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2023.3

2023.3

出来事
・会社の都合に振り回される不服な人事があり、しんどくて悔しくて苦しくて涙が止まらない夜があった。25歳の誕生日当日の出来事
・3年間通った営業所の異動が決まった。上司は都合のいいことは忘れて焦ると気性が荒くなる、クソみたいな人だったけど離れられると思うととにかく心が軽い。一緒に働いた方々とのお別れは寂しいけど、それより新しいは配属先でうまくやれるかのが心配だ。来月の私はどうしてるかな。。

解決策やこの現状を脱却できる起死回生の一手を教えてほしいの気持ちと、
お願いだから今は私に触れないで、思ってもないことを言うくらいならそばにいないでほしいの気持ち、
さらにただ大丈夫、あなたならできるとだけ言ってそばに居ての気持ちが入り混じってしんどい日があった。
書いている今はくだした決断に自分で納得して、そこに向けて不安はあるもののやるしかないの気持ちに切り替えられている。けどね〜、これはスイッチ一つで操作できる簡単なことじゃない。目を瞑ればめぐる思考、気づけば明け方な日々。そんな日が報われるようやるだけやるしかないんだな。このマインドになるには近しい友人や大切な人、たまに呆れつつも話を聞いてくれる家族のおかげだ。夢中になれる小説やドラマ、ライブの存在にも感謝を。ネガティブを払拭するには没頭だ(by若林)

『自転しながら公転する』/山本文雄

素晴らしかった。アパレルで契約社員として働く都と回転寿司で働く貫一。結婚、家族との関係、仕事、お金、30代の都が抱える色んな不安はきっと読者も抱いている不安で、都の選択が確実に正しいというわけではないけど彼女が何かを決断し未来へ進んでいく姿に気持ちが楽になったようだった。
幸せになりたいと思うのは普通の感情なのに何かを選択しなければ得られないなんて生きづらい、物凄く生きづらい。

〝別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ。〝


これはラストに出てくるセリフだ。
誰がどうなってこう言うのか。読み返したいと思うほど濃くて良い内容だった。

〜好きな文章〜

「結婚など本当は宇宙旅行と同じくらい現実味のない遠いことだった。」
「自分という器の中に溜まっていた、子供の頃から両親が愛情をかけて満たしてくれた水が、ぐんと水位を下げるのがわかった。心細くて叫び出しそうだった。」
「結果がどうであれ前へ進みたくて提案してるんじゃん。不安や悩みを失くしたいんじゃなくて、悩みの種類を変えたくて言ってるんだよ!」

『汝、星のごとく』/凪良ゆう

「自分の人生を生きることを、誰かに許されたいの?」

なんのために生きているのかわからなくなることがある。そういうふうになる時は大抵週末の予定がなかったり、打ち込んで時間を忘れられるエンタメがないとき。けど周りは楽しそうで自分一人寂しい思いをしていると卑屈になってしまう。そんなとき決まって思うことがある。私はどこで間違えてしまったのか、何が足りなかったのか。
‘’わたしが私の価値を見出せない。‘’
この小説の主人公、暁美のセリフだ。状況も、でない答えの問いも私とは違うけど、誰しもが悩むのだと、ここ最近の私には安心感を与えてくれる人だった。

‘’誰か私を助けてほしい、
でも誰も私にさわらないでほしい、
わたしを弱い人間だと思い知らさないでほしい。‘’

このセリフにわたしは咽び泣いた。その通りだから。矛盾のかたまり、だけど愛想をつかさないでほしい、あなたがそうなったときはわたしがそばに居るからって誰かに縋りたくて仕方なかった。きっと今は乗り越え方を模索している最中なのだ。
「わたしは愛する男のために人生を誤りたい」何かを捨てて何かを選んで、決めた覚悟とともに生きていかなきゃいけない。どんな作品でも人生とは選択の積み重なりだと伝えてくる。けどこの小説はその選択に答えや正解はなくて、大事なのはその選択を自分が納得しているかということだと教えてくれた。 
「誰かに遠慮して大事なことを諦めたら、あとで後悔するかもしれないわよ。その時、誰かのせいにしてしまうかもしれない。誰のせいにしても納得できないし救われないの。誰もあなたの人生の責任をとってくれない。」 
「自分がなにに属すかを決める自由です。自分を縛る鎖は自分で選ぶ。」 
「一番の頑張れる理由は『ここは私が選んだ場所』という単純な事実なのだ」
感情が揺さぶられた、続きが気になるのに読み終わりたくなかった。やっぱり私の両親最高だなと思ったし、舞台は島だったけど、それは職場でも友人関係でも起こることなのだと認識した。しがらみだらけの人生でも生きていかなきゃいけない。
「もちろんお金で買えないものはある。でもお金があるから自由でいられることもある。たとえば誰かに依存しなくていい。いやいや誰かに従わなくていい。」
このセリフのおかげで仕事を辞めて両親の元へ帰ろうという気持ちが薄まった。でも一線飛び越えちゃおうエイッ!のタイミングを逃したのかもしれない。
〜好きな文章〜
‘’それぞれの人に、それぞれの苦しみや悲しみや幸せがある。自分の手にひとつだけある小さい世界。みんなそれを守りたくて、誰にも侵されたくなくて、それゆえ他を理解することが難しい。だからこそ寂しさは深まり、だからこそ他を羨み、だからこそ他を求めてしまう。永遠の堂々巡り。一巡ごとに距離が縮まることを願いながら、交わることで傷つき、疲れ、同じ仲間で固まっていたいと思う。‘’

『ザ・グローリー S1.S2』

この作品を超える復讐劇にこの先出会えるだろうか。ブレることのない復讐心、加害者たちのどこまで行っても変わらない意地の汚さと醜い行いに情けをかける余地もなく、一貫して進んでいくストーリーに納得感と謎の達成感を持って最後まで見れました。因果応報グッジョブ。傷つけられた体と心、立っていられるのは奴らへの怒りがあったから。真っ暗な世界でもどこかに人の優しさや気遣いがあり、そのことに気づいて振り返ることができるか、支え合うことができるかが大切なのだな。一人じゃ孤独は感じられない、その通りすぎる。ドンウンの罠にハマり立てられた城の中で自爆していく様は哀れでも当然の結果、精々しました。

『ナイトエージェント』

久々のアメリカドラマ。秘密機構の任務にハラハラドキドキパラダイス。
一日お休みだけどやることないしなんか見ようかなってときにオススメです。

『サマータイムレンダ』

面白かった。タイムトラベルサスペンス。爽やかなサムネとは打って変わって割と流血シーンも多くダークでよかった分、たまにある主人公たちの恋愛シーンが鬱陶しかった。
このアニメの関西弁はヤのつく人が人を揺するときに使う感じ、シンプルに怖かったです。
見ようと思えば1日で見終わっちゃうから、夏休み中とか最適!!

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

アカデミー賞受賞作品。ずっと楽しみにしていた分、期待値上がりすぎてたかなあ。編集が神がかってた。

忘れちゃいけないWBC

宗ちゃんが準決勝でサヨナラヒットを打った時

WBCの感動はいつ写真を見返しても蘇る。
全ての予定を後回しにしてまで観たメキシコ戦、
ぶっちゃけあの打席でバッターボックスに立った彼を観て不安と心配で泣きそうになったし、神様こりゃないよってキレたくなった。
笑顔が見たかった、打った瞬間何を観たのか分からず瞬きしちゃったもん。ほんっっとにかっこよかったです。感動をありがとう、力をありがとう。
あと、オオタニサン、夢に出てくるほどときめきました。スポーツできる人に心奪われたの小学生ぶりです。

私が恋したオオタニサン


4月も始まっちゃったけど、自分が自分を嫌いにならない程度に頑張りたい。