第18回ISC参加記 その3

(前回までのあらすじ)
解答競争を終えたシナトラは7人で「樂樂」へと向かった。席について、いよいよ晩飯&トーク!




まずは適当に餃子やら何やらを注文して、話は早速詰将棋に。敏樹さんから超短編〜短編の新作をいくつも見せてもらう。イノテツさんと一緒に解きながら、これは良い、これはとても良い、これはあんまり、これは良い……。敏樹さんって私の中ではこんなに沢山新作を作るイメージでは無かったので、もしかするとTwitterの5手詰Revolutionあたりが良い影響を与えているのではなかろうか。今年は詰将棋学校でも敏樹さんの名前が見られるかもしれませんよ(ここに書くことで投稿してもらおうという算段である)。
そして若島さんからも易しいらしい新作をいただいたので解こうとするのだが、こちらは全然分からなかった。解答強豪のイノテツさんが初手にすらなかなか辿り着けなかったのだから、やはり易しいとは思えない(笑)。結局私はあとで鑑賞したが、クオリティは流石。

ここからは記憶が断片的なので、覚えていることを順番に書いていくことにしよう。

○「5手詰Revolution」の話になって、若島さんが「山田康平さんがこれを送ってきた」といって奇妙な狙いの作品を見せてもらう。流石というかなんというか、康平さんにしか思いつかないようなアイデアに感心した。

○隣の席の中嶋さんと馬屋原さんと太刀岡さんが最新のプロパラを読みながら爆笑していて、その本ってそんな笑うとこありますー?と質問したら○○さんの○○がおもろいとのこと。あー、確かにわかります。プロパラ購読者の皆さんはそれが何だか考えてみてください(正解発表はしませんが)。

○若島さんが離席している間に若島さんの座っていた椅子に猫が居座ってしまった。これ若島さん戻ってきたらどこに座るんだろう?と思っていたら、席に帰ってきた若島さんは椅子の横に立ったまま猫ちゃんの顎のあたりを撫で撫で。すると猫はすぐに眠りについてしまったのだ!めちゃくちゃ手慣れてるなぁと思ったら昔飼われていたらしい。なるほどですね。もしかするとこれは若島さんの詰将棋以上の特技かもしれない。そんなわけで、そこから若島さんだけ立ちながらトークすることになった(笑)。


東京にはマンボウ?が出ているため、9時には店を出ることになった。「シナトラ君は子供料金で…」と言っていただきほとんど奢ってもらう形に。実はもう二十歳なのだが、いつまでも子供でありたいと思うのはこういう時である(笑)。

若島さん、敏樹さん、イノテツさんと「樂樂」から駅に向かう帰り道、敏樹さんに、「作品を纏まった形で見たいからはやく作品集を出してほしい」と言われた。「私なんかまだまだ早いですよ。とりあえずあと10年がんばります。それより小林さん、将棋世界の付録で満足してないで作品集を出してください。みんなそう言ってますよ!」
全詰将棋関係者を代表しての必死のお願いだったが、時間がかかるから難しいとのこと。うーむ、残念・・・

元々はここで若島さんとカラオケに行く予定だったのだが、昨日ホテルで原稿を書いていてほとんど寝れていない若島さんは体力的に限界。カラオケは次回のお楽しみとして持ち越しに。その時は”Just One of Those Things”を歌いたい気分だったのでちょっぴり残念だった。そんなわけでホテルに帰って行く若島さんとここで別れ、3人で駅のホームへと向かう。

ホームに着いたら大体夜の9時半。予定では、ここで別方面に向かう敏樹さんと分かれてイノテツさんと電車に乗るはずだったのだが……
突然、いま東京にいて大丈夫なのか?ということに気づく。その日に岡山に帰るつもりだったのだが、東京からだとのぞみでも3時間半かかる。ということは、今から帰って岡山に着くのは午前1時過ぎだ。まず、新幹線ってそんな遅い時間まで走ってたっけ……?不安になって調べてみると、岡山に帰れる新幹線の最終は9時前に東京発だった。というわけでもう間に合わない。行くアテを失った私は、駅のホームでしばし茫然。東京に下宿している友達が数人いるので、今から頼んで泊めてくれそうな人がいないか必死に考える。シナトラの運命は如何に!?

おっと、いつの間にか1500字を超えていた。次回が最終回です。お楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?