ChatGPTで初見の外国語を学習してみた感想
何故かは知りませんが、昨日の夕方頃に突如ChatGPTでクロアチア語学習をゼロから始めました。始めた当初は10分で飽きるだろと思ってて、まさか次の日まで続くとは思っていなかったんですが、面白いのでとりあえずnoteを書きます。
私のクロアチア語学習歴は昨日と今日の合計6-8時間くらいです。
とりあえず私が如何にクロアチア語をちょっとだけ話せる(書ける)ようになったか披露しようと思います。
ChatGPT使った語学学習はもう既に手垢のつきまくったテーマでそこまで新しいことはないと思いますが、参考までに。
というわけでクロアチア語書きます
以下は、私が何も見ないで即興で書いたものです。信じるか信じないかはあなた次第ですが、当方カンニングを疑われても特に不都合がないので気にせず行きます。もちろん間違ってる可能性もあります。
というわけで最後の一文はもちろんジョークで、fluentlyとは程遠いのですが、学習時間が7時間前後なのを考えるとまぁまぁ頑張ったんじゃないかと自画自賛しています😂
上のクロアチア語書いた時の裏話を書いておくと、「クロアチア語を話せるようになりたい」みたいなことを書こうとしたのに「want to」的な表現を思い出せなかったとか、「語学学習が好き」みたいなことを書こうとしたけどそもそも「I like 〇〇」という表現をChatGPTさんに聞いてすらいなかったとか、そんな事がいっぱいあって割とボロクソでした。
しかし、語形変化が激しいスラブ系言語であるクロアチア語を短期間でこれだけ書けるようになったのは我ながら驚きです。比較級とか関係代名詞とかまであります。ヒューッ。
もちろん、現状では極めて限られた語彙で極めて限られた文脈で話す(書く)ことしかできないのですが、これ数週間とか数か月とか続けたらかなり高速でそこそこのレベルに到達できそうな気がします。使う機会ないからその前に飽きるだろうけど
発音の確認方法
発音の確認は最初はChatGPTに喋ってもらって確認しようと思ってたんですが、英語での説明文とか全部読み上げられても大半はいらないので、必要なところだけGoogle翻訳にコピペして確認することにしました。
上達が速い理由①: 自分が興味ある表現を学べる
これが一番です。
最初は自己紹介の表現を学んだのですが、例えば職業に関する単語はとりあえず「prevoditelj、翻訳者(去年までやってた)」と「programmer、プログラマ(出来たらこれからやりたい)」の2つだけ教えてもらって、覚えました。「会社員」とか「学生」とか教科書的には基本と思われる表現はまだ知りませんが、必要になったら聞けばいいと思ってます。
また、国や言語に関してもとりあえず自分に関係あるものだけ覚えています。例えば、"iz Japana"(日本出身)、"Japanac"(日本人男性)、"engleski, njemački, japanski, vijetnamski"(英語、ドイツ語、日本語、ベトナム語)等。
「彼はアメリカ人です」とかなんていうのか見当もつきませんが、当分の間、誰かにクロアチア語でアメリカ人を紹介する予定はないので大丈夫です。(そもそも「彼(he)」っていう単語すらまだ知らんわ^p^)
そんな感じで、自分と関係ある表現だけを集中的に覚えられるので、記憶への定着がいいです。
上達が速い理由②: 高速で何回も練習できる
というわけで、↑に挙げた画像の如く「練習問題くれ」と要求して、もらった練習問題を解いて送ると、一瞬で答え合わせをしてくれます。
クロアチア語キーボードを設定した後は、手書きの手間も答え合わせの手間もありません。大体練習問題1回が5分か10分かそこいらで終わるので、自分があまり手間取らずにスラスラ書いたり言ったり出来るようになるまで繰り返します。毎回微妙に違う問題を出してくるので、単に答えを暗記するだけということにもなりにくいです。
上達が速い理由③: その場で実践できる
↑の文は私が「これクロアチア語で何て言うの?」って聞きたいときに毎回使う文です。文脈上、"na hrvatskom"(クロアチア語で)を飛ばしてもGPTさんが理解してくれるので、最近は"Kako se kaže 〇〇?"としか言いませんが。
また、↓の文も頻繁に使いますので、全部覚えてしまいました。ご覧の通り、メチャクチャ長いですが。
意味は、「ワイがこれまでここで学んだ事を確認するための練習問題出して」みたいな事をちょっと丁寧めに言ってる感じです(多分)。
また、相手はAIなので特に感情的配慮は必要ないのですが、私は練習のために「Hi!」「How are you?」「Thank you!」「Good morning!」みたいな表現を使いまくっています。意味のある文脈を作って実践出来るのが素晴らしい。
もちろん、実践できない表現もありますが、どの道何でもかんでも全部実践できるほどの時間もないのでまぁいいでしょう。
文法は自分で開拓するもの
ChatGPTに文法などを質問する場合、何でもかんでも先に説明してもらうのではなく、仮説を立てたり作文したりしてそれについて聞くと面白いし、能動的学習になって脳味噌にも染み込みやすくなります。
例えば、↑のスクリーンショットでは、「Are you a teacher?」みたいな疑問文はどう書くのかと聞いたら「Jesi li ti učitelj?」(インフォーマル)「Jeste li vi učitelj?」(フォーマル)みたいな文になると言われたのですが、この時の私は2番目に鎮座している「li」の意味が分かりませんでした。
また、この時点で私が知っていた動詞の形は「si」と「ste」だったので、「Jesi」「Jeste」の頭についている「Je」も何だか分かりませんでした。この時点では、疑問文で動詞の頭にくっつくものかと適当に納得しておきましたが。
そんなわけで「このliっていうのは疑問文の印かなんか?」と聞いたら、「その通り、これはYes/Noの疑問文で文頭に配置された動詞に後置される」というような答えが返ってきました。
で、教えてもらったばかりの疑問文の作り方を使って、「Do you live in Tokyo?」的な文を作って投げました。この時、liveを表す動詞の頭に先ほどの"je"をくっつけて作文したのですが、それはいらないと言われてしまいました。そのことについて質問したら、この「je」は英語のbe動詞に該当する動詞にのみ付くしきたりになっているとのことでした。
こんな感じで、文法を「教えてもらう」のではなく、「自力開拓を助けてもらう」感じで学んでいくと、一つ一つが記憶に残りやすくなります。
結論
ChatGPTすごい(小学生並の感想 & 今更感)
クロアチア語とセルビア語はほとんど同じらしいので、クロアチア語を話せるようになったら一気にトリリンガルになれるぞウヘヘ
余談
超どうでもいいんですが、なんでいきなりクロアチア語になったか説明しておきます。
こんな感じの論理性が大破した流れから始まりました。LLM作るの諦めたところから何でいきなりクロアチア語に話を飛ばしたのか意味が分からないのですが、チャットログにはしっかり
ワイ: It sounds a bit difficult, let's learn Croatian first
という謎の提案がばっちり残されています。何がfirstなのか意味が分かりませんが仕方ありません。
すぐに飽きるであろうという当初の予想を裏切り、自己紹介くらいなら実に流暢に出来るようになってしまったのがさらに意味不明なところです。
追記:
この記事投稿した数時間後にはYoutubeでマラヤーラム語の動画を見始めたのでもうダメだなこれは^p^…. もちろん全然分かんないんだけど、響きはヒンディー語と似てる気がします😂
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