恋のまぼろし

こんなこと本当はいいたくないけど すこしズルいのよあなた
子供みたいな目をされたら 頼りなくてもゆるせちゃうでしょ?
無邪気にほほえむ横顔が好き

気がついたら知らないひとに あなたの面影を重ねてる
わたし こんなにばかなコかしら?
ちょっと戸惑うわ 初めてなんだもの

このキモチ きっと気まぐれのまぼろし
手を伸ばせば消えてしまうのよ わかってる
だから淡い夢にまどろみながら こうしていたいの

こんなのは誰にだって同じだけど かなり大人げないわあなた
悪いこと思いついた表情で いつもわたしをからかうでしょ?
耳をくすぐる掠れた声が好き

落ち込んで眠れない夜は あなたの冗句が聴きたくて
わたし こんなによわいコかしら?
ちょっとおかしいわ らしくないんだもの  

このキモチ きっとひとときのときめき
鍵をかけて胸に仕舞うのよ だまってる
なのに青い吐息がこぼれ落ちて どうして痛いの?

琥珀色の瞳も きれいな指も 薄いくちびるも
ひとりじめできる可愛いコがいるはずよ 素敵なひとだもの仕方ないわ
もしそうなら 思わせぶりに優しいのはやめてね
だけど冷たくされたら わたし泣いてしまうわ

このキモチ きっと気まぐれのまぼろし
伝えれば壊れてしまうのよ わかってる
だから甘い夢に漂いながら こうしていたいの

いまはあなたを想いながら こうしていたいの

恋して痛いの……

恋していたいの


コメント

唄う前にMCでもいいますが、「世にはびこる女性シンガーソングライターのイメージ」で書いた曲です。極悪な作家人格と極悪なシンガー人格でぶりっ子ボイスで唄います。けっ。

執筆活動で生計を立てるという目標を持っております!!