お肉事件はなぜ起きた?そこから学ぶ恋人との価値観の重要性

お肉事件とは?


 まずはお肉事件を知らない人のためにお肉事件をざっくりと振り返っていきます。
美容師で超が付くほどのイケメン、ウッチーとモデルで現役大学生のみのり。2人はテラスハウス内で交際をスタートさせます。交際開始後、お肉事件が起きたのです。
 美容師のウッチーは大切なお客様から高級なお肉を貰い、そのことをみのりにだけ伝え、テラスハウス内の冷蔵庫に保管します。その肉をウッチーがいない時にみのりは他のメンバーと一緒に食べてしまったのです。次の日何も知らないうちにお肉を食べられてしまったウッチーはそれまでに感じていた微妙な価値観のズレも重なり、みのりに激怒し、みんなを問い詰めます。その事を引きずるウッチーは部屋に引きこもり謝りに来たみのりともまともに口を聞かなくなってしました。その後みのりの姉クルミも仲裁に入り再度謝りに来たみのりと泣きながら話し合いなんとか解決する。というものです。

世間・スタジオメンバーの反応は?


 ウッチーのお肉を何も言わずに食べてしまったみのりサイドにもちろん非はあるものの、部屋に引きこもったり、泣いたりするウッチーが幼稚だという意見が多くテラスハウス史上に残る”笑い話”とされています。
 しかし、この事件から学び私たちの日常生活に活かせる事はとても多いです。

事件の本質を分析する


 ではこの事件の本質はなんでしょうか?簡単にまとめると価値観のずれから起きた恋人同士の喧嘩です。ウッチーからすると恋人として人として最も信頼しているみのりにお肉を食べられたことが一番重要な事です。この事件を小馬鹿にし笑い話に出来るのは、みのりがただ一緒に共同生活をする友人だった場合です。みのりがウッチーの恋人であったことがこの事件をここまで大きくしました。
 恋人と友人の違いはなんでしょうか?一番は心の距離の近さです。誰しも恋人と一緒にいたいと思い、何でも話したくなり、少し連絡が無ければ何かあったのではないかと心配になります。恋人の事は誰よりも信頼し、自分をさらけ出しています。だからこそ2人の間でズレが生じた時のダメージは想像よりも遥かに大きくなってしまうのです。今回の場合では「価値観」の面でズレが生じた事、さらに今まで小さな価値観のズレを溜め込んでいた事がウッチーの態度に繋がったのです。ウッチーもみのりも悪くなく単に価値観に違いがあっただけなのです。
 以上の事を踏まえた上で2人の心理状況を分析していきましょう。

ウッチーとみのりの心理状況


 事件以前から2人の価値観のズレは垣間見えていました。しかしその事を話し合いたいウッチーとあまり向き合いたくないみのりがおり、ウッチーは価値観のズレを溜め込んでしまっていたのです。また、ウッチーは本編でも言っていた通りお客様から貰ったお肉を非常に大切な物だと思っていました。みのりにも「お客様から貰った」と伝えたのです。それだけでいかに大切なもので、大切に扱って欲しいことがみのりに伝わったと思っています。そう伝えたのにも関わらず勝手にお肉を食べられたことはウッチーからすると絶対にありえない事であり、自分が逆の立場でもありえないと感じているのです。にも関わらずあまり大ごとに捉えないみのりとのズレを感じ今まで積み重なっていたこともあり、大きなショックを受けたのです。
 みのりは「お客様から貰った」お肉は大切なものであるが恋人である自分なら食べてもいいと思っています。恋人であるからこそ、信頼関係のもと気を使わずに食べたのです。だからこそ最初はウッチーがなぜそこまで怒っているのか理解できなかったのです。

お肉事件から学ぶ事


 どんなに信頼し合っている恋人にも価値観の違いは必ずあるでしょう。そしてその価値観の違いからズレが生じることもあるでしょう。まず価値観の違いが存在する事を理解しましょう。その上で価値観の違いが生じた時はお互いの価値観を伝え合い、相手の価値観を理解できるならお互いへの理解を深め、より良い関係を築くことが出来ます。しかしどうしても理解出来ない価値観も存在します。そうなった場合は別れるしかありません。いわゆる「合わなかった」というパターンです。どんなに好きな相手でも理解出来ない価値観があればいずれ大きな亀裂を生むことになります。ストレスなく幸せな関係を築くには重要なポイントです。
 まずは何より、喧嘩の原因は価値観のズレがあることを理解すること。そして異なる価値観に壁を作らず向き合い、理解しようとすることが重要です。それからどうするかはあなた次第です。喧嘩を一瞬の出来事で終わらせてしまうと同じ事を必ず繰り返します。喧嘩の原因となる価値観の違いと真剣に向き合ってこそより良い関係が生まれます。
 さらにいうと価値観のズレがきになる人と気にならない人も存在します。
これらを踏まえて自分に合う人、合わない人を見極め、より良い関係を築いていきましょう。

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