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ストーリー創作・・セットアップから最初のプロットポイントあるいは「setting the story in motion」または「冒険への呼びかけ」

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

シド・フィールド、SAVE THE CAT、アウトラインから書く、ストーリーの解剖学、スノーフェイク・メソッド・・・巡りめぐって

ストーリー創作の詳細にたどり着いた今日この頃。
いずれにしろ、ストーリーには「始まり」があり「中間」があり「終わり」があります。
それを、西洋ではアリストテレス以来、「三幕構成」とよび、日本では、秘すれば花の世阿弥の「序破急」。

その「一幕」あるいは「序」について

ストーリーの書き出し(冒頭)は「フック」ですが、
これは、いきなり「名文」はヒラメくはずもなく、あとからハメこむものじゃないかと思い後回し【シランケド】
したがって、
前回も記述した以下の項目の更なる考察です。

(1)セットアップ(ストーリー冒頭)
セットアップ:主人公は現状のままであり、彼らの日常生活と彼らが直面している現在の課題。(彼らが住んでいる世界のヒーローの現状)
これは、物語の背景です。
どこで起こっているのですか?
主人公は誰ですか?
(2)最初のプロットポイント(プロットポイント#1)
ストーリーを開始する主要なイベント。
すべてを変えて物語を始めるイベント。
主人公を冒険の真っ只中に放り込むイベントです。
何らかの形で主人公が行動に移る。旅に出ルような刺激的な事件かも。
(プロットポイント#1)につながるストーリーの第1四半期の要約です。

スターウォーズの最初のプロットポイント

スターウォーズの最初のプロットポイント(プロットポイント#1
あるいは「setting the story in motion」または「冒険への呼びかけ」は、

ルーク・スカイウォーカーがレイア姫のメッセージを受け取った瞬間です・・・

「フック」からこの(プロットポイント#1)が有効に機能するために、きちんと「セットアップ」をすることになります。
映画では、「エスタブリッシュ・ショット」です。
主人公が「日常生活」を営んでいる場所、時代・・・いわゆる「世界」です。
能の「」では、「名ノリ」ってところがって、「われはミナモト・・・」とか「・・急ぎ候ほどにはや・・に着きて候」とか「フック」のあとに明確に「セットアップ」をしてしまいます。

キャラクターの性格、価値観、目標、長所・短所に加え、重要な事実を説明します。ここで、もっとも注意しなくてはならないのが、
(プロットポイント#1)への反応です。
ルーク・スカイウォーカーならではの反応を自然に引き出せるようなキャラクターの「セットアップ」です。
なかなか、うまくいきません。【Help!】

最初のプロットポイントあるいは「setting the story in motion」または「冒険への呼びかけ」は、
主人公の行動です。(今から思うとあたり間ですが、遠くで起こった自然災害がプロットポイントのように思えたのですが、それが主人公に降りかかって、初めてプロットポイントになるんですね【ほんまやで】


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