出会う大人に恵まれているな、と。(2/26)
投稿する前に寝落ちしてしまった。
出会う大人に恵まれていると思った日だった。この恵まれた環境に甘えずに、でも助けてもらいながら、自分を少しでも成長させて仙台に帰りたいと心から思った。
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今日も濃い1日だった。
自分のことを考えれば考えるほど、沼にはまっていく気がして、でも自分のことを考えないと、変われない(海士で成長できない)のもわかってて、考えたい、と思っている自分と、考えなくてもなんとなく過ごしていけるし、まあいいか、の自分がいる。
午前 けいすけさんと浅井さんとメンター面談
けいすけさん熱い男だった。泣いたら絶対茶化されると思ってた。彼の前では絶対泣かない、と決めていたのに、なぜかぽろぽろ涙が出てきて、自分でも困った。終わった後、浅井さんが面白いやつでしょ、って言ってけいすけさんがほんとに、って言ってくれたの(ちょっと言葉違うかもしれないけど)うれしかった。
面白いやつで居たい。
・結果が同じでもプロセスが大事だよ
私が何を思ってようが、思ってなかろうが、できるものは同じだからどっちでもいいじゃないか、と思っていた。
同じシイタケができるとして、原木で育てるのと菌床で育てるのは、原木を機械で運ぶのとみんなでひいひい言いながら運ぶのは、違うよね、と。
非効率かもしれないけど、それをすることで目の前の結果じゃなくて、そのあとに起きうることの方がよっぽど大きい利益(得)を得られるよね、と。
言ってることはわかるけど、頭では理解できるんだけど。
色んなことを体験して、私が何を感じるか、それの方がよっぽど有意義だよと。ただ体験して、いろんなことやって、はい満足、ではだめだな、と。
・感じる練習
何かをする、何かを抱く、私はここまではたぶんできているんだと。何かを抱いていることを自覚する、それを言葉にしてみる、ができてないだけだと。自分を信じないと、抱いている何かも自分のものにできないまま終わってしまうと。
・投げやりになってる
○○じゃないですか、とか○○でいいんです、とかそういう言葉で自分を抑え込んでいる気がする、と。何かを感じてはいるんだけど、それを自分を信じないで、何も感じていない、と思い込んじゃうとなにも変わらないよ、と。
最近、自分でも「あー、今投げやりになってるなぁ」と思ったり、さとのばの授業でさいとうさんに「投げやりになってるように見える」と言われたりして、自分はたまに投げやりになることがあることを知った。
投げやりになっているときは、きっと考えることを放棄していて、自分の中でこれはこうなんだ、こうであればいいんだ、と決めつけることで楽な方に逃げているのかな、なんて思う。わからないけど。
また投げやりになった。
・自分は小さい、今の自分を壊して大きくなる
幅のある人間になること、それが軸のある、私がよく言う強い人間になることともつながるかな、と。
きついけどここターニングポイントだと思った。けいすけさんもいいところまで来てる、って言ってた。
・自分に問を立てること
簡単に言うけどそんな簡単じゃないんだよぉぉ。
・人生100年時代、まだ2回表。
1時間弱話したことのうち何割かけているのだろうか。すべて思い出せない自分が腹立たしい。覚えられないなら、工夫すりゃいいのに。くそ。
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壊滅的に進まない。やっぱり自分が思ったことを書くのは難しい。
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昼 村上家の掃除、オムライス作る
面談から帰ると、みんなで村上家の大掃除をしていた。また開館するかららしい。村上家って資料館としてお客さん来るのかはなはだ疑問。
ありぽんがこの前失敗したケチャップライスをチンして、オムライスを作った。卵焼いただけだけど、浅井さんおいしいって言ってくれてよかった。
午後 勇木さんのところ
陶芸家のゆうきさんに会いに行った。海士伝で予習をし、なにを聞こうか決めて行く、と決めていたはずだけど、全然なんの準備もできないままどうなるか心配のまま行った。
もともと先生らしくていろんな話を聞きだしてくださった。私もいろんなこと聞かせていただいた。鋭い質問だね、って言われてうれしかった。
土を触らしてくれたのもうれしかった。こねて空気を抜いて、ろくろで土殺しして、器をなんとなく作って、ゆうきさんが作ってるところも見せてくださって。なんか職人さんって、堅いイメージあったからそこまでいろいろさせてくださたことに驚いた。そして、これらのことは初対面の人にさせたこと1度もないらしい。それがまたうれしくて。なにも話さなくてもこの子なら土触れば感じることがあるのかもしれない、と思ったんだって。うれしいなぁ。
ろくろで体験教室とかって、作品を作ることがゴールだから、無理くり進められちゃうけど、遊びな、って言ってもらって要所要所教えてもらいながらでも好きにやらせてくれてほんとうに楽しかった。無になれる。作業、ともいえるのだけど。作業にはならないんですか、って聞いたら、作業になるよ、そりゃ、だって。職人さん、陶芸をすることで食っている人でもそういやって思うことがあることに驚いた。
でも、確かに毎日毎日自分の気持ちを陶芸にして表してたら心壊れるなぁ、と思った。
・日常と非日常の間
・人と話すのが苦手だった、だから自分を表現する陶芸が好き
・社会に求められているものをつくろうとすると、自分を押し殺さないといけない、って話。
・100均にはそれの良さがある、であればそうではないところで戦うべきだと思っった
・わざわざめんどくさい(手間がかかる)方法をとるのはなぜか、を聞いた
機械化して、スキル1点を高めるよりも全体を高いレベルで最初から最後まで作りたいんだって。プライドがある、その辺にある粘土を使って作り始めて、塗料も海士のものを使うし、ストーリーを作ることは意識している、とも。
なんかわからんけど、涙が出た。自分の軸があってぶれないんだな、と。自分の人生を大切に生きている気がして、うらやましいと思ったのかもしれない。ゆうきさんにもらい泣きしそうになったわ、って言われた。
・当たり前の日々を特別なものにする
1輪の花が咲いた。そういうことに反応できるようでありたい。
うまくいっているときこそ立ち止まってみる。うまくいってない時は勝手に立ち止まっているから。
・変わりたくて行動するのか、行動した結果変わっているのか、自分はどっちの人間?
変わりたくて行動する人間、と答えたら、それならいまはつらいなぁ、と。
・行動力すごい
・自分の名誉は逆輸入
外で結果を出して島にいれることで島の人にも認めてもらう
それは自分の技術に圧倒的な自信があるからだな、と思た。隠岐の土だったら誰にも負けないと言ってた。すごい。自分は全部平均点、とびぬけてできることがないから、一つ抜けているものを持つ人がうらやましくて仕方ない。
ゆうきさんとの3時間は本当に一瞬だった。楽しかった。
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夜 浅井さんと農業のスライドに対するお金をいただいた
自分がそれなりに考えて作ったものに、お金という尺度で価値を決められるのが怖かった。どれくらいの値段をつけてもらえるのか、皆目見当つかなかったけれど、え、これだけ?と思うのがこわかったのかもしれない。価値なんて浅井さんが決めるもので自分が怖かろうが関係ないのにね。でも価値を決められるのすごく嫌だった。お金は壊滅的にないのだけど。
値段なんていわれたくなかった。50円でよかった。でも浅井さんも頑固だからお金払う、って言い続けられて、私が折れた。
浅井さんはすごく理論的にお金を算出した。理論的に話せば納得してくれると思ったのか、社会人は理論がすべてなのか、理由はよくわからないけど。
【算出方法】
・MAX 10万。全部で6分野だから、1分野あたり1~3万MAX
・農業は海士の中で大きな産業だから、MAX2万
・①「結果としての価値(プロダクト)」20%=4000円
・②「プロセスを通じて自分の言葉で感じたことを話すことができるようになっている価値(プロセス)」80%=16000円
・それぞれに点数をつける。それぞれかけたものの合計で算出。
・お金はないものはないセンターから出される
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・①50点→2000円(30点→1200円)②75点→12000円(20点→3200円)
・①+②=14000円
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なんか理論的、というかまあ浅井さんの算出方法には?があった(プロダクトよりもプロセスを4倍も重視していること、プロセスに75点もついたこと)けど、計算方法はすごく明快で、なんにも言えなかった。
自分が作ったものをこうやってお金というもので判断される、初めての経験。浅井さんからその場で受け取った時、なんというか複雑な気持ちだったと思う。(いつもこうやってそれっぽい言葉で終わらせちゃうんだけど、ここでもっと考えろ、ってことなんだろうな、けいすけさんも浅井さんも。)
複雑、ってのは…
・自分の作ったものにお金という尺度で価値をつけられたことが初めてで、つけられるのが怖かった(もうすでに繰り返し書いてるけど)
・14000円という価値をつけられて、私のスライドは14000円ももらえるものではない、という気持ち。14000円ももらえない。
・でも14000円ももらえて素直にうれしい気持ち
・はやくほかの分野のスライドも作りたい気持ち
・①が50点で悔しい気持ち
・②に関して、まだ言葉にはできないけどすでになにか感じているものがある、ということで75点をつけてもらって、私は浅井さんが期待するほど感じているものがあるのか自分が疑わしい(表現が難しい)気持ち
こんな感じかな。また頑張る。
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夜 魚を捌く
昨日の宇野さんの漁についていったときにいただいた魚を捌いた、YouTubeでYouTuberが捌く動画をよく見るから、簡単だと思ってしまうのだけど、これがべらぼうに難しい。
カントクに3枚おろしのやり方教えてもらったけど、全く自分のものにできてなかったみたいで、全然できなかった。
そうそう、フグも捌いた。自分でさばいて食べる分には免許いらないらしい。きれいに捌けたけれど、肝臓がついているかもしれない、と思うと食べられない。食べたいんだけどね。
おかゆさんが家に来て、あーこさんと3人で食べた。ちびーずはお父さんの家。餃子食べた。おいしかった。
サザエも食べた。おいしかった。
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今日思ったのは、ほんとに人に恵まれているな、ということ。海士でお世話になってる方々もさとのばの先生もなんか経験値高そうやなぁ、って思う(何様)って感じだけど。相手が自分の陰の面を話してくれると、自分の陰の面も話せる感覚。
同い年の人と話すと、なかなか自分の思っていることすべてを話しきれない感覚があって。自分の陰の面とか、感じていることを話すとひかれちゃうから。私は大人と話す方が好きだな、と高校生くらいから思っていたんだけど、これは大人と話すときは自分が思ってること話しても引かれずに会話できるから、なのかな、と思った。
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すでに4600字超えてるけど、もう少し。
なんか、note書いてます、って今まで直接の知り合いには誰にも言ってなかったんだけど、最近りーちゃんとかおばばとか浅井さんに書いていることを言って、いろんな人に少しずつ読んでいただいてるのかな、と思う。でも直接の知り合いが読んでる、と思うと記事書くの変に頑張んなきゃと思ったり、なんかマイナスなこと書くことに躊躇したりしちゃう。
まあ書くけど。
長く書きすぎた。今日はこんなところで。
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