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最後に

札幌を離れる前に、
最後に思い出だけ語りたい。

今回は友人のこと。

なので演劇のことは一切書かない(いつもそうやって言って書いちゃうだろうけど)

おそらく私のことを知ってくれている人なら知っているだろうけど、
私には友達がほぼいない。
ほぼ。

そんな私の数少ない友達で、とあるグループがある。
小学校からの幼馴染5人グループである。
そのうちの1人は保育園からの付き合いで家が10年ほど隣同士だった。

普段はXやnoteやインスタには出さない。
個人の尊重もあるけど、プライベートと習い事は絶対的に分けたいから。

幼馴染たちとはもう10年以上仲がいい。

出会いは小学生の頃(1人を除き)、
最初からこの5人で仲が良かったわけではない。
保育園からの付き合いの子(ここからはRと呼ぶ)は私が引っ越してきた当初から家が隣だったので毎朝一緒に登校していたが。

最初から同じグループにいたわけでもないし特別仲良かったわけでもない。
この頃はそんなグループとかいう概念はなかったから、とりあえずみんな満遍なく仲が良かった。

正直いうと、
小学生の頃にその5人でいっぱい遊んだ記憶はない。

さらに仲が深まったのは中学生になってから。

中学1年生の時、
小学生の頃唯一私と6年間同じクラスだった子(ここからはAと呼ぶ)と初めてクラスが離れた。AとRとくるみは別のクラスに、最後のもう1人(ここからはYと呼ぶ)だけが同じクラスだった。
中学生になりたての頃は5人はほとんどバラバラのグループに入った。
うちの中学校は人数が少ないのでみんなとりわけ仲は良かったが。

中学2年生になってから、環境は変わった。
みんな大人になるにつれ人間関係も大きく変わった。
とはいえ、相変わらずみんなバラバラのグループだった。
正確にいうと、AとY、くるみとR、私、で別々のグループだった。

なにがきっかけかは全く覚えてないが、いつからか急に5人でいるようになった。

私たちのグループであるあるだったのが、
学祭などの行事でなぜかAだけいつも違う班になってしまうことだった。
嫌がらせでもしてるのか!って思うくらい。
全くもって嫌がらせではありません。

それでもめちゃくちゃ仲が良かった。
班を抜け出して遊びに行ったり、
休み時間になると毎回トイレに行って駄弁ってたり、
放課後は毎日近所の公園に寄り道してた。

もちろん最後の修学旅行はクラスの垣根を越えて5人で集まってどっか行ったり、
一緒にお土産を選んだり、
お揃いのものを買ったりした。


そして、
見事に全員バラバラの高校になった。

これまでより会う回数が格段に減るな…

でも卒業式の日、不思議と悲しくはなかった。

いつでも、何回でも、
なんなら朝とか駅でばったり会える気がしたから。

結局、朝会うことはほとんどなく、
帰りなんか1回も会わなかったんじゃないかな。
お互い忙しくて5人で集まれたのも年に1回。

高校で離れ離れになっても
仲良くしてくれたこのメンバー。
カラオケ行ったら歌うよりもまず先に踊り出すA、
遊ぶ前日に微熱出したR、
待ち合わせの時はだいたい3分くらい遅れてくるY、
生まれてからずっと一緒のくるみ、

いよいよ本当に離れてしまうけど(私だけ)、
あんたたちいつまでも笑っていようね。

𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬______

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