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柿喰う客の舞台を観に行く

先月柿喰う客の舞台「殺文句」を観てきました。
劇団旗揚げメンバーの中屋敷さん七味さん玉置さんが出るとの事で、これは実際に観るしかないと観劇旅行してきました。

6/23まで、購入から1週間見れるアーカイブあるので興味ある方はぜひ…!柿公式Twitter(X)で行われた中屋敷さん玉置さんのコメンタリースペースも合わせて聴くとさらに楽しめました。


わたしが観に行った回のアフタートークは
玉置玲央さん、永田紗茅さん、村松洸希さん

永田さんと村松さんは劇団内最大身長差で、並ぶとサイズ感がすごかった…!思わずどよめく会場。「同じ身長くらいのつもりで歩いてますけど」
劇中の「わたしじゃないですよ?」のまるかぶりで見上げた時も身長差生かした立ち位置だなあと。誰ともかぶらない村松さんの身長…。

ドーン!今日のは足で来た!と興奮してた村松さん。セリフも「足でドーン!」って言ってたのが明らかに興奮して印象的だったので、まさに今日の興奮ポイントだったようです。稽古では頭で来た時もあったとか。

永田さん、どこかで絶対聞いたお声の出し方だと思いながら観ていたんですが、禺伝の末摘花様だ!!発声が印象に残っていたのですが、こんなに小柄で同じ方とは思わず…特に板の上とアフトの雰囲気と違って気付かなかったです。

物販には今井さん長尾さんがパンフのチラ見せをしながら素敵な発声で呼び込みされてて、やりとりを見てるの楽しかったです。買いました。

初めての本多劇場
のぼり好き
お花たちが豪華



パンフがA560Pといいサイズ!
グッズもかわいい。


個人的な感想

冒頭から怒涛のセリフ、なんとなく状況が理解できるセリフとリズムと下ネタ系と、聞かせるセリフの差が激しすぎて、さらにどんどん切り替わる場面に、わあー舞台だあー!と久しぶりに濁流にのまれたような感覚になり、真っ白になってただただ浴びていたら、思ったより7倍踊るので我にかえる時間が出来て、また流されて、不思議な感覚でした。

謎で気になって玉置さんに注目しちゃう…と思ったら、七味さんに目が行く!撃ち抜かれた。目が吸い寄せられる仕草と重心、聞き取りやすい発声…シヅカちゃん!!!
総務部の癖がある個性たち、顔芸も手の使い方も足の開き方も蟹工船の本のサイズの違いも、拡声器の使い方も個性的で…みんな可愛くて怖い!
タンタンメン癖になるし、ワン◯ース!は笑ってしまうし、仕草込みで「これ質問だからー!」には参りました。
配信見るとより表情がわかりやすくて、あまりにも癖がありすぎて愛おしい怖い総務部…。
一人一人に話がありながらこの時間でまとまるのなんで…時間感覚がおかしくなる。

照明が綺麗。タイミングが抜群。明暗が絶妙。
特に印象的だったのは上から緑とサイドからピンクの照明。後方から見たので全体がぞっとする暗さの美しさでした。

舞台が終わり、アナウンスが入った瞬間に夢から醒めたようにハッとしたのでした。

舞台後に全ての回でアフタートークがあるのが、浴びまくって真っ白になった頭を少し引き戻してくれるのでありがたかったです。

やはり観たいものは観るべきだなあと、観劇しに行ってよかったです。