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これが君にとって何だっていうの?

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滋賀県で歌を唄ってる女が、音楽とは関係あったりなかったりすることを書くだけのエッセイ。読む人には何ら益をもたらしませんが、益がなさすぎて救われることもあるかもしれません。 ヨシ…
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#ミュージシャン

ヨルアルク

 ファンを増やす! などと、鼻息荒くはじめてみたものの、気がついたら初回から随分と日が開いてしまった。  書きたいことは思い浮かぶのだが、どうにも頭に靄がかかったようで言葉になってくれない。なにをそんなに疲れているのだろうか、と訝りながらも寝落ちする日々であった。  そこで昨日、はた、と気がついた。――逆だ。  疲れなさすぎなのだ。  思えば以前の仕事は何かと動いていた。飲食店のホールスタッフが意味もなく立ち止まっていることは、すなわちサボタージュとみなされる。しょう

やっぱり私、寂しくないっすよ(笑)

 小学校で不登校になって以降、持ち直すことなく十代半ばで引きこもりになった。まともに生きられない自分が嫌になって、携帯電話から連絡先をほとんど消してしまった。二十代半ばでなんとか社会にでることには成功したが、友人を作ろうともせずに生きてきた。職場には仕事だけをしにいっている。音楽活動を始めて知り合いは増えたが、未だに心を開ける相手はそんなにいない。  こういうことを、しばしば私は他人に向かって平然と言い放つ。私を友人だと認知していた人間からすれば相当なショックだろうと想像する

はじめまして、のごあいさつ。

 私はヨシミチアキという、滋賀県の隅っこで『ピアノ"弾きたがり"シンガーソングライター』と名乗っている木っ端ミュージシャンだ。主にひこにゃんが有名な彦根市のライブハウスで活動している。  さて、そんなヤツがエッセイを書き始めるという。誰にも求められていないのに。  ファンが欲しいのだ。  ライブ活動をしていても、中々固定ファンがつかない。私だけでなく、どこのミュージシャンも同じだろうが。  知り合いにチケットを買ってもらうのも限度があるし、付き合いで来てもらうというの