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葉っぱの上のミールス

「葉っぱの上のミールス」って「崖の上のポニョ」みたいなタイトルだなと思った。

ミールスとは何ぞや。

この記事を開いて見ている人はインド料理好きと思われるので、説明の必要はないかもしれないが、一応ミールスについて説明しよう!

ミールスとは南インドの定食のことだ。
サラサラした汁っぽいカレーを米でいただく。巷に溢れかえるネパール人経営のインド料理店(通称インネパ)だとナンが出てくることが多いが、インドでは米もよく食べる。インドの沿岸部や東部を中心に降水量が多く稲作に適していて、その地域での主食は米だ。

米と言っても日本のようなモチモチした丸みのあるジャポニカ米ではなく、細長くパラパラしたインディカ米だ。実は世界で作られる米のうち、インディカ米の生産量は約8割をしめる。私たち日本人が食べているジャポニカ米はマイノリティなのだ。アジア料理店などで販売はされているものの、日本でインディカ米を使った料理が食べられるところは限られている。

そんな貴重なお店のひとつがこちら、インド食堂チャラカラだ。
9周年イベントをしていて通常メニューではなくベジミールス食べ放題をやっていた。ベジはベジタリアンのことで野菜メニューのことだ。

さあ ベジミールス食べ放題へ‼︎
ベジミールス

うおおおおおおおおおお。
初めてバナナリーフの上に乗ったミールスを見た‼︎

実にインドっぽい。大興奮の私。
そのうち混んできて向かい側にもう一人お客さんが来て相席した。
初・バナナリーフミールス&初・相席

右端にある円の形をしたお煎餅みたいなのはパパドゥだ。
パリパリで美味い。お代わりする時「パリパリください」で通じるのが地味に面白い。

ミールスで出てくるもので一番好きなのは何かと聞かれたら、私はクートゥというだろう。写真の右上にある黄色い汁みたいなやつだ。
豆と野菜のシチューのようなもので、優しく味わい深い。美味い。好き。

チキンレバーフライ

ベジミールスだったけど、オプションでノンベジメニューもあった。
チキンレバーフライ、スパイス×レバーが最高に美味かった。
家では絶対に作れない味。

手食の勇気出ず、スプーン(汗)

周りを見ると器用に手食をしてる人がちらほら。
でも私は手が汚れるのが嫌だったのでスプーンで食べた。(笑)
まだまだ、ガチ勢になりきれていない。

スタッフさんが手際よく美味しい料理をどんどん運んできてくれた。わんこそばみたいに、どんどんお代わりが運ばれてきて胃袋を幸せで満たしていく……。

わりとすぐお腹いっぱいになってしまった。

ミールスのお代わりをやめた人たちの中で、耳慣れない飲み物を注文している人がいたので、私も飲んでみることにした。
ジガルタンダという飲み物。

ジガルタンダ

スプーンの鳥の絵が可愛い。
何の鳥なんだろう?🤔

ジガルタンダをこの日初めて知った。そんな飲み物あるんや。
インドドリンクと言ったらチャイorラッシーという感じはあるけど、以外にもたくさんある。マドラスコーヒーという謎の名前のインド式カプチーノとか、インドフルーツのジュースとかもある。
今回、新しい飲み物に出会って、まだまだ知らないことだらけだなぁと実感。

ジガルタンダはアーモンド樹脂を使ったシェイクみたいな感じだった。
しゃりしゃりしてて、甘くてとても美味しかった。

調べてみたらジガルタンダはヒンディー語で「心に涼しさをもたらす」って意味があるらしい。へぇ。
食後にはホットチャイで温まるのも好きだけど、夏の時期はこっちのほうがいいかも。

と、思いながら飲み干して、食事終了。

大満足‼︎

ごちそうさまでした‼︎
ナンドリー‼︎(タミル語:ありがとう)

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