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山下達郎を責めてどうする

とんでもないことだ。
作品を依頼されて作っている人が、依頼主の犯罪行為のとばっちりを受けている。それも、全く当事者ではない者たちからの好奇の目にさらされて。

ファンなら、達郎さんが江戸っ子気質で跳ねっ返りの強い性格だということは知っているだろう。
だから、今回の発言にはなんとも思わない。
10年以上サンソンを聴いてきて、彼の手がけたアイドル歌手向け作品およびそのセルフカバーの質の高さを知るに、本当に職人気質だということがわかっている。
依頼された側のことをどうのこうの言うことが、かえって問題を本質から捻じ曲げてしまう。
70代を目の前にして、自分の音楽活動に直接関係ないことをメディアで取り上げられることそのものを、達郎さんは最も嫌がっている。

身の毛がよだつ性被害の加害者をメディアが守ってきたのは間違いないこと。
それを一作家に濡れ衣を着させてネットニュースで炎上させている。
果たして誰が一番得をするのか?
加害者に最も近しい人たち=現存する会社の上層部ではないのか?

一作家という末節にフォーカスを当てて、木の幹から目を逸らす。
そうしたやり方にまた騙されていくのか?

山下達郎を責めてどうする

・・・なるほど、わかったぞ?
そうやって一時的に人気を落として、ツアーのチケットを取りやすくするためだな?

シャレですよ、シャレ。(サンソン長年聴いている人ならわかるフレーズ)

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