政府・日銀の2回目の大規模介入か? ドル円が151.944円から146.165円まで急落!【TradingView】チャートメモ
2022年10月21日 23:30 財務省・日銀の為替介入があったようです
10月21日のドル円相場は
開始値:150.128円
最高値:151.944円
最安値:146.165円
終値 :147.649円
開始値〜最安値 で 3.963円の値動き
開始値〜終値 では 2.479円の値動き
最高値〜最安値 は 5.779円の値幅で急落しました。
ちょうど夕飯を食べながら見ていたのですが、かなり大きな下落だと感じました。 しかし日足チャートで確認してみると前回(9月22日)の2.8兆円規模の為替介入とボラティリティはほぼ同じで、むしろ出来高は9月22日の方が大きかった。
【要人発言】
21日09:24 鈴木財務相
「円安にはプラスマイナス双方ある」
「最近のような急速で一方的な円安は望ましくない」
「円安、マイナス面の影響を緩和することが重要」
「過度な変動には適切な対応」
「円安、投機による過度な変動は容認できない」
22日01:04 神田財務官
「(介入の有無について)コメントしない」
財務省は介入に関してはコメントは出していません。
日銀の介入実績金額は月末にならないと発表されませんが、今回の介入金額も3兆円程でしょうか。
【米国の反応】
注視はしているようですが、特に大きなニュースにはなっておらず静観している感じです。WSJの「FRBが12月の利上げペースは緩和するのではないか?」というニュースの方に反応して、市中金利低下の株高の動きでした。
アナリスト達は昨日の日本政府の為替介入疑いに対しては「成功を疑問視」する見解も少なくないようです。
ロイターも2つほどニュースを出しましたがドル円に関してはさらっとで、FRBの12月利上げペース動向に注目されています。
FXSTREETのニュースには
「アナリストは超緩和的な日銀と積極的な金利上昇を続けるFRBという基本的条件が変わらない中で、介入がどれほど成功するかについて疑問視している」と書かれています。
FRBの政策金利の金利上げの影響力はとても大きいです。来週以降も再びじわじわと円安ドル高が始まるのでしょうか? しかし前回の介入後にあったようにしばらくは高値は上値が重く150円付近までの揉み合い状況になるかもしれません。
【今後の注目は】
11月1-2日にはFRB会合が行われ、3日に米国政策金利発表とFOMC声明があります。12月以降の利上げについてどのようなコメントを出すのかに注目が集まります。値下げペースを緩めるようなコメントが出てきたら円安進行も落ち着いてくるかもしれません。
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以上、昨日のドル円動向のメモでした。
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