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【1話】トキシックワーカーは存在した〜同調圧力が生んだ悲劇を乗り越えた話〜

こんにちは、千秋千隼です

トキシックワーカーに出会ってしまったら



*この作品は2年間知人から相談を受けていた内容を本人了承の上
多少の脚色をし作成したものです
この作品はフィクションであり
実在の人物や団体とは一切関係ありませんのでご了承ください



舞台はとあるスーパーマーケットの青果部になります

私が出会ったのは40代の中堅からお局ぐらいの女性社員でした

承認欲求がとにかく強い
自分を評価してくれない人は敵
他人を蹴落とし 騙して 嘘をついて 自分の正しさを正当化します

感情の上下が激しいヒステリックです 
いかにも、昭和の受験戦争の叩き上げで育ったのが
物語っているかのような
プライドと自尊心と見栄(全て同じ意味ですがあえて)

これが私の誇りです!
とまで言いそうな
うぬぼれと自己満足で満たされているような感じの女性でした。

ここまで、耳が痛くなるような悪口を書いているように思われますが
大袈裟ではなく

ここからが厄介で
彼女はとても明るく元気なのが日常で
仕事スピードが早く
ハキハキとした態度で上辺の付き合いがとても上手く
上位まではいかなくとも中の上ぐらいの立場を作っていたのです。

外部の目で見れば、絵に描いたような優等生ですが
内部から見れば、感情の起伏に悩まされる困った人

ぐらいの立ち場でしょうか


1番を目指したいが能力の無い彼女は
上位の連中を「引き下げる」ために嘘を使ったり
無視をするなどをして上位の連中を精神的に攻撃し始めます



人事異動により、彼女を部下に持った私ですが
そうですね便宜上、彼女をS崎さんとしましょうか。
S崎さんの同僚から相談を多数受けることになります

1日1人誰かをターゲットにして無視をする

という精神的な攻撃をしているようです

それも私にバレないように

管理者としてあくまで中立の立場でいないといけない私は

「勘違いではないか」「たまたまその日だけ、なにか体調が悪いだけではないか」と頭ごなしにS崎さんを否定するのではなく同僚達の勘違いではないかと諭しました。

1か月が過ぎた頃、
S崎さんのひとつ上の女性社員T岡さんが泣いてきた。

S崎さんの無視がひどいという
T岡さんはS崎さんより仕事が出来ないスピードも遅いしサボり癖もある

私も手を焼いてどう教育するか悩んでいた部下だった

周りにヒヤリングを行うと、T岡さんの仕事ぶりに見兼ねたS崎さんは
「私はT岡さんを好きになれません。というか嫌いです」
と周りに公言していたらしい

正直、解決策が思いつかないので、積極的傾聴を行い

S崎さんへの言動をチェック(5W1Hでメモ)するようにするとT岡さんに伝えその場を収めて

店長のK澤へ報告を行い、経過観察とした


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