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私の人生観を根底から変えた一大事件①

まあまあ衝撃的な内容なんだけど、うまく言えないけど、私の今までの人生観がもろとも崩れた出来事。

いい意味で。

そこから、本当に生き方も考え方も変わった出来事。

私の使命を認識した出来事。

話す人話す人「そんな話ある??」って言われると共に「あなた本当に引きが強いね。」と言われるエピソード。

結構衝撃的な話なので、途中で気分を害する方がいたら、その時点で読むのやめてくださいね。

ただ、色々考えさせられるエピソードでもあるので、共有させていただきます。

長いのでわけてお話しますね。

今日のお話は序盤です。


ちょうど日本で新型コロナウィルス感染症の初めての緊急事態宣言が出る1週間ほど前。

2020年3月末

その日はお仕事はお休みで、ただ、世間はちょうど新型コロナウイルス感染症の第一波で、まだ何もよくわかっていないけど、感染者が急増していた頃。

ちなみに、その日は私の40歳の誕生日を迎えた日の3日後だった。

40歳ってなんか2回目の成人式みたいな感覚で、漠然と人生の方向性を考えていた。

世間はとにかくよくわからない新型ウイルスで混乱していた。

ただ、その時はあれから何年も影響を受けるなんて事も認識できていなかった。

漠然とした不安と恐怖で世間が混沌としていたが、逆に未知過ぎて、実感は湧かないが、テレビのニュースを見ながら、「これはきっと教科書で見てきたような出来事なんだろうな」とよくわからない感情だった。

安倍総理が初めての緊急宣言をいつ出すかみたいな時。

当時看護師はしてなかったものの、長年医療者として生きてきた身としては「感染症」となれば、お休みだけどお家で大人しくしとこうと思っていたのに、その日、何故か胸がざわざわし、「〇〇(私の住んでる市の繁華街)に出なきゃ」とインスピレーションが来た。

第六感が強い私は、普段から直感で動くタイプだが、もちろんその状況では理性が働く。

「今日は大人しくしとこう」という思考とは裏腹に、化粧をしだしていた。

そして、そのまま思考とは裏腹に電車に乗っていた。

もうここまでの衝動的な行動に自分も追いついてなかったけど、繁華街に出てきたものの目的がない。

とりあえず、知り合いの飲食店の方に歩いてみた。

そこで道すがらに2人に同時に声をかけられた。

2人共、バーで働く知り合いだったが、そのうちの1人に「久々に店に来てよ」と言われた。

もう1人になんか申し訳なかったが、言われるがまま「いいよ」とその子の店に向かった。

なんせ、その後どこに行っていいか分からなかったから。

店に入ると、昔から知っている常連さんが2人ともう1人初見の女性が座っていた。

ちょうどカウンター席の左端に常連さん2人、右端に見たことのない女性が座っていたので、その間に座った。

右隣に見たことのない女性。

常連さんとは挨拶を交わし、もう1人の女性には軽く会釈をし隣りに座った。

私を連れてきた子も、その女性のことは知らない様子。

この世間の状況で一見さんってなんだか不思議な感覚だった。

なんか不思議な感覚がずーっとありながらも、バーという場なので初見でも自然な流れで話すことも多いが、その時は大人しそうな知らない女性だったので、失礼にならないようにあまり見ないようにしていた。

でも、後から考えると話しかける空気感でないことを察知していたのだろう。

ただ、カウンター越しに私が店員と話している会話をその女性はジーッと聞いているのは感じ取れた。

その女性はオレンジジュースを飲んでいる。

なんだか違和感を覚えたが、まあ、深くは考えなかった。

すると、しばらくして女性が席を立ちトイレに行く。

そこから、常連さん2人と店員3人と私で自然な流れで会話をしだした。

なぜか「おばけ」の話になり、盛り上がっていた。

でも、ふと、隣の女性がトイレから出てこないと気になり、オレンジジュースを飲んでいたのを思い出し、もう既にこの前に何処かで飲んできて酔っ払っていたのかなーなどと考えていた。

10分ほど経過し、気になり、店員に聞いてみる。

「トイレの中で(お酒で)潰れたりしてないよね」と私。

「え、さっき来たばっかで初めて会う人やしわからん」と答えが帰ってきた。

気になるから声をかけさせた。

ノックと共に「大丈夫ですか?」と聞くと、はっきりと「大丈夫です。」と聞こえた。

まあ、「それならいっか。」とまたみんなで会話をしていた。

でも、気づいたら、また10分以上経過。

そこで、またノック。

それにもしっかりと「大丈夫です。」と返事が聞こえる。

計3回ノックし、全てに返答が返ってきた。
そして、しばらくして女性がでてきたので、ホッとした。

彼女は、何もなかったように座り、私の心配はよそに、チャームのポッキーを食べだす。

心のなかで「大丈夫だったんだ。吐いたりでもしてスッキリしたのかな。」と思い、また、みんなとの会話を再開した。

「おばけ」の話。

そして、その女性が40分ほどトイレにいたこともあり、常連さん2人が立て続けにトイレに立つ。

1人目の女の子は私もよくお話していた子で、帰ってきた時の表情に何か違和感を覚えたが、何も言わずに席についたので、特に気にしなかった。

その後、もう1人の常連さんがトイレに入る。

すると、しばらくして、トイレから出てきたその女性は、泣きそうな顔で声を震わせながら「なんかほんまに壁から声が聞こえる」と若干パニック状態。

先程まで「おばけ」の話をしていたものだから、みんなが「こわいこわい」とプチパニック。

トイレから出てきた常連さんが、従業員に「見てきて」と言うが、みんな無理無理とドラマや映画で見るみたいに、見事に店の四角に各々逃げる。

霊感ありながらも、病院で何年も夜勤をしてきた私は、「おばけ」は正直怖くない。

「もう、仕方ないなあ。しっかりしいや。」と言いながら、「私が見たるわ。」と関西弁で男前に言い放ち、トイレに向かう。

私はトイレのドアを開けて、便器と壁に埋め込まれた棚と洗面が一緒に備えつけられているコンパクトなトイレをぐるっと見回す。

そこには・・・

きりがよいところで、次回に続きます。


Anna Rose



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