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インド旅を経てージャイプールー

2023年12月30日〜2024年1月6日
ずっと行きたかった北インドへ

デリー、バラナシを経て
タージマハルがあるアグラから
列車移動でジャイプールへ
(安定の3時間遅れで出発…予定を立てても
 ソワソワするだけかもしれないと思い始めた
 旅終盤戦…笑)

ピンクシティ ジャイプール

ジャイプールは18世紀
マハラジャ・ジャイ・シン2世によって
建設された計画都市

19世紀イギリス皇族を歓迎するために
市内の建物をピンクに塗ったらしく
歴史的建造物や街の床屋なんかもピンク
それ故ジャイプールは
ピンクシティとも呼ばれている

かわいいとも違う
なんだかいい感じのピンク

ピンクの床屋

シティパレス ハワ・マハル

今でも王族が住むというシティパレス
当時行動の規制があった宮廷に仕えた女性たちが
お祭りや外の様子を見るために造られた
ハワ・マハル 風の宮殿

ジャイプール近辺で発展した
ラージプート建築によるもので
タージマハルとはまた違って
神話や動物・花々が描かれた
より精緻で華やかな印象の壁画が特徴

ヒンドゥー教の文化をベースに
イスラムやペルシャの要素も取り入れた
インド独自の建築なようで
今までに見たことがないような
とても美しい建築の数々だった


シティパレス
シティパレス
シティパレス
シティパレス
ハワ・マハル 935個の小窓(ジャロカ)
ハワ・マハル 窓から見える風景
特徴的で美しい建築だけど当時の女性は窮屈だったのかな
ハワ・マハル ピンクの建物の裏側
ハワ・マハルから見渡すジャイプール

ブロックプリント

手彫りの木版にインクをつけて
布に柄をプリントしていく
ブロックプリントの布は
ジャイプールの有名な伝統工芸

古代インドから
その歴史は続いているけらしいけれど
ジャイプールでは前述した
ラージプート王国が発展した際に
王族や貴族がブロックプリントの布を
高く評価して発展していった

高級老舗ブランドのお店から
路面店で数百円で買えるものまで
パターンや色合いが様々で見飽きない
(自分のズボンを選ぶのに夢中で
 写真撮り忘れていた…)

時間がなく工房は見れなかったけれど
お土産屋で木版があったので記念に購入
伝統的なペイズリーパターン
マンゴーがモチーフになっていて
縁起が良いのだとお店の人が教えてくれた

柄柄した服が好きで
ペイズリーやブロックプリントの
服も好みだったから
またくる機会があればゆっくり見たい

(帰国後にペイズリー柄について
 調べてみたら起源は諸説あり
 色々な歴史や国々が関わっているお話の模様
 あぁ世界は広いし 繋がっている
 面白いなぁ…)

購入した木版

こちらは海外でも有名なAnokhi

ジャンタル・マンタル

天文学者ラージャ・ジャイ・シング2世が
18世紀に建設した天文観測施設
「ジャンタル・マンタル」
(サンスクリット語で天文台の意味)
世界遺産にも登録されている

太陽の位置や時刻
星の位置などを精密に計測できる
観測器がいくつもある
それぞれがアカデミックで
説明を読んでもよく理解できずだったけれど
造形が美しく見ているだけでも楽しい

施設の中でも目を惹く一番大きな観測器 
高さ30mある
「サマット・ヤントラ」という日時計
半円形の目盛りに
影が落ちるようになっていて
2秒単位で計測可能
じっと見ていたら確かに影が目盛り上を動く
とても分かりやすく盛り上がる笑

300年も前から
天文学の観測器や研究施設を
作っているのだからすごい

サマット•ヤントラ
サマット•ヤントラ

デリー、バラナシと
混沌とした街を巡ってきたが
ジャイプールは
広い通りや幾何学的な区画はじめ
都市計画が成されていて
かなり整った印象だった

宗教や神話、農業等
現地の文化や生活、社会の流れにより
ラージプート建築はじめ
ブロックプリント、天文学等々
独自の発展をしてきたジャイプール
インドの行く先々
どこも本当にユニークで新鮮

海外でももちろん日本国内でも言えることだけれど
実際に見て触れて
その地域のほんの一部分でも
知らないことを知れることは
何にも変え難い体験で
ちっぽけな自分の
狭ーい視野が少しだけ広がったり
考え方に変化が起きたり
好奇心でワクワクする時間はとても幸せだ
私が旅が好きな1番の理由がそれなのだと思う


時間が足りなかったけれど
ジャイプールもいい時間が過ごせた
この近辺の国立公園や街も気になっていたけれど
また次に訪れる機会があれば
ゆっくり周ってみたい

最後はインドの首都デリー
読んでいただきありがとうございました🇮🇳

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