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(全文無料)【ポケカ投資】私の考える投資すべきカード

はじめに

やあ。中田進だ。
今回は、以前紹介した投資すべきカードの考え方に則り、私が考えるカードの例を紹介しようと思う。
まずは第一弾という事で、基本的に少額かつクイックウィンをコンセプトにピックアップしている。
初心者の読者諸君は、少額ながらも明確な分析のもとで投資して稼ぐという経験を積んでいって欲しい。
少額のみになると、読み物としての面白さにも欠けると考え、中長期の方では、一部中程度の価格帯のカードもピックアップするようにした。
まだ読んでいない方は、先にこちらに目を通しておいてほしい。
もちろん全文無料だ。

本編に入る前に、この記事の背景も説明させていただく。
昨今、「ポケカ投資」は言わばバズワードに近い形で急速に広がりを見せ、結果として深い知識を持たない初心者の参入が加速している。
そうやって参入した初心者たちの多くは、インフルエンサーやカードショップの「カモ」にされ、悲しくもポケカから卒業していくことになる。
私は、これを「ポケカというコンテンツの相当に不健全な消費」であり、「ポケモンというコンテンツにとってのマイナスプロモーション」だと捉えていることから、抑制すべく活動している。ポケモンへの愛ゆえの慈善活動だ。
その一環として、「投機」でなく「投資」をするための考え方を纏めたのが上記記事である。
上記記事内に簡単な例も織り交ぜてはいるが、より多数の「例示」をすることで、「カモ」のリテラシー向上を促進したく、本記事の作成に至ったというわけだ。
前置きが長くなりすぎても退屈なので、早速本編に移りたいと思う。
完全無料としているが、投げ銭・サポート機能は付けておく。投げ銭・サポートは非常に励みになるし、私はあなたのことを忘れないだろう。
また、サポート・ツイッターのDM/リプ等から質問は随時受け付けている。

サポートの質問には必ずお答えさせて頂くので、リテラシー向上へ向け、私を上手く使って欲しい。
それでは、本編へ移る。

マイルストン/タイムライン

投資を考えるうえで、タイムラインを意識することは重要だ。
以前の記事のように単純な短期/中長期の分けではなく、もう少しポケカ向けに解像度を上げた形で、タイムラインと需要動向を整理しよう。

ポケカ投資のタイムラインと需要動向

投資に影響が有るイベントは上記の通りだと考えている。
プレイ観点では、9月の新シーズン開幕にかけてプレイ需要が増加する他、12月のハイクラスパックによる再録有無で一喜一憂するカードが現れ、レギュレーション変更により各カードの価値は大きく上下していく。
コレクション観点では、タイムラインは大きな影響を持たず、中長期的に新規コレクターの流入による需要増が進んでいく。(当然、既存コレクターの離脱による需要減も有るが、一般にコレクターは「握力」は強く、今回は無視させていただく)
本記事では、下記の2つの時間軸に分け、投資の考え方の具体例をお示しする。

  1. ①「ハイクラスパックによる再録まで」と②「Dレギュ落ちまで」
    (比較的時期が近いので、纏めさせていただく)

  2. ③「中長期的に投資可能」

私の考える投資すべきカード

ここからは、以前紹介した下記のフレームワークに当てはめる形で、具体例を示していく。
やや細かい内容になるため、追加で最後列に【総括】を追加している。
【総括】だけを読み進めて行く形でも十分に理解可能なよう記載するので、時間が無い方はそのような進行を推奨する。

【需要】
・プレイ需要
・コレクター需要
(・投資需要)
【供給】
・既存発行枚数
・新規発行枚数(再販)
【総括】

①「ハイクラスパックによる再録まで」と②「Dレギュ落ちまで」

本タイムラインには、プレイ用カードが該当している。
プレイ用カードは9月のシーズン開幕に伴い、需要を増していくカテゴリであることから、現時点(2022年7~8月)であるという前提では短期的な投資に向いている。
一方で、コレクター需要のカードは明確なタイムラインが無く、全て、中長期的に投資可能な枠に入る
また、以降も同様だが、あくまで一部をピックアップしたものであり、網羅しているわけでは無いことをご理解いただきたい。
それでは、本タイムラインで投資すべきと考えるカードは下記の通りだ。

  • トレッキングシューズ【U】

  • クロススイッチャー【U】

  • ポケストップ【U】

  • 回収ネット【-】

  • こだわりベルト【U】(←以前の記事にてURを紹介。ハイクラスパックへの再録による暴落可能性以外差分が無いので、本記事での詳細な説明は割愛する)

トレッキングシューズ【U】

出所:カードラッシュ(2022年7月16日時点)

【需要】
・プレイ需要:言わずもがな全てのデッキに入り得る最強の汎用性を持つ。また、スピードが何よりも重要な現環境においては、単純な汎用性のみでなく、積極的に取り入れたい1枚となっている。1つのデッキに3~4枚入るカードであることも、需要増を後押し。
【供給】
・既存発行枚数:タイムゲイザーに収録されていることから、一定数の発行はなされている。一方で、タイムゲイザーはこれといって目玉カードが無い不人気パックであり、ボックスは売れ残りが目立つ状況。株ポケ/クリーチャーズが推定した出荷量を消費が下回っていることを示しており、従って需要に対し十分な枚数が供給されていないことが推測できる。
・新規発行枚数(再販):ハイクラスパックへの収録可能性が高い。ハイクラスパックに再録されると流通枚数が飛躍的に増加
【総括】
全てのデッキに入る汎用性を持ち、かつデッキ当たりの必要枚数も3~4枚と多いことから、基本的に需要が右肩上がりのカードであり、既に高単価ではあるものの、今後も価格は上昇していくだろう。現状供給量不足である点もgood point。
但し、ハイクラスパックへの再録が濃厚であるため、ハイクラスパックのカードリスト発表前に一度売却、ハイクラスパック発売後に再収集することを推奨する。

クロススイッチャー【U】

出所:カードラッシュ(2022年7月16日時点)

【需要】
・プレイ需要:「相手のベンチポケモンを選んで呼ぶ」という、対戦で必ず必要なアクションを実現するカード。このアクションが可能なカードは数少なく、ボスの指令・ポケモンキャッチャー・ブラッキー程度。現在の主流はボスの指令であるが、クロススイッチャーを採用するデッキタイプ(ターボ構築等、山札をガンガンひいていくデッキ)も徐々に増加している。
また、今後、ネジキ等の強力なサポートが新たに生まれてくることで、ボスの指令以外にサポート権を使用したいケースが増えてくることが想定される。それに伴い、クロススイッチャーはボスの指令の代替として、採用価値が高まっていくことも考えられる。
【供給】
・既存発行枚数:フュージョンアーツ収録であり、流通枚数はバトルVIPパスと同程度。VIPパスと異なり、2枚/4枚での採用が基本線となるため、採用デッキ数が増えるほど実態としての流通枚数は少なくなっていくことになる。
・新規発行枚数(再販):ハイクラスパックへの再録可能性有。以下、トレッキングシューズと同様。
【総括】
発行枚数がバトルVIPパスと同様なこと、デッキ毎に2枚/4枚の採用が必要なことから、デッキへの採用率次第ではVIPパス以上の価格帯まで見込むことが可能(VPIパスは1枚採用のケースも比較的多い)。
価格上昇には、現在ほぼすべてのデッキに入っている「ボスの指令」をどの程度リプレイスできるかがポイント
今後新たに生まれるサポートのテキストと、今後主流となるデッキのアーキタイプが重要となる。
ハイクラスパックへの再録可能性が高いことから、立ち回りはトレッキングシューズと同様のものを推奨。

ポケストップ【U】

出所:カードラッシュ(2022年7月16日時点)

【需要】
・プレイ需要:汎用スタジアムの1枚であり、デッキに最適なスタジアムが無い場合、「とりあえず入れとけ」なスタジアムの内の1つ。(他は、頂への雪道とトレーニングコート)
現在主流となりつつあるターボ構築や、環境にはびこるミュウにも採用余地が有り、需要面でのポテンシャルは高い。
ポケモンやサポートがトラッシュされるリスクがあるのが難点。
また、今後スタジアムが増えていくことで需要が分散していくことも想像に難くなく、短期的な投資に向いている。
【供給】
・既存発行枚数:ポケモンGOに収録。直近の新弾であることもあり、流通枚数は非常に多い。一方で、であるが故に、現状非常に安価で手に入る。
・新規発行枚数(再販):ポケモンGOは一定期間再販が続くことが想定されるが、それがどこまで剝かれるかは判断が難しい。目玉カードとなるミュウツーがどの程度価格を維持可能かに依存している。ポケモンGOオリジナルのカードであり、ハイクラスパックへの再録可能性は低いと考えられる。
(名探偵ピカチュウという事例が存在)
【総括】
現状、非常に安価な点が何よりのメリット
安価=ちょっとした注目による価格上昇を見込みやすいということである
本カードは安価なカードの中でも、上記の通りポテンシャルが高いことから、注目される可能性は高く、有望なカードだと考える。

回収ネット【-】

出所:カードラッシュ(2022年7月16日時点)

【需要】
・プレイ需要:現環境において最も使用されているカードの一枚。PJCSにて30%ものシェアをたたき出し今なお環境トップに君臨するパルキア、徐々にはやりつつあるターボ構築、新たに環境入りに名乗りを上げたギラティナ等、様々なデッキに複数枚入るカード。需要は非常に高い
【供給】
・既存発行枚数:シャイニースターV、VMAXクライマックスにて再録されており、非常に多い。
・新規発行枚数(再販):Dレギュであるため、確実に再販はされない
【総括】
枚数は非常に多いが、需要も非常に高いこの1枚。
Dレギュであるが故に投げ売りされているが、9月の新シーズン開幕と共に間違いなく価格を戻すことが想定される
Dレギュなのでホールドはせず、上昇したらすぐに手放そう。

中長期的に投資可能

私が中長期的に投資可能だと考えるカードは以下だ

  • ミュウ(25th)【-】/【UR】

  • ツールジャマー【U】

  • 旧裏人気カード

  • トレッキングシューズ【UR】(上記で説明したため割愛。ハイクラスパックへの再録が無いので、故に値崩れする恐れが無いため中長期的に投資可能)

  • こだわりベルト【UR】(以前の記事で説明したため割愛)

  • _のピカチュウ(25th)【P】(以前の記事で説明したため割愛)


ミュウ【-】

出所:カードラッシュ(2022年7月16日時点)
出所:カードラッシュ(2022年7月16日時点)

【需要】
・プレイ需要:デッキエンジンとしての需要増を見込む。
現在はうらこうさく軸が主流であるが、Dレギュ落ちに伴ううらこうさくのエクストラ入りにより、ビーダルと共に次世代エンジン筆頭となり得るカード。
また、現時点でも、ターボ構築等、本カードがデッキエンジンを担うアーキタイプは一定存在。
ふうせんのレギュ落ち以降は、逃げエネを軽減する道具が出るかどうかが重要ポイントだが、これまでの歴史ふまえ、基本的に何らかの逃げエネ軽減道具は存在してきていることから、あまり心配していない。
但し、次世代エンジン候補は今後のカードリスト次第で常に変化していくことから、エンジンとしての需要がミュウへ向かない可能性も一定程度存在することには留意。株ポケ/クリーチャーズのご意向次第である。
【供給】
・既存発行枚数:25th収録であり、ノーマルカードの方は非常に枚数が多い。URは。その封入率が低いことから、枚数も比較的少ない。
・新規発行枚数(再販):25周年記念カードであり、再販可能性は低い
【総括】
次世代エンジン筆頭候補であり、中長期的な需要増を見込む
しかも、再販可能性が低い
現時点では枚数が非常に多いが、枚数が多くても再販が無いまま長期間経つと、その採用率に応じて価格が上昇することは、うらこうさくジメレオンで証明された通り。
同様に次世代エンジンとなり得るカードにビーダル【R】が存在するが、こちらはハイクラスパックに再録される可能性が高く、ハイクラスパックの発売まではうらこうさくラインが主流のため、割愛。
ミュウ・ビーダルに匹敵する次世代エンジン候補が現れた場合には早急に再考すべきだ。

ツールジャマー【U】

出所:カードラッシュ(2022年7月16日時点)

【需要】
・プレイ需要:汎用グッズの1つ。相手の「こだわりベルト」、「大きなおまもり」、「タフネスマント」、「ふうせん」の全てに対応可能。内、「こだわりベルト」は今後中長期的に使用される汎用カードである。また、「こだわりベルト」への回答として存在した「大きなおまもり」、「タフネスマント」はDレギュであり、次回レギュレーション改定にて使用不可となる見込みであることから、以降は「ツールジャマー」が唯一の回答となる。
本カードはCL/PJCSでも上位デッキへの採用が散見され、有用性は十二分に証明されている。今後も強力なポケモンの道具が生まれるにつれ、同時並行的に需要が増加していくカード。
【供給】
・既存発行枚数:連撃マスター収録であり、VMAXクライマックスでの再録を逃れたカード。ポケカ第2次ブームが始まるか始まらないか、、、といった時期に生まれたカードなこともあり、発行枚数は現在のプレイヤー数と比して少量。
・新規発行枚数(再販):連撃マスターの有用カード(ウーラオス、レベルボール等)は既にハイクラスパック等で再録されており、改めて連撃マスターが大量に再販される見込みは低い。また、Eレギュのカードであり、一度ハイクラスパックへの再録を逃れていることから、年末のハイクラスパックへの再録可能性も低いのではないか。
【総括】
現カードリストを前提とすると、最強の汎用道具である「こだわりベルト」への回答として中長期的に使用可能。特に、Dマークカードのレギュ落ち後は、「こだわりベルト」に対する現状唯一の汎用回答となる。ハイクラスパックへの再録見込みもその他カードと比較すると低く、非常に有望なカード。

旧裏人気カード

人気カード、と一纏めにしたが、具体的には下記あたりを想定している

  • 第1弾ホロ(フシギバナ、ニドキング、リザードン、キュウコン、カメックス、ギャラドス、ニョロボン、ミュウツー、フーディン、サンダー、ライチュウ、レアコイル、カイリキー、エビワラー、ラッキー、ピッピ)

  • ファイヤー、フリーザー

  • ミュウ

  • ブイズ(サンダース、シャワーズ、ブースター、ブラッキー、エーフィ)

  • ルギア、ホウオウ

  • エンテイ、ライコウ、スイクン 等

【需要】
・プレイ需要:ほぼ無し。ハレツーなどで旧裏大会が開催され始めてはいるが、あまり期待できないだろう
・コレクター需要:美品に限り、非常に高い。旧裏コレクターにとっての美品はPSA8-9以上に相当。海外需要も非常に高く、グローバル規模での需要有。
【供給】
・既存発行枚数:非常に少ない。加えて25年前のカードであり、美品に限ると更に少量に限られる。
・新規発行枚数(再販):無し
【総括】
美品を見つけたら必ず購入しておくべきカード群。中長期的に保有しておくことで、まず間違いなくリターンがある。
美品を如何に見抜き、見つけるかがポイントとなるが、美品を見る目を養うには時間と経験を要するので注意。
好きこそものの上手なれ。まず旧裏の魅力に触れ、自身で没頭することを推奨する。
初版という、更に枚数が絞られたカテゴリも存在するが、あまり推奨しない。(というか、かなり複雑なため私もあまり詳しくない。今後、深く学び、コレクションを進めて行きたいと思っているカテゴリ。旧裏に知識がない読者には難しいと想定)

以上が、私が考えるおすすめカードたちの例だ。
鵜吞みにはせず、あくまで参考に留め、自身で咀嚼して欲しい。
私は読者のリテラシー向上を渇望している。
Twitterでも定期的に意見を発信しているので、要チェックだ。
いいねやフォロー等、読者から何かしらの反応を頂戴することを期待している。
またお会いしよう。

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