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ストーリーラインをつくる・・・アナログ情報カード vs デジタルカード型アプリ・・・併用はアプリ「Post-it」だったりして・・・・・

シド・フィールドは久しぶりの再読です。
アプリPost-itを使えば、アナログ情報カードでやっていたストーリーラインの組み立ててが効率よくできそう、という気になって・・・・・ストーリーラインをアナログ情報カードを利用して組み立てる手引きは、「SAVE THE CAT!」の「Chapter 5  完璧なボードを作る」で懇切丁寧に解説してあります。


「SAVE THE CAT!」を読んでいて、「これって、シド・フィールドにもあったよね」って気づいていつか読み返してみようとおもっていたところだったのです。この章の大元はシド・フィールドです。
映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術』「第12章ストーリー ラインを構築する」です。

5✖️3情報カード(12.5✖️7.5cm)を活用しよう――――ポイントは十四枚
だいたい脚本30ページに対して、十四枚のカードが必要と考えればいい。14枚で第一幕、14枚で第二幕の半分、残りの半分に14枚、第三幕も14枚だ。14枚がベストだ。

シド・フィールド 脚本術1 

米国では5✖️3情報カードを使っていますが、日本には独特の紙のサイズでB判があります。5✖︎3判とほぼ同じですが、高さが少々あって、このほうが使いでがあります。

『シド・フィールドの脚本術 1』と『SAVE THE CAT 1』には、上記のように「アナログの情報カード」を取りあげていますが、その後、出版された指南書からは「アナログ情報カード」は姿を消してしまいました。

iPadのようなタブレットになって、「アナログ情報カード」より「デジタル情報カード」に移行したようです。【シランケド】

昔噺

カード型アプリを使う前は、アナログの情報カードや無地の名刺を使ったり、ポストイットを使って、ストーリーラインを組み立てていました。
壁に模造紙を張り、そこにポストイットを貼っていました。(ホワイトボードに貼っても見ましたが、幅1800mmでも狭く感じることがありました)
本物のポストイットは価格が高いので、100円ショップの「ポストイット風」を使っていました。・・・・これがいけなかった。
何日もすると・・・どころではなく、何時間も・・・張り直しを繰り返すと・・・何分もたたないうちに、剥がれて落ちる! それを踏みつけたりして・・・・
落ちないようにセロテープで張り戻したら、移動できない! 移動すると台紙が破れてします。
何日もたつと悲惨な様子になります。ほとんどセロテープで張り付いている状態です。ですが、
壁に貼り付ける」はとても良い方法です。
全体を俯瞰して見直しができます。【うん、ほんまやで】

iPadが主力のデバイスになってから、stickyBoardとかCordFlowなどを使つてきました。
選択の重点は
1  カード自体に手書きができる
2 カードが多くなっても全体がみえる
3 ボードにも書き込みができる
4 カードが色分けできる
5 カードの大きさの変更
など、チェックして、長い間CordFlowを使ってきました。

アプリ『Post-it』は、ウェジット用だとばかり思っていて・・・
ボードがあるとは思ってもみなかった!【思い込みって、コワ!】

つい、最近、『Post-it』に気付いてダウンロードしょうとしたら・・・・・App shopで「開く」になっていて、もう、もっていました。
こういうのを「神アプリ」っていうんでしょうか!

1 アプリ『Post-it』はiCloud対応です。
2 手書き文字認識(この機能を有効にすると、アプリは自動的に手書きの文字を各
Post-it® Noteの下にある編集可能なテキストに書き写します)
3 アナログ情報カードを撮影して取り込めます。
4 台紙の色付け・変更、カードサイズの変更
5 カードに手書き
6 カードのグループ化(ときどきわずらわしいくらいグループ化)
7(使ってないけど)ブレーンストーミングセッションできます

ということで、アナログ情報カード、復活して、デジタル化して持ち歩き

開封しないで放置してあった、情報カードが・・・待っている・・・・

まとめ
前回の記事、『類語辞典シリーズ」でも「支援ツール」「One Stop for Writers」とか、SAVE THE CAT!の「支援ツール」、アウトラインのワイランドも、「New Novel」も「Snowflake」でも、脚本術指南書でも、アプリとのリンクがあたりまえの今日この頃です。(たいていサブスク)
また、単独のアプリも多くあります。
Dramatica Pro(Once)やSquibler(サブスク)、Final Drast(Once)、FADE IN(Once)、Trelby(オープンソース、Win・Linux)、Celtx(サブスク)、WriterDuet(サブスク)、StudioBinder(サブスク)Scrivener(Once)、Storyist(Once)・・・・アプリ化は当然の進化ですが、「サブスク嫌い」にはどうにも・・・進化の結果のサブスクは困ったものです。

この中で、日本語化されている、Scrivenerで使っている方は多いとおもいます。
Scrivenerの「コルクボード」に注目して使いはじめたのですか、結局、今までよく使っていた『CordFlow』に戻ったりしてしていました。
そして、『CordFlow』から『Post it』へ・・・・・

ストーリーラインの組み立てには、
カードを移動させたり、増やしてり、削ったり、書き足したり、台紙の色を変えたり・・・試行錯誤は・・・アプリが威力を発揮します。
その後、全体を見ながら、熟成していくときは、壁に貼り付けた状態が一番!
iPadで並べたカードの全体を俯瞰しようとすると、一枚一枚のカードが小さくなりすぎて「何が書いてあるのか」わからない・・・枚数だけは確認できますが・・・
アナログ情報カードを利用していれば、床に並べたりして俯瞰できます。
この状態で何日も・・・ってのは・・・そこで、
情報カードを「養生テープ」で壁に貼る・・・【ほんまやで】
カードの移動もできるし、邪魔にならないし、そのカードをアプリ「Post it」で撮影してデバイスの取り込めるし・・・・・・・




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