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ピエール・ムニエ「我が友ジャン・ムーラン」

第2次大戦下、ナチスに占領されたフランス。
地下活動で抵抗し続けたレジスタンスのリーダー。

この本を読んだ後、パリに行った。

モンパルナスにひっそり在る記念館「Musee Jean Moulin」。
来館者は自分以外に1人。
居並ぶムーランの遺品。
占領前から解放時までのパリ市内の映像。
200万人の歓喜が埋め尽くすシャンゼリゼ通りを凱旋するド・ゴールの映像を見たときに、自然に涙が出た。
ムーランやド・ゴールたちが闘った歴史を少しでも知ったうえで、パリの街は眺めるべきだ。

かの戦争を扱った作品は数あるが、最前線と指令室の中間とも言える空間を扱っており、歴史を立体的に見られる。
フランス人のメンタリティや反ドイツ感情を知るうえでも役立つ。

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