までなかったらしい。おそらく史上初!貴重!

備忘録的に自戦記と実況・解説、感想戦でお話しいただいたことを織り交ぜて紹介していきたいと思います。

①自戦記
②後日送付された実況・解説 ※<実況&解説>と記載
➂当日行われた感想戦 ※<感想戦>と記載

このゲームは濃厚15局、天鳳でみんな割とサクサク打ってたのに1時間超えという白熱した戦いとなりました。他のお三方が本当にお上手で、ギリギリまで放銃しないし、局面が長引く展開が多くて面白かったです。

Mリーグルール。自分は盛り上がる実況・解説ポイントを作ることを意識しつつ、最終的にはなにがなんでもトップをとるつもりで臨みました。配信効率!

対局スタート

<実況>
桃:HQ麻雀B卓の開始です。起家〇〇さん、南家ちあさん、西家〇〇さん、北家〇〇さんの座り順。東の1局ドラは1ピン。親は〇〇さんです。

実況・解説自体は打っているときは聞けないので、後日のお楽しみとなりますが、Mリーグと同じテンションでの実況本当にうれしいですね。醍醐さんの解説も最高位戦の放送対局を観ているような感覚でうれしいです。醍醐さんのワードセンス最高。

東2局1本場

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親番でできればチートイツにはしたくなかったけど、5巡目でタンヤオチートイツのイーシャンテン。ここで打6m。危険度的に中盤(7巡目以降)で何枚も456の牌を打ち出したくないので、重なりがうれしい赤5mを残して6m切り。

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6pが重なり、ツモスーまでみえてくる。北ツモで悩んだが、チートイの待ち牌としては優秀な北も、上家のピンズ含みの仕掛けが気になり、生牌の北を先切り。最近中盤の生牌字牌は危険度けっこう高いと思ってる。

<実況&解説>
(少し時間をかけて、北を切った後)
醍:うーん、北生牌。
桃:ちょっと悩んで切りました。
醍:ですね。2人ホンイツっぽい人がいるんで字がアテにならないんでしょうね。

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8mが重なり、3m8m8p2sの選択。ここまできたら伝説効率でツモスーをアガリたい!

何を選ぶか難しかったけど、下家のマンズ仕掛けが気になり、持たれている可能性が高そうで、急所になりそうな3mから落とす。テンパイではなさそうなので、鳴かれたらその時対応しようかと。5mポンが入り、パッと見の場況は3mよさそうだけども一色仕掛けの人がいるとよくわかんない。。悩ましかった。上家がピンズ含み、対面ソウズバラ切りで2sは山にありそう。8pは場況悪いけど、6pを3枚自分でブロックしているので、他家は使いづらそう。6mポンも入っているので、3mより8mのほうが下家を含めた他家が使いづらいかなと思って3m切り。

正解わかんない。

<実況&解説>
醍:8mをそのまま切るか?
(3m切り)
桃:3mにした。
醍:あっ3mにした。6mもポン入っているのか。これ何か面白いですね。選びにくい。

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伝説を目指して、1枚目の8p、8mを気合いのスルー。伝説だけを見据えてたけど、2枚目の8pはさすがに鳴いた…。最後までポン入りすぎてカオスになった。普通に打つ時は1枚目の8pから鳴く。一瞬で鳴く。

途中33赤58mで先に赤5m打って、4m受けを消し、8m残したのはさすがにやりすぎだったと思う。伝説一直線だった。笑 感想戦で直也さんにご指摘いただいた。

東3局

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4巡目に親リーチを受けたが、すでに中アンコでドラ3持っていたことから、2s3m7sとプッシュし、打5pでカン8pテンパイ。5pとか当たりそう!って思いながら切ってた。親リー相手にやりすぎかな?カン8mが残ったとしてもアガれそうって思ってて、情熱プッシュ。

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4s持ってきてオリたんだけど、これは6sのノーチャンス見落とし。これはやらかした。マンガンあるしだいたい押すつもりで致命的なやつだけオリる気だった。ずっとこれ押していいかダメかって毎巡考えていてキャパオーバーしたんだけど、こういうミスをするくらいならリーチしちゃったほうがよかったかもしれない。

ダマにした大きな理由って、ワンチャン8m拾えないかっていうのもあるんだけど、ド終盤にきつい牌持ってきたらオリるためで、この4sがきつい牌だと思ったんだけど、とんでもない勘違いだった。。6sを先切りしているので、カンチャンで当たるとしたら356s赤5mから6sを先切るというなかなかのトリッカーだし、シャンポンも446s赤5mから6s先切るのか?なさそう。4sはほぼ安全。場が見えてなかったなあ。。ショックだ。

解説で醍醐さんに切り間違いの可能性をフォローしていただいたが、見落としでした。。感想戦で直也さんに見落としたかもしれないとご指摘いただいた!そこで気づいた!涙 天鳳の時間制限で余裕なかったのはあるけど、それでも見落としちゃいけないやつ。

東3局1本場

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赤5pを持ってきて、ドラのない手なので、少し悩んだけどリリース。マンズの場況がかなりよくみえてたし、5p残しでスムーズにテンパれそうなイメージがなかった。でも世界で一番嫌いな亜リャンメン7899。めちゃめちゃ9p切りたかった。笑

<実況&解説>
(赤5pをツモり)
醍:これは難しい。
(赤5p切り)
醍:まあ切っちゃうのが普通ですけど。うーん。

感想戦で聞きそびれたんだけど、ドラがないので赤5pをいったん手にとどめてという普通じゃない選択があったのかもしれない。

<感想戦>
直:ちあさんの場況を読んだ、赤5p切りはよかったですね。4mちゃんと引いたし。
醍:そうそう。これなにげにけっこう難しいんですけどね。
直:これ、けっこうむずい。けっこうむずい。9p切りも全然あるし。
醍:むずいっすよ。ホントに。

マンズがよさそうにみえるけど安いし、枚数が多いわけではない。形を維持する赤5m切りを選んだけど、打点がないから赤5p残しもありの場面だったかなあ。

東4局

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3巡目だけど、1sと北が1枚ずつ切れのリーチ。1sはともかく北は誰も止まらないだろうなって感覚。直前に1sが放たれて嫌な感じはしたんだけど、ここから1sか北を崩してアガリに向かうのってけっこうだるいなと。1s、北のシャンポンリーチを打ちたくてペン7mを外したというのもあるし。片割れが枯れてたらさすがに作り直すけど。

<実況&解説>
(リーチ)
桃:1sと北のシャンポン待ちです。
醍:両方とも1枚ずつ飛んでいるんで、結構勇気がいりますけど。
(6巡目、北で出アガリ)
醍:あーいうリーチって1sと北どっちかが浅いと勝負になるんですけど、うまくギャンブルに勝った感じですね。

リーチ微妙だったかな。。

南1局

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先制リーチを受けるも4巡目7pの外側の8p9pをプッシュし、テンパイにこぎつける。9sが3枚切れで即リーする自信はなかったし、8sをちょろっと押して、ワンチャン9sや、めちゃめちゃ困った人が中筋の6s切ってくれないかなという感覚。親リーに対してド無筋の8sを打った時点で警戒されるとは思うけど、ここまでかなり押す選択をとってきたので、親リーと比べたら警戒は薄くなりそう。

<実況&解説>
(69sダマテン後)
桃:ちあさんダマテンいれました。69s待ち。リーチの現物狙っていきます。
醍:9s3枚飛んでて6sが生牌なので、ちょっと自信がないんでしょうね。待ちに。実際山に薄いので、拾いにいくという感覚は正しく見えますね。

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さすがに危険度激高の6pプッシュするとモロバレになるので、リーチ。危険度の高い6p切ってダマはリスクに比べてリターンが少ないと判断して、ツモ切りで追っかけた。

<実況&解説>
(6p切りリーチ)
桃:ここでリーチいきました!
醍:あーなるほど。6p切るくらいならという感じですね。6p確かに相当危ないんでね。
桃:なるほど。ダマテンで出やすいというメリットがなくなっちゃうということなんですね。
醍:そうですね。6pを切ってダマでそのままっていうのはあんまりよくないんですよね。バランス的に。
桃:じゃあこのリーチは。
醍:はい、正解だと思います。なんならオリてもいいくらいですね。

<感想戦>
直:このちあさんの8sは押すけど、ヤミテンというのは冷静でよかったですね。非常に。
醍:この69sは確かにちょっとなんか、リーチしたいという感じにはならないなー。
ち:9s3切れだとちょっと厳しいかなとこの瞬間は思っていたんですよね。
直:かなり厳しいっすねー。
醍:そう、かなりいいバランスだと思いますね。
直:この次がよかったすね。
(打6pでツモ切りリーチ)
直:6pはやめるか、いってリーチするか2択なんで。6p切りヤミテンというはマジで意味わからないんで。
ち:ここは6p押すんならリーチだなと思って。
直:そもそもマンガンあるんで、これは6p押す価値あるなって行きつくと思うんで。これはかなりいいと思います。ものすごく現張りっぽいけど。
醍:ちなみに期待値上はどっちかというと損寄りなんですけど。この6p打ってリーチって。
桃:ダマのほう?
醍:僕はオリますけど。
直:そうそう。オリのほうがよいですね。ヤミなら。
醍:ただ点棒状況込みだとリーチのほうがいいですね。いろいろ考えると6p切りリーチが一番いいと思います。結果。

おそらくトップ以外意味のない状況なら勝負がけでリーチがよくて、平均着順を意識するのであれば6p持ってきたところでオリがバランスよさそう。

南1局1本場

<解説>
(2巡目、バラバラの5シャンテンで)
醍:ちあさんが今度はお休みの番かな。

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苦しい形だけど白ポンから発進!狙うは伝説じゃー!

<実況&解説>
桃:あ、お休みしませんよ、ちあさん。白仕掛けました!
醍:これ、がんばりましたね。多分けっこう厳しいと本人思っていると思いますけど、赤5p持っているんで。

(次巡、中を重ね)
醍:これ、やばいっすね。中トイツって、發が生牌で誰も持っていないので、發けっこう引きますね。
桃:えっ、お休みかもしれなかったちあさんがまさかの?

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なんと4巡目に親リーが・・・。一番安全なのは中だと思うけど、伝説はまだまだあきらめたくない。苦しいけど打1sで粘ってみる。

<実況&解説>
(リーチを受けて)
醍:この巡目でリーチを打てたら、多分ちあさんはそんなにのびのびと打てないと思うんですけどどうですかね。
(5sツモ打1s)
醍:多分これも中とかになっちゃうんじゃないかな。あっ、1s。逆らってますね。

<感想戦>
桃:ちあさんががんばったやつだ。
醍:がんばりましたね。これは。
直:これ醍醐さんが解説で、白ちょっと鳴いたのはがんばりましたねみたいなこと言ってましたけど、大三元しかみえないのに鳴かない手はないのにね。
醍:これ大三元にみえるの?笑

白鳴いたときは大三元というよりは、大三元もいちおう視野にいれながら、本命は白鳴いて供託とりにいく意識のほうが強かったです。笑 ただ打点上昇の種は削らないように速度MAXには受けませんでした。

(中を重ねたあとリーチを受けて、1s切り)
醍:1sか。
直:そりゃ大三元みてるんだから、1sでしょこれは。
醍:(笑)一発目ってのが気になるけど、これが当たりだったらどのみち助からなそうなんで。
ち:ギリギリでしたねこれは。
醍:まあポンって言った瞬間にギリギリですだいたいこれは。笑

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1mチー、3sチーでテンパイ!がんばった!でもこれはやりすぎかな。

<実況&解説>
(1mチー打發)
桃:おー仕掛けていく、發切る。
醍:おー、がんばる。
桃:ちあさんがんばってる。

(3sチーでテンパイ後)
桃:そしてちあさんめちゃめちゃがんばってる。中と5pのシャンポン待ち。
醍:これはもうドラあるし、ここは勝負だってことですね。すぐ鳴けたらこうしてよかったなあと思いますよね

このテンパイにたどりつけたのはよかったけど、そこまでのリスクとリターンが微妙だったかもしれない。ちなみにラス回避が必要な天鳳段位戦ではこんな荒らぶらない。笑

南1局3本場

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メンゼンで何とかしたいなーと思っていたけど、供託があったことと、上家の親を流す価値がそこそこ高い局面。鳴いても3900ある。渋々でイッツー確定の6sチー。47m?58m?

47mに受けたけど、これは明らかに58mのほうがよかった。自分も何も考えていなければ端寄りの58mを選んだと思うし、しっかり考えても①見た目枚数、②打点(赤5m1枚ある)、➂打ち出す牌の危険度(対下家仕掛け)の面で58mが優秀だったと思う。目に入ったのが下家の前巡4m切りである。出アガリ率なら47mのほうが高いんじゃない?って頭をよぎってしまった。しかし明確に見た目2枚差、打点差、危険度に差があるのでどの要素をとってもこれは58mが正着だ。

これは明確に悪手だったと思う。天鳳は時間制限があるので、一瞬よぎったものを否定して考え直す時間がない。6s鳴いたときにどっちに受けるかを事前に考えておくべきだったと思う。

<実況&解説>
(47mに受けて)
桃:あえて47mのほうにしたか。
醍:これは何だろう?

<感想戦>
ち:58mが普通だと思ったんですけど、両脇が47mいらなそうだったのでそっちに受けたという感じです。
醍:58mって当たるかもしれないですけどね。下手したら。

鳴かれることも含めて下家の仕掛けへの意識が低すぎた。1副露ナメがち。

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いちおう自分の狙い通りに下家さんが4mつかんだんだけど、4m止まるんかーい!

下家さんはリアルの実践レッスンでも2回同卓させていただいていて、雀力がかなり高い方だなと思っていて、すごいと思っている方。

<実況&解説>
(テンパイをしている下家さんが4mをつかんで)
醍:あー、4mきたー。これは止まらないですね。どうやったって。
桃:テンパイ維持なら4m。

(4mを止めて、2m切り)
桃:えっ、止まるの?
醍:えっ、止まるのこれ。なんで?これすごいですね。
桃:これ聞きたいですね。
醍:最終手出しが8mなんですけど、チー出しの8mなんで、これ当たらないんですけどね。こういう形(ノベタン)は当たるんですけど、まあ58mにしそうだし。他は当たらないと思うんですけど。止めましたね。
桃:放銃回避だ。ビタ止めですよね。これ。すごい。
醍:完全に何か舞い降りたんじゃないですかね。

下家さんは鳴き読みも出来る方なので、醍醐さんは鳴き読みで4mを通せるのではないかというお話しをされていた。対局者のレベルに応じた解説。

リャンメンチー出し非フォロー数牌はかなりヒントが出る。場にほぼ安全な9sを切った後に、リャンメンチーして打8m。これはほぼ関連牌として認定。

①単純形
47mに当たるなら568m9sから9sを残して8mを切りそう。238m9sも同様である。カンチャン358m9sも同様。シャンポンであれば、前巡の4mにポンをかけていそう。単純形で4mが当たるケースは少なそうだ。

②複合形(例外)
・56888/23888 ヘッドレスからの雀頭固定
・45678/56778 ノベタンや亜リャンメン ※今回の形 いずれも5678を残しそう
・35668/566788 複合形 566788は直前の8mをポンしていないのが違和感。
・567778XX/356788XX 変則三面 567778XXは47Xの変則三面になるけど、Xが優秀ならそちらに待ち取りをするか?タンヤオなら69mに取らないはありそう。

こんなところかなあ・・・。難しい。でもそれも相手がしっかり打っていることが大前提となるので、自分のようにたまにトリッキーな打ち方をすることがある相手だと信用度下がる・・・。

<感想戦>
醍:よっぽどひねった待ちじゃないと当たらなそうですけどね。

はい、ひねりすぎました。。

南3局

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親が落ちて残り2局で何とかしなければいけない。自分はトップしかみていない。最低でもここはマンガンを作りたいところ。2巡目にイーシャンテンとらずのカン5p外し、3巡目に放たれた南をスルーした。

9pをアンカンし、中を引いたところで打4s。これは打点を見据えた一打で中の重なりまでみている。

<実況&解説>
(9pアンカン、中を引いて、4s切り)
醍:もうイーシャンテン外しましたね!
桃:もうこれトップをみてということですよね。
醍:最低マンガンが欲しいんでしょうね。
桃:残り2局でトップまでいくにはマンガンクラス必要となるでしょうか。

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南をポンし、ドラの北単騎テンパイ!アガればマンガンだ。

<実況&解説>
醍:あっ、ドラ単騎。
桃:ちあさんテンパイだ。マンガンに仕上げましたよ!マンガンクラスに。
醍:これはすごい。無理やりマンガン作った感じのマンガンですね。

桃:そして北がいるんですよね。そして。3枚いる。
醍:いますね。
桃:全山。
醍:じゃあ3対3なんですね。これ。

醍:このマンガンの作り方はすごいですね。
桃:執念を感じましたね。打点への。

MリーグPVだったらめっちゃ盛り上がる局面だったな・・・。残り牌19枚で3枚眠ったまま、上家さんのツモアガリで決着した・・・。

<感想戦>
醍:この局、ちあさんがすさまじいマンガン張るやつ。
桃:これ執念感じましたね。打点への。すごかった。
ち:めっちゃ狙いました。
醍:4p切って、2s切ってってすごいですよね。

醍:これはすごかったなあしかし。このマンガンのテンパイはけっこうすごいっすね。
桃:全然高くならなさそうだったのに。

昔打点ばっかり狙っていた時期があって、散々試したのが活きた。

南4局1本場

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トップまで倍満ツモ条件。自分はできる自分はできる。この手は「リーヅモタンヤオチートイオモオモウラウラ」や「リーヅモタンヤオチートイ赤赤オモオモ」で倍満だ。3sを先に引いて中途半端な選択をしないように1s打ち。

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6mを引き入れた後、4mはツモ切り。3467牌は1枚切れていたらいらない。

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思惑通りドラの4sを引きイーシャンテン!倍満ツモが現実味を帯びてきた!

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きたきたきた!リーチ!

2p5pともに一発なら条件クリア、一発以外だと2pはツモっても裏条件、赤5pなら無条件クリア、黒5pだと裏条件となる。自分から赤5pがみえていないため、赤5pを念じて曲げた。

<実況&解説>
(ドラ4sをツモりテンパイ)
醍:おードラ引いたー!これは5pか2p
(打2p切り5p待ちリーチ!)
桃:リーチいった!5p単騎だ!
醍:これは赤があるんで、5p単騎にしましたね。
桃:山に1枚。
醍:これ倍満ありますよ。
桃:あれっ、倍満だと、、?逆転?
醍:倍満だと変わりますよね。700点変わるのかな。

醍:5pっているなあ、、。
桃:5pあるかも。
醍:1枚いますね。

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<実況&解説>
醍:あー2pだったー、、。これ一発だったらあれだったんですけど、二発目だったんでね。裏が乗ったらトップでしたね。2p単騎にして。
桃:赤5pツモだったらということを考えてですもんね。
醍:ちあさん絶対考えているはずなので。まあこっちが自然なんですけどね。両方1枚ずつだったし。

醍:なんか2pのほうをツモってくると、5p引けない気がしますよね。人間って。
桃:失敗したかって気持ちにちょっとなっちゃいそう。こっちだったの?って。

醍醐さんの「人として」とか「人間として」とか人間をテーマにした言い回し好きです。笑 醍醐さんは人間味溢れる方ですが、麻雀自体は人間っぽくないです。笑

<感想戦>
(5p待ちリーチを打ち2pをツモったことに対して)
醍:5p赤かったら無条件になるからこれはしょうがないですね。
直:これは無理です。
醍:しょうがないっていうか、こうしないとダメまでありますからね。この場況だと2p切ってリーチしなきゃダメくらいな感じ。
直:ダメだね。
醍:これはしょうがないというか正着が打ててる。
直:ちあさんも最後まで伝説効率を追ったということで。

ちなみに裏は乗っていませんでした。笑

濃厚な感想戦

生実況・解説がウリとなっているこのコンテンツですが、感想戦がめちゃめちゃ濃厚です。醍醐さん、直也さん、ゲストプロ(今回は桃さん)の3人が揃い、1局1局みていきながら、気になった部分を指摘していただいたり、話し合います。その選択をした打ち手ではない人が話しても大丈夫です。

このレッスンでは、対局自体が長くなったこともありますが、A卓、B卓の感想戦が終わるころには時計は23:47を指していました。これはかなり長くなったほうですが、23:00までのHQレッスンが23:00で終わったのは自分が参加している回ではないですね。だいたい十分単位で延びます。笑 それだけの熱量をもって指導にあたってくださいます。

もちろんリアルレッスンであれば終電の時間を気にしてくださいますし、オンラインレッスンであっても決して抜けにくい雰囲気があるわけではありませんので、延びるのが厳しいという方でも安心です。

おわりに

オンライン生実況・解説参加は2回目でしたが、今回もとても楽しめました!9月前半に渋川さんに解説していただき、今回桃さんに実況していただいたので、この前のMリーグを先取りした感覚になりました。笑

本来醍醐さんと直也さん単独で成立する濃厚なレッスンが、2人同時に受けられて、場合によってはゲストプロを加えて3人同時に受けられるのってHQ麻雀ならではの豪華さです。

10月は醍醐さん直也さんによる個別レッスンのスケジュールがかなり多く設定されているので、ご興味があればぜひ!4人でやるオンラインレッスンとかはどこかで友達とかと受けられたらいいなー。

生実況・解説コンテンツの感想戦ですら、ものすごく濃厚なのに、個別レッスンで教えていただくとなるとどれほど濃厚になるのか想像もつきません!

おわり

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