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【変体仮名 ことはじめ-2】 古文書(江戸版本)を読みたい!読めない!どうする?・・源氏物語以前の顛末-2

前回の『南方録』は、漢字と漢字、変体仮名が、連綿になっていないので、一文字、一文字読んでいけばなんとかなります。

それに、ありがたいことに「対訳」参考書「利休聞き書き「南方録 覚書」全訳注 (講談社学術文庫) 」がありましたので、楽々読んでいけます。
それに気をよくして、ひとつ頑張ろうって、漢字のくずしにも挑戦!
所有する『南方録』は、漢字のくずしもおだやかで当りがつく程でしたが学習(楽勝って気分で)を始めたました。
・・・あとから深みにはまるとは知らないで・・・

まず、『覚えておきたい古文書くずし字200選』を入手しました。
ざっと目を通して、どんな漢字が200選されているか、チェック。
「事」とか「出」とか「心」、「恐」「意」、「連」や「道」のしんにょうに至っては、【なんじゃ、これ】わからん!、ということがわかりました。【ガツンとくらった!クラクラや】
しかし、この時にみた「間」のもんがまえの記憶が

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につながりました。
まっ、気の長いはなしです。
たった200選ということで、「」はそのままありましたが、「」はありません。しかし、もんがまえは「門」と「間」があり、「門」のくずしが印象に残っていました。応用の利く確率です。【うん、ほんまやで!】

もう一冊、入門 古文書を楽しむ(菅野 則子 (著), 桜井 由幾 (著))を入手。
「古文書入門」や「くづし字入門」関連の書籍は多い【めちゃくちゃ多いですよ】
選ぶコツは、「アマゾンじゃなくて、大型書店で現物を見て選ぶ」です。【うん、ほんまやで!】
なぜなら、『入門 古文書を楽しむ』でわかったことですが、
どうも、古文書は、筆字(村方(地方)史料版本の2種にわかれるらしい。
『入門 古文書を楽しむ』は、二部構成になっていて、
前半は寺子屋の教科書などの版本を扱い、
後半は村方文書(むらかたもんじょ)とか地方(じかた)文書,名主文書,庄屋文書ともいう文書類や公文書、私的な文書(手紙)・・・いわゆる古文書です。

たまたま、『入門 古文書を楽しむ』は両者を取り上げたいたのでわかったのですが、多くの書籍が「古文書入門」や「くづし字入門」のタイトルで内容は、
村方文書(むらかたもんじょ)=地方(じかた)文書に重点を置いているか、
版本を取り扱っているかに分かれます。
どちらに重点を置いているかを見極めるのは、現物をパラパラ見た方が早いです。
それに、電子書籍化されていない書籍が多いので、電子書籍のサンプルも少ないです。
また、巻末のインデックスや参考資料もチェックした方がいいです。

『入門 古文書を楽しむ』入手の決め手は、参考資料の「似ているくづし字」でした。【うん、ほんまやで!】

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まとめ

古文書は、筆字(村方(地方)に史料版本の2種にわかれるらしい。
物置から出てきた和綴の本を読みたいから始めたわけで、
村方(地方)史料にはハナッカラ興味がないので、『入門 古文書を楽しむ』の後半は、パラパラ見るだけ。

まったくの独学なもので、ずいぶん無駄なことも覚悟の上、【ぼち、ぼち、いこか】



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