見出し画像

肌身離さずーこころ強いアリストテレス「詩学」

キャッチ画像:Capri23autoによるPixabayからの画像

こころの支えのような何か、お持ちですよね。お守りみたいな・・・何か
アリストテレスの「詩学」が、すっかりお守り化した話【うん、ほんまやで!】


詩学 (光文社古典新訳文庫) (日本語) 文庫(2019・3初版)

かって、「世界の名著」シリーズの「アリストテレス」を読んでいたけど、活字がちっちゃくて、たぶん活版印刷でそれなりの味わいはあったけど・・・
詩学 (光文社古典新訳文庫) は、
・読みやすいフォントで大きさもいい【うん、ほんまやで!】
・注釈は隣接していて参照しやすい
・本文と解説に分かれ、約半々(解説の方が多い)
・原文にはない見出しを随所に付てあります。
・ずばり、副題に「ストーリーの創作論」とあります【うん、ほんまやで!】

著者・訳者のプロフィール
アリストテレス
[384-322 B.C.] 古代ギリシャを代表する哲学者。ギリシャ北部のスタケゲイラに生まれ、17歳ころアテナイのプラトンの学園アカデメイアに入学、20年間研究生活を送る。
プラトンの死後、小アジアなどでの遍歴時代を経て、50歳近くでアレクサンドロス王の庇護のもとでアテナイに学園リュケイオンを創設し、学頭として研究と教育に没頭した。かれの著作は講義ノートが大部分であり、内容別に整理され、学問方法論、理論学の「形面上学」「魂について」、実践学の『ニコマコス倫理学」「政治学」、制作学の詩学」などがある。
三浦 洋(みうら ひろし)
1960年生まれ。北海道情報大学情報メディア学部教授。博士(文学)。北海道大学大学院文学研究科(哲学専攻)博士課程修了。研究分野は、古代ギリシャ哲学を中心に、哲学、倫理学、芸術学にわたる。分担執筆に「地域連携型の芸術教育」(「北大教養教育のすべて」所収)、訳書に「アリストテレス霊魂論註解」(フランシスコ
デトレド、『中世思想原典集成20 近世のスコラ学」所収、共訳)がある。
アリストテレスが本書の中で「詩作」という言葉を使うとき、一部の例外的な文脈を除けば、ギリシャ語で「ミュートス」と呼ばれる〈ストーリー〉の創作を本質とするものを指します。つまり、韻律と詩作の関係よりも、悲劇や喜劇が持つような〈ストーリー〉と詩作の間に本質的な結び付きを見出し、その観点から詩作について論じることが「詩学』の主題なのです。(訳者まえがきより)

「学ぶ」は「ま・ね・る」・・・故枝雀師匠のマクラ

世の中をスネはった枝雀師匠のハナシのマクラ【どのハナシやったか、覚えとらんけど・・・ごめんなさい】
「模倣する」これがキモです。

「詩学」の読み方  創作に疲れた時に効く

・2500年前から、ドラマツルギー(劇的なるもの)を求め格闘してきた
・シェークスピアもこれ読んで書いてたんや【シランケド!】
・詩人のミルトンやシラー【うん、ほんまやで!】
・哲学者のニーチェや劇作家のブレヒト【うん、ほんまやで!】
・村上春樹も読んでる【うん、ほんまやで!】【シランケド!】
でね、彼らに寄り添って、「シェークはん、どないです?」
「ニーチェはん、そない難しい顔セント・・・」

原点帰行・・・原点に帰る 

ストーリー制作のまさに原点です。
かといって、現代のストーリーテリングに即役立つものではありません【うん、ほんまやで!】
ふっと、時間をつくって、悠久の時の流れに身を任せてはいかがですか・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?