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Web1.0、Web2.0、Web3.0とは何なのか。

ここ数年でのWebの劇的な進歩により、魅力的なWebサイトやアプリケーションの制作がかつてないほど容易になりました。
この記事ではこれまでのWebの歴史を遡るとともに、これからのWebの未来、すなわちWeb3.0について取り上げたいと思います。

Web1.0ベータ版

ハイパーテキストのコンセプトは、World Wide Webより数十年前に確立されました。しかし、ほとんどすべてのハイパーテキスト・システムは、ローカル・ファイルに依存していました。Tim Berners-Leeは、ネットワークを介して動作するシステムを開発し、個人があるマシンのあるファイルから別のマシンの別のファイルにリンクすることを可能にしたいと考えました。そこで1990年12月、彼は次のコンピューターシステム用にObjective-Cでアプリケーションをコーディングし、ワールド・ワイド・ウェブと名付けます。ワールドワイドウェブは、単なるファイルブラウジングのアプリケーションではなく、ブラウザであり、エディタでもありました。

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Web1.0

Web 1.0はWorld Wide Web革命の第一段階であり、通常、読み取り専用のWebと呼ばれています。Webサイトは情報提供型であり、ハイパーリンクでつながれた静的コンテンツのみでした。簡単に言えば、CSSやダイナミックリンク、ユーザーログインやブログ記事へのコメントなどのインタラクティビティは存在しませんでした。
Web 1.0の時代、つまり1991年から2004年までは、インターネット上のユーザーは、コンテンツ制作者が作ったコンテンツの消費者でした。

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Web2.0

2004年から現在までのWeb 2.0は、World Wide Web革命の第2段階であり、通常、read-write Webと呼ばれるものです。ユーザー生成コンテンツ、使いやすさ、参加型文化、相互運用性などが重視されました。Web 2.0に基づく初期のプラットフォームには、YouTube、Facebook、Amazonなどがあります。WordPressのようなCMS技術により、ブログ、eコマースショップの作成は非常にポピュラーになりました。
Web 2.0は、人々が様々なオンラインツールやプラットフォームを通じて、自分の視点、意見、考え、経験を共有することができるという根本的な変化をもたらしました。

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Web2.0の問題点

従来のWeb2.0の問題点は、すべてのデータが企業によって管理された中央サーバーに保存されることです。Facebook、Google、Twitterは、機械学習によってより個々のユーザーの好みに沿ったコンテンツを提供できるように、ユーザーのデータを自社のサーバーに保存するようになりました。
ウェブ2.0では、ユーザーは商品であると言えます。

Web3.0

Web3のコンセプトは、分散型でありながら安全で、中間業者や大きな技術企業を介さず、人々が安全にお金や情報を交換できるインターネットの実現を目指しています。
データが単一のデータベースやクラウドプロバイダーに保存されているWeb2.0とは異なり、Web3のアプリケーションはブロックチェーン、ピアツーピアのノード(サーバー)のいずれかで実行されます。
あなたが製品であるWeb 2.0とは対照的に、Web3ではあなたがコンテンツの所有者になると予測する人もいます。Web3の専門家によると、企業はDAO(Decentralized Autonomous Organization)と呼ばれる分散型グループによって運営され、CEOや企業の上層部の必要性がなくなるといいます。web3では、デジタル・アイデンティティが実際のアイデンティティと結びつかないため、普段の生活をしながらインターネット上で匿名性を確保できます。
Web3アプリケーションの例として、WhatsappのObsidian、YouTubeのLBRYなどがあります。

Web3.0をめぐる話題には価値があるか

暗号通貨トレーダーが作り出したデマと考える人もいれば、本物だと考える人もいるなど、さまざまな人がさまざまな見解を持っています。私の考えでは、ブロックチェーンとWeb3はまだ開発の初期段階にあり、長い道のりがあると思います。その理由として現在最も有力なのが、マイニングは環境にやさしくなく、マイニングと取引の検証に多くのエネルギーを消費するという点です。それに関するケンブリッジ大学の記事を紹介します。

https://www.cisl.cam.ac.uk/resources/sustainability-horizons/september-2019/environmental-footprint-of-cryptocurrency


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参考:https://dev.to/narottam04/web-10-web-20-web-30-explained-591n

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