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【 1日5分だけ -8】 源氏物語の原文を読む・・変体仮名で読む源氏物語全和歌

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前回の「追記 「源氏見ざる歌詠みは遺恨のことなり」」の続きです。
『源氏』には795首の和歌が入っているんです。
「変体仮名で読む 源氏物語全和歌」は便宜上和歌に連番が打ってあり、
きちんと、795首もれずに掲載されています。

全和歌を
詠人
翻刻・・・原文(変体仮名(異体字)の連綿)
平仮名(ひらがな)
字母・・・漢字(変体仮名(異体字)の元)
解釈(現代訳)
の構成になっています。

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編者(井上八雲 )の述べているように、この本は
変体仮名が読めるようになる」のです。

ありがたいことに出典は、「青表紙本源氏物語」 です。現在読んでいる原典ですから、学習には最適です。

現在、比較的安価で入手しやすいシリーズです。
「変体仮名で読む 源氏物語全和歌」の編者(井上八雲 )も、同様の観点からこの原典を選ばれたようです。【ありがとう!】

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別の原典だと、こんなに違ってきます。
パラレルで読み解くと面白い【うん、ほんまやで!】

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まとめ

変体仮名で読む 源氏物語全和歌」の
平仮名表記と字母表記を頼りに読みくだけば、他の原典の変体仮名連綿にも当たりがつきます。

やがて、「変体仮名が読めるようになる」のです。

もう一つの楽しみは、同じ「か」に「可」or「加」、「わ」に「王」を当てたり、「和」を当てたり・・
クセなのか、好みなのか、はたまた「隠された意図」があるのか・・・
なって、ミステリックに考えると【お、おもしろい......これ】


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