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イモづる読書【その118】・・「Sketchnote」からハンスの『Sketchbook』ヘ

語呂合わせのようですが、『Sketchbook』はハンス・P・バッハーの書籍です。
すなわち、『Sketchbook ハンス・P・バッハーの「構図」と「ショット」のアイデア』です。
『Vision ヴィジョン ーストーリーを伝える:色、光、構図 の姉妹版ということですが、副読本とみた方がいいようです。

『Vision ヴィジョン』はいまだ記事にしていません。この書籍はしっかりと読まなければ・・とおもいつつ、いまだ読了していません【うん、ほんまやで】
・・言い訳・・『Vision ヴィジョン』は映画制作の底本と位置付けしていて【シランケド】、しっかり押さえようと努力しているところですが、ホネのある内容で、まるで講義を受けているような・・叱られながら・・時間がかかっています。

そんな時、姉妹版ということで『Sketchbook』日本語版が出版されました。
『Vision ヴィジョン』の2年後です。

原書はSketchbook: Composition Studies for Film』で2015年に出版され、タイトルはdeepLの翻訳では「スケッチブック 映画のための構成学」です。
日本語版のタイトルは『Sketchbook ハンス・P・バッハーの「構図」と「ショット」のアイデア』となり、2023年12月にでました。

一方、『Vision ヴィジョン』の原書タイトルはVision: Color and Composition for Film』で、「ヴィジョン :映画のための色彩と構図」deepLの翻訳
『Sketchbook』出版の3年後、2018年に『『Vision ヴィジョン』の原書はでています。

原書と日本語版では出版順序が逆転しています。
目くじらを立てることではなく、日本語版に沿って読みすすめて、この順でよかった【うん、ほんまやで】
前述したように『Sketchbook』は『Vision ヴィジョン』の副読本とおもえるからです。
『Sketchbook』は『Vision ヴィジョン』に比べてテキストが極めて少ない・・ひたすら「画(え)を鑑賞します。それもモノクロです。
セクションとして
「introduction」
choreography――カメラと被写体の動き――
simplicity――シンプルさ――
rules――ルールとは――
chaos――構図のカオス――
harmony――調和――
と、5分類です。

「Sketchnote」からの連想で『Sketchbook』を思い出し、「Sketchnote」の参考にと読み返しをしました。もちろんモノクロのスケッチを見続けることで「構図」も学べると同時にいろいろなヒントを得られます。

特に印象に残っているのは、「simplicity――シンプルさ――」の短かい解説の中に「1つの画の中に、たくさんのアイデアを盛り込もうとしないこと」(『Sketchbook』より)

「1つのショットで1つのことを、別のことは別のショットで」(『Sketchbook』より)

なるほど、ワタシのSketchnoteは「構図が混濁」しているのか【うん、ほんまやで】

「harmony――調和――」では、「構図の中で相反する要素間に適切なバランスを見出すこと」(『Sketchbook』より)とあり、画を繰り返しみて・・・納得・納得・・・自分の「Sketchnote」を見て・・・ノッペラボ-----やで!

Procreateで書き出す「Sketchnote」に磨きがかかりそうです・・・というのも、今まで「Sketchnote」は「下書き」専用でナグリ書きをしていましたが、手書き中心でカンプの域まで行きたいと日夜奮闘中・・・【うん、ほんまやで】

まとめ

『Vision ヴィジョン ーストーリーを伝える:色、光、構図 大型本 』『Sketchbook ハンス・P・バッハーの「構図」と「ショット」のアイデア』
両書籍とも紙の本と電子書籍とがあります。
両書籍とも紙の本を選びました。
今から思うと、『Vision ヴィジョン』の方は、電子書籍の方が良かったと反省。しかし、『Sketchbook』は、紙の本で良かったと思っています。
『Vision ヴィジョン』は読む部分が多いので、移動時間などの隙間時間にも読みたい、読みたくないときは「画(え)」を見てるだけでもいい・・カラー版だしね。・・・と言いつつも画集は紙の本の方がいい、と思ってて・・・
『Sketchbook』は、紙の本で良かったと・・・・・


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