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イモづる読書【その18】「戦略図鑑」から「日露戦争物語(コミック)」オールジャパンで大国に挑む!−2

mohamed HassanによるPixabayからの画像

旋回の「戦略図鑑」の第8章 戦争戦史 (33)「カール・フォン・クラウゼヴィッツ」と(36)「日露戦争」からコミック「日露戦争物語」への「イモづる」のつづきです。


なぜ、コミック「日露戦争物語」をすすめるのか【余談ながら(ちょっと司馬遼太郎風)】

日本一になるんや」「世界一になったるデェ
「少年よ、大志を抱け」の明治・・・いやすこし前の昭和ごろ、例えば、「赤胴鈴之助」の主題歌には、「目指すは 日本一の少年剣士」ってのがあるように
つい最近までは、ふつうの少年の夢は「日本一になるんや」「世界一になったるデェ」だった。【うん、ほんまやで!】

「日本一になるんや」「世界一になったるデェ」のセリフは
コミック(マンガ)にあう。【うん、ほんまやで!】小説では迫力がない

これが、コミック「日露戦争物語」すすめる【一本!】

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森鴎外がせっせと「クラウゼヴィッツの戦争論」を翻訳するハメに・・・

明治維新後、文明開花じゃなくて、「文明開化」ってすごいんじゃない?
「文明」という花を咲かす、ではなくて、「化」・・・化ける、なんです!
と、「富国強兵」孫子も当然、いってるよね。【シランケド!】
陸軍はフランス、海軍はイギリスを模範として「富国強兵」に邁進したんです。

秋山(兄)好古は陸軍士官学校へ進み、秋山(弟)真之は海軍士官学校に・・・
ところが、陸軍のお手本のフランスが、普仏戦争(ふふつせんそう)でボロ負けしてしまう。
お手本が負けりゃ、こらあかん!というわけで、陸軍は勝った方のドイツ(普仏戦争はプロシア対フランスで、勝ったプロシアがドイツになった)に学べ!と方向転換。
ワリを食ったのが、一所懸命がんばった陸軍の将校たち。しかし、「日露戦争物語」にもあるように(兄)好古もドイツの兵法書「クラウゼヴィッツの戦争論」を勉強していたし、ドイツへシフトしていたのは確か。

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そういうものの政府は、それじゃって、今までお世話になったフランスに手のひら返す訳にもかないので、久松公をフランスの士官学校に送り込む・・・期待してないけどねって。【シランケド!】
それで貧乏くじを引いたのが、(兄)好古。随行してフランスの士官学校へ行くことになった。
要するに、出世街道から外れたってこと。それを潔く受けてたつサムライ(兄)好古です。

そんなわけで、陸軍がドイツにシフトしたんで、森林太郎(森鴎外)がせっせと「クラウゼヴィッツの戦争論」を翻訳するハメになってしまいました。【前回にてすでに触れた(ちょっと司馬遼太郎風)】

そして、 日露戦争の勝利へと・・・めちゃめちゃはしょると、「クラウゼヴィッツの戦争論」の申し子と言われた児玉源太郎の逆転さよなら満塁ホームランとなりました・・・・・

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