経済学者のポール・クルーグマンが中国経済の更なる衰退を予測

現在の状態が続けば、中国経済がさらなる悪化を続けるとしてる。

記事を読むのが面倒な人は、動画でどうぞ。

日本のバブル崩壊後の経済の停滞期よりも長い経済の低迷が続くだろうと予想。

理由は、若者の完全失業率だろう。

日本では、若者の完全失業率が10%を超える事はなかった。

中国経済は現在、20代の完全失業率が21%を超えている。

この21%という数字も実際の数字ではないと言われてる。

もっと深刻な状態だろうと予測する。

中国が経済を復興する方法は、いくつかの方法が存在する。

逆に、中国共産党が方針を定めて経済の復興に力を入れれば、中国は日本よりも早く経済を立て直すことも可能。

それは、コロナ過で見せた中国共産党独自の独裁によるロックダウン措置や建物を一月で隔離施設として運用できる政治能力にある。

これは、独裁政治の特権のような部分の強みでもあり、中国の首脳陣がもっと政治的に優れた人材に恵まれていれば、世界一の経済大国を作れた筈なんだよね。

いずれ一つの中国は無くなると思うけど、中国が経済復興する策は、中国自身が内需経済をメインに国内の産業を育てる事だろう。

雇用を増やす為に行う事は、金融緩和と国内産業を増やすこと。

高速鉄道を延長したり物流に力を入れる前に、中国が本当にやるべき事は、新規の農業政策や食料生産の見直し、自国のサービスを増やして中国人が中国国内の経済にお金を使うこと。

EV車の政策の失敗に学んだように、今後の中国に必要な公共交通インフラを優先して、電車やバスの人員輸送をメインに都市交通機能を集約し、欧州と同じように、タクシーやカー・シェアリング事業をメインに、都市部の交通インフラを整備すれば最適な都市交通環境が生まれる。

日本でも大都市圏の東京よりも名古屋などの地方都市の方が自動車の保有数が多いように、都市部の交通網は公共交通機関に投資を行なった方が利便性が上がる。

日本の10倍の人口を持つ中国の都市環境を整備し、カナダの学者が提唱していた都市集中型の経済を効率よく運用する、整理された都市環境を先に作れば良かっただけの話。

その為の下水道の浄化槽整備や上水道のインフラの確保、発電施設の割り当てなど、今ある資源を使いつくすのではなく、海外への輸出量を減らして、これまで外貨で得られた産業のノウハウを独自に発展させる道を切り拓けば良い。

また、製紙業など紙の品質などをトイレで流せるように、水に溶ける紙の開発を学んだり、人間の排せつ物を処理して、水素をCO²と合成してメタネーション化を進めたり、公共事業の投資で日本に学ぶものが沢山ある筈。

韓国が中国の大気汚染の影響を受けて中国を非難してるように、中国最大の大気汚染は、産業革命の時に必ず起きる問題だったりする公害。

日本でも昭和40年代から50年代の光化学スモッグの公害で、癲癇てんかん喘息ぜんそくが蔓延した時期があった。

急速な軍拡で海洋資源で周辺国家と争うのではなく、バイオ農場を開発してボツリオコッカス・ブラウニーやユウグレナを使った、藻類の培養技術を学ぶなど、日本から学ぶものは山ほどあった筈。

中国共産党員を信用する事はないけど、中国共産党が幾らバカでも、自縄自縛じじょうじばくの状態を自分達で作ったのは、知能のレベルが幼稚な発展途上国の辿る通過点でもあるということ。

日本でも出来てない事は、未だに山ほどある。

屋内農場生産や屋内養殖産業など、これから発展する見込みがあっても、役人や政治家の多くは、これらに注目もせず投資を行わない。

欧州がコオロギと言えば、コウロギへ6兆円も投資してるようなアホな政治家が国家を仕切っている。

同じ6兆円の投資を屋内生産型の3階建や地下から地上5階程度の建物を作り、太陽光と同じ光のLEDを利用して、24時間生産できる水耕栽培農業を安定的に生産する技法などを確立するだけで、大きく農業生産性も上がるし、失業率も減らすことが可能になる。

魚の回遊する水槽にしても数階建てのビルに水槽を設置して、水をオゾンで浄化して必要なミネラルを与えるだけで、海魚も川魚も両方の魚を屋内の水槽内の生簀いけすで養殖する事が可能になる。

40億人分も住めないビルが大量に余っている訳だから、農業や漁業に転用するのも政策転換を図る上で重要だろう。

自然を切り崩すインフラ整備を行う事で、自ら環境を破壊してきた中国。

資源を掘り尽くすのではなく、リサイクルに着目して、設計段階からリサイクル率を考えたモノ作りを行なえば、独自の経済構造を作り出せる。

安価で生産の容易なプラスチックだけではなく、リサイクルをメインに考えれば、アルミの加工や鉄を利用したり、リサイクル率の高い製品を開発できる。

通信産業に必要なインフラ整備や都市型のホテル事業など、観光にも力を入れる事で遠く離れた高速移動は飛行機を利用して、都市交通は循環道路や都市の中心に経済拠点を置いて、郊外に物流拠点を置くことで道路の物流網に掛かる燃料代などのコストを抑えられる。

石油利権のない中国では、磁力ピストンなどの発電や近似カルノーサイクルを利用する事も可能。

中国人は阿呆だから、欧米や日本を真似る事で、経済が同じ水準に並んだと思い込んでる部分がある。

今後の中国経済が復活できるか否かは、中国の政策転換に掛かっている。

習近平国家主席と今の共産党政権のままでは、無理だと思うけどね。


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