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痩せても魅力的じゃない

女性ならば誰しも痩せることで綺麗に思われたい願望はあるだろう。

私自身もボディーイメージにコンプレックスがあって、常に痩せたい願望は付きまとう。

しかし、自分の目線で他人を見た時、例え太っている人を見ても好き嫌いの判断基準とは別の領域なんだと感じる。

太っている女性であっても、優しくて友好的であれば凄く好きだと思うし、痩せている女性でも意地悪だったら大嫌いに思う。
太っている男性であっても、紳士的で優しければ素敵に思う。

あれだけ瘦せたい願望は抱きつつも、感心するほど痩せた女性と肉づきのよい女性とを同時に見た時に、女性的魅力をどちらに感じるかと聞かれたら、肉づきのよい女性の方だと感じたのは不思議だった。

華奢を通り越した細い体とミニチュアのようなお弁当箱、夕方にはお腹の鳴る音が聞こえてくるのは、私が目指している姿がそこにあるのに、少しも魅力的に思えないのはなぜだろうと理解できなかった。

人それぞれの価値観の違いはあるかもしれないけれど、できうる限り公平な目で二人を見比べた時に、男性の目で見れば肉づきのよい女性の方がモテるんじゃないかなと思った。

それじゃあ、なぜ自分は必死に痩せたがるのだろうと乖離が生まれる。

にこやかで楽しそうな太った女性を見た時、自分よりもずっと幸せそうに見えた。もしかしたらその人もまさしく私と同じ心情だということもあるかもしれないが。

心の中では痩せることで評価を得たい一方で、太っていることを肯定したい気持ちがあるのだろうか…。
そのあたりの深層心理はわたしにはよくわからない。

けれど、自分が他人に対してそのように見ることができる目線があるように
瘦せ願望に追いつめられる自分も解放してあげたい、認めてあげたいと改めて思った。

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