(全文無料)ポケカ投資へ向けた現プレイ環境理解
はじめに
やあ。中田進だ。
いつも読んでくれてありがとう。
これまで、地に足のついた投資をするためには、「自身がプレイヤー/コレクターになる」か、少なくとも「プレイヤー/コレクターの友達を作ろう」と述べてきた。
しかし、自分がどっぷりハマるには生来の運が必要(というのが私の持論。好きになるものとならないものはある程度各人で決まっていると思う。)だし、そう簡単に友達が作れるような陽キャも多くはないだろう。
ということで、今回は、今のプレイ環境を私なりにまとめ、読者の友人として君たちに教示しようと思う。
念のためだが、本記事の狙いは、読者がプレイ環境を理解し、9月より始まる新シーズンで需要が高まるカードを的確に予想し、地に足の着いた投資をするサポートをすることだ。
纏めとして、「環境からの示唆」章でごく簡単に投資先を例示するから、最後まで読んでいってほしい。
本記事を読む前に、投資の考え方を纏めた下記記事を復習してから望んでいただくのが良いだろう。
それでは本編に移りたいと思う。
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サポートの質問には必ずお答えさせて頂くので、リテラシー向上へ向け、私を上手く使って欲しい。
現環境の解説
昨シーズンの覇者であり、今なお環境の最前線を走る「ミュウ」・「パルキア」・「アルセウス」というデッキ軍に対し、「ロスト」という新たなアーキタイプや「キュレム」が殴り込みを仕掛けているのが現環境だ。
殴り込みの結果、「アルセウス」は徐々にその地位を低め、環境から消えゆく運命にあるように見える。
「ミュウ」は今なお強いものの、「ロスト」の勢いの前にやや後退気味だ。
事実、7/25に行われた2つの巨大自主大会であるBIG MAGIC CS及びポケポケCSの双方において、ロストギミックを搭載したギラティナが優勝した。
一方で、その前週に実施されたスパイクカップneoでは、パルキアが優勝している。
従って、現環境を簡単にまとめると、下記のようなTier表になるだろう。
Tier1:ギラティナ(ロスト)、パルキア
Tier1.5:ロストバレット、ミュウ、キュレム
需要を予測するうえで、環境を正確に理解しておくことは大切だ。
なぜならば、次に需要が高まるカードは、「環境上位のデッキ」に使用されるカード、そして、「環境上位のデッキに有利なデッキ」に使用されるカードの2種でしかないからだ。
今回は、その前者について解説する。後者については、読者自身でSNSやYoutubeなどを見て考察し、私に聞かせてほしい。一緒に議論しよう。(本記事の最後に簡単な例示をさせていただいた)
それでは、環境上位の代表的なデッキリストを見ていこう。
3,4枚採用されている基軸カードや、デッキに1枚しか採用不可である「かがやく」枠はどのようなカードだろうか?
ギラティナ(ロスト)
※上記まとめは少し古く、今後はカビゴンをサブアタッカーとして含めた構築が主流となるだろう。ただ、基本的に構築に大きな変化はなく、上記をベースに話を進めたい。
パルキア
※少し前のレシピだが、構築の基本に変化はない。ギラティナ対策に「ウォッシュ水エネルギー」の採用が進む程度の違いになるだろう。
ロストバレット
ミュウ
キュレム
環境まとめ
ご覧の通り、現環境は「かがやくゲッコウガ」+「キュワワーorメッソンライン(orヤレユータン)」を軸とし、「回収ネット」を絡ませてデッキを回していく構築が主流である。
さらに、ミュウにより加速する環境に追いつくため、「クイックボール/ハイパーボール」や「バトルVIPパス」の搭載も多くみられる。
そのような高速環境では1ターンでも早くサイドを取り進めることが肝要だ。従って、1ターンで相手のポケモンを気絶させるため、火力アップカードである「こだわりベルト」が全てのデッキに搭載されている。
また、環境終期には、Tier1のみを狙い撃ちしたバレット型のデッキが台頭してくる。今環境では早くも「ロスト」ギミックにアメイジング各種を投入したバレットデッキも出現しており、このアーキタイプは今後も研究が進んでいくだろう。
環境からの示唆
環境上位のデッキ/カード
これらのデッキに使用されているカードは、プレイ需要が大きく高まる9月以降、当然さらに需要を伸ばし、基本的には価格を上げていくことになるだろう。
Dレギュの終焉や価格上昇等の影響も強くなることには留意してほしい。
例えばDレギュである「メッソンライン」や「クイックボール」、「回収ネット」は需要増に比して価格の変動は緩やかになるだろうし、かがやくゲッコウガが高騰するほどに封入パックであるバトルリージョンが開封され、市場共有増により高騰も緩やかになっていく。
環境上位のデッキに有利なデッキ/カード
上記内容をふまえ、当然、対策カードの需要も増していくことになる。
9月が近づくにつれ、デッキのシェア率も変動が進む。
シーズン開始に伴い、シェア率が高いデッキに有利なタイプを持つカードは、当然使用率が高くなっていくだろう。
「ミュウ」と「パルキア」がシェアのほとんどを占めていた前シーズン終盤では、あく・でんきタイプのデッキが流行した。
来シーズンでは、キュレムのシェア率が上がれば「はがねタイプ」(ザシアンVSTAR等)が、パルキアであれば「でんきタイプ」(カプコケコVMAX等)が、ミュウであれば「あくタイプ」(ガラルファイヤー等)が高くなっていくだろう。8月中旬頃に判断したい。
また、上位のデッキは、所謂縦引きをして、手札にカードを貯めていくことで選択肢を増やしていくことを強みとしているカードが多い。
従って、手札干渉が可能なカードも採用が進むだろう。
具体的には、マリィ、ツツジ等である。
続いて、「こだわりベルト」等の打点増強カードが全てのデッキに含まれている中で、そのテンポを阻害するカードの採用も進んでいくだろう。
具体的には、「ツールジャマー」、「大きなおまもり」、「タフネスマント」、「ツールスクラッパー」、「ロストスイーパー」等だ。
他、現在はミュウを除き、「ルールを持たないポケモン」がデッキエンジンとなっている。
従って、「ルールを持たないポケモン」のとくせいをストップできるカード(ガラルマタドガス、エンペルトV等)も当然採用が進むだろう。
但し、これまでのポケカの歴史を見るに、本カード群の採用は一部にとどまり、爆発的な高騰は見込めない。
さらには、現環境はギラティナの一強に近いことを考えると、ギラティナに対するメタが進むだろう。具体的には、ギラティナの強みの一つであるVSTARパワー「スターレクイエム」への対策として、ウォッシュ水エネルギーの採用が進むと考えられ、またそれを採用可能な「水」タイプのデッキの採用も多くなるだろう。
それをふまえると、ギラティナメタである「ウォッシュ水エネルギー」に対するギラティナ側のメタとして、例えば「シンオウ神殿」等の採用が進むかもしれない。「シンオウ神殿」はURも存在することから、購入するのであればURを推奨する。
最後に、アメイジングやかがやくリザードン等、「サイドを1枚しかとられないが高火力なポケモン」の台頭に伴い、それらの対策も一部デッキに封入される可能性がある。
それらのカードは、下記のような使い方をされることが多い
基本的に「こだわりベルト」等で打点を補いつつ使用される
デッキに1~2枚しか採用せず、「クララ」や「ふつうのつりざお」等により何度もトラッシュから拾い、リサイクルして使用される
従って、その動きを妨害できるカード、具体的には「こだわりベルト」への対策として上述したカードや、「ロストシティ」等も、メタカードとして採用が進む可能性がある。
但し、ロストシティは現状ノーマルカードのみであり枚数が多い一方で、メタカードの採用はデッキに1,2枚であることを考えると、今手を出すのは得策ではないだろう。ハイレアリティ(UR)が出た場合のみ、投資を検討すべきだ。
以上、今回はここまでとする。
今後も継続的に、投資の根幹にかかわる情報や、個人的な予測などを継続発信していく予定だ。
いいねやフォロー等、読者から何かしらの反応を頂戴することを期待している。
またお会いしよう。
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