自分本位な命令口調じゃ人は動かない

職場の先輩の発言に納得がいかない。
「他の人がこうだと言ったとしても、わたしがこうだと言ったら何も言わずに言われた通りのことをしろ。なぜ他の人が言ったことをいちいち言うんだ。反論するな。」

という人に、独裁的でその考え方、やり方が正解としてまかり通ってしまう体制に恐ろしさを感じてしまう。

まず思い浮かぶのは、第二次世界大戦で日本陸軍がまったく同じような組織体制で敗戦に向かったということが重なって見えてしまう。わたしだけ?

わたしはその人のその傲慢さが納得できずにいる。

ひとならひとに教える身なら理論と理由を言葉でもって説明するだけの思いやりというか責任が必要なんじゃないかなと思う。

それは目下の者への敬意と尊重でもあると思うからだ。
自分の中に相手を見下した気持ちがあれば、自然とそういった物言いが出て来るのだろうなと思うし、伝わってしまうもの。
自分本位に相手を征服して動かそうとしても、ひとの気持ちを蔑ろにしていることに気づけなければ、本当にひとを育てることはできないと思う。

もうひとつ、自分の不機嫌を周囲に表現することで周囲の人を萎縮させようとする人、自分の不機嫌によってコントロールしようとする人は子供が駄々をこねて欲しいものを買ってもらうのと似ているように思う。

いずれ後輩を教える身になった時に、知らず知らずのうちにこのような人間性にはなってはいけないと強く戒めた。

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