超短note;鬼とアスリートとわたし

暑い。所用で大荷物のままインフォメーションセンターへ赴き、目的地までの行き方を尋ねる。

「大人の足で10分くらいですよ。一本道なので迷いようがありません。ただし車には気をつけて」とのアドバイスに基づき、いざ出陣。

インフォメーションセンターから数百メートル離れた場所に目的地への案内看板(矢印)発見。

矢印の方に目を向ける。

右ななめ上。右ななめ上?

え?とんでもない山道なんですけど。聞いてませんけど。いや、でも10分くらいってことは目的地までは案外近いのか?

歩き始めて即、息切れ。炎天下をゼエゼエハアハアしながら山を登る。何なのこの急勾配。意識薄れそう。

原付バイクの見知らぬオジサンに「暑い中大変だねー」と声をかけられる。「は、はい……」息も絶え絶え返事をすると笑いながら去って行くオジサン。アナタは鬼ですか?それともわたしの幻覚ですか。

大人の足で10分。その大人とやらはどんな強靭な肉体の持ち主なのか。アスリートだろう、そうだろう。

インフォメーションセンターの人。「非常に険しい山道です、そんな大荷物では無理ですよ」っていう重要な情報を伝え忘れていませんか。

最後に。ほうほうの体での帰り道、たまたま入ったコンビニ「セブンなんとか」で見つけた「温州みかん果肉氷 果肉・果汁34%」が素朴かつ美味しかったので情報をシェアしておきます。200円弱。

#インフォメーションセンター #温州みかん

#熱中症

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