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はんなり???!!!着付師物語 〜前書き〜

*この小説は、とある着付師の人生を筆者がインタビューし、事実に基づき描かれる物語です。

はじめに、、、、


未来(みき)先生と出会ったのは、数年前の夏、、、
友達が京都の鴨川の川床を貸し切り、『浴衣を着て納涼会をしましょ!』という企画に誘われて参加した時でした。

友だちが習っていた着付けの先生に浴衣を着せてもらうということで、会場に足を運んだ時に待ち構えてくださってたのが、未来先生。
第一印象は、、、「なんだか、とても気さくだけど、、なんだろう?この肝の座った感じ??」でした。
その直感は、見事に当たっていたのです。

納涼会をきっかけに、着物教室を私の自宅で開催し、未来先生に来ていただけないかという話になりました。
私自身、京都の呉服屋の家で生まれ育ったものの、着物には、あまり興味のないままきましたが、この年代になり、やはり日本が誇る着物の美しさ、日本の代表的な文化をもっと堪能したり、伝えたりしていきたいと思ったのが一つの理由です。
そして、着付師は京都には数多いらっしゃるとは思うのですが、大阪から未来先生にどうしても来て欲しいと思ったのです。
というのも、先生は、アメリカ、ヨーロッパ、韓国、シンガポール、、と世界を股にかけて着付けのお仕事をされていました。
先生に教えてもらう機会を作ることで、何か、面白いことになりそうだと、私の直感が告げていました。
とにかく私の周りには、面白い人が集まってきて下さいます。しかもかなり変わった人たちが、、、
未来先生にはその匂いを感じ取ってしまいました。

私と未来先生を合わせてくれた友だちが仲介してくれて、我が家での着物レッスンがスタートすることになりました。
初回の打ち合わせで、友だちがおもむろに、「先生って、世界中、日本中を股にかけて着物のお仕事をされてるだけじゃなくって、若い頃のお話とか聞くとびっくりするよ!!この前レッスンの時、何気に先生が話された15歳の単身渡米のストーリーを聞いて、生徒一同引いちゃったんだから、、」と話だしたストーリーを聞いて、私は目を丸くし、私の好奇心がワクワクと顔を出してきました。

『やっぱり!!ただものじゃないと思った!未来先生のこともっと知りたい!!』
と心の声がつぶやき、私の観察眼が開きました。

その時から、月一回のペースで京都に来てくださり、着付けを教えていただいたり、アフターでランチしたりしながらおしゃべりすることで、先生の人となりや人生を少し知り、私の想像力では計り知れないかも、、と思っていました。

その後、先生の京都着物レッスンを続けている途中、約二年前に私は、執筆活動を始めました。
そして、いつか、先生の物語を書きたいと密かに思っていました。
書くことにも慣れ、執筆コンテストに応募した編集社からも少し評価してもらえたので、執筆活動にも自信がついてきた最近、そろそろ、ダメもとで、未来先生にお願いしてみようと決断しました。
そして、着物レッスン中にお伺いしてみると、「嬉しい!!書いて!楽しみ!!」と快諾してくださったのです。

そして、今日、第一回めのインタビューでした。すでに、それって書いちゃっていいのだろうか?というエピソードだらけでした。

ということで、読者のあなたに楽しんでいただくためにも、やはりここは、[事実に基づいた小説]として、書きにくいことまで書いちゃおうと決めました。
それでは、着付師未来の物語、【はんなり???!!!着付師物語】始まり始まり、、



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