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「みんな天才」と聞いてどう思う?
私には何もない。
でも、
我が子には自分自身の可能性を信じられる人になってほしい。
自分の信じた道、やりたいことを思いっきりやりぬける人生を歩んでほしい。
あれ、矛盾してない?
自分自身を平凡で、大した取り柄も何もないと思って生きている親のもとで、やりたいことを見つけて信じて突き進んでいくような子が育つのだろうか。
***
私は数年前、「私には何もない」と、もがきながら気づけば今、フリーで仕事をするというスタイルを作っている最中の男子二児母です。
私のいくつかある仕事のうちのひとつがグラレコ。
ZaPASSコーチ養成講座のグラレコを担当させていただいています。
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みんな、天才
なるほど。そうだよなぁと思いました。
絵を描く仕事をしていると、
「絵が描ける人、本当に尊敬します」とか
「絵心が全くないから、うらやましい」
と、言っていただくことが多いです。
でも、たまたま私は、小さい頃、絵を描いていたらおじいちゃんがしこたま褒めてくれた。
それが嬉しくて、いつしか紙とペンがあれば何かを描いてる人間に育っただけです。
私は裁縫も料理も得意じゃないので、ハンドメイド作家さんやお菓子屋さん、他にもたくさん自分のスキルを使って仕事をしている方、みんなみんなすごいなぁと思います。
他にも、話すのが上手な人、話を聞くのが上手な人、細かいところまで気遣いができる人、瞬時に困っている人を助けられる人、計画的にコツコツと動ける人…あげればキリがないほどすごいなぁと思う人はたくさんいます。
それってみんな、天才ってことですね。
人のことはすごいなぁと思うし、人と比べて自分は何もないと思ってしまうけれど、必ず私には私の天才性があるんだと、まず理解することが大切なんだと思います。
私の場合は、学生時代からキャプテンをやるタイプの子になぜか気に入られる。
とか、
みんなからちょっと気を遣われがちなお局タイプの方になぜか気に入られる。
そんな何かと地位や権力を持った人や人の上に立って指揮するようなタイプの人に好かれる傾向にある。
これもひとつの天才性かなと、最近、思います。
そのおかげで私自身は生きやすいし、みんなが楽しく過ごせたらいいなぁという気質が醸成されたように感じています。
「絵が描ける」というようなわかりやすい天才性だけではなく、これまで生きてきた過程で自然と身につけてきた護身術的なことも天才性として自覚すると、より自分が心地よく生きていくための道を切り開いていけるのではないかと思います。
グラレコさせていただいたコーチング講座の中で言われていましたが、
偏差値、学歴、ビジネススキル、
そんなものでは測れない、
もっと超越した各々のユニークさが発揮され、
それぞれが輝ける社会になってほしい…と。
社会の流れはいつまで経っても他者比較の上に成り立つものであるかもしれないし、そうでなければ成立しないのかもしれませんが…
家庭レベルで、私自身に植え付けられている他者比較から脱却していきたい。
そして、
私の天才性って…?
我が子の天才性って…?
あの人の天才性って…?
あらゆる角度から、自分の天才性も他の人の天才性を自覚、発見したい。
そんなことを考えさせられるきっかけになりました。
***
私には何もない。
だから、何もできない。
では、なくて、
何もないから、何でも始められるし、何でも作っていける。
私は平凡。でも、自分で道を作ってこれたよと子どもたちに言える日を目指して頑張ろう。
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