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鹿島が5月に迎えた課題

5月が終わりを迎えています

地獄のような5月でしたね

直近の3連戦では

2分1敗

これまでの3連戦では

勝てて勝てて負け

3戦目はバテてだめだったな〜ってなってましたね

それが今月の最後はこちら

勝てない

これにつきますね

徐々に暑さが本格的へと近づき

選手の体力消耗等、いろいろな課題がどんどん出てきました

さて今回は

なーにやってんだ、と

なにがだめなのか、と

考察していきます

ちなみに筆者、味の素スタジアムに行って参りました

もうオコオコですよ、はい

ではじっくり見ていきましょう


【勝てない】

勝てなくなりましたね

コンディション不良、といってしまえばそこまでなのですが

どうもそれだけが原因では無いです

まず一つ目

怪我ですね、はい

持ち駒が少なすぎます

そして二つ目

以前書いたように、

ベンチメンバーが仕事をできていない

三つ目

戦えていない


まぁざっくり言うとこちらです

なんですが

こちらは正直、新監督が率いるシーズンなので

まぁなるだろうな、という点です

それ以外に、ファンからしても納得しづらい点がちらほら出てきました

そちらを取り上げようと思います

①上位に勝てていない

こちらはこの連戦に限った話ではありません

なぜ上位に勝てないの?

この理由からまず始めます

意外とシンプルなんですよねこれが

対応策を落とし込めてる相手に勝てていない

これが正しいと言えます

鹿島目線からすれば

いやなんで対策されて何も出来ないの??

と思いますよね

これが出来上がるにあたって

一つ、鹿島がどうしても克服できない課題があります

それは、広島戦で顕著になりました

やり方としては、

鹿島の2トップへのハイボールに負けないこと

鹿島が前から来たとき、左から右へ、右から左へ、うまーく流して逃げること

簡単に言うとこの二つです

鹿島側すれば、

プレッシング位置がゆーまからスタートしますよね

そこを掻い潜ると、今度はサイドバックまでがんがん来ますよね

そこのスペースに走り込んで、そちらを活用して

最後は逆サイドに流してフィニッシュ

これで点取れちゃうんですよね

これは広島戦において、大きな課題として浮かび上がりました

そしてこれが噛み合う時と、そうでない時があります

噛み合う場合というのは、

鹿島のサイドハーフ、ボランチ、サイドバックが

三角形の位置をキープしながらプレスをやれている時です

また、その3人がプレスに行って剥がされた時、

センターバックや、逆サイドのボランチが取り切れる位置にいてくれるかどうか

ここが連動して初めて作動します

ただこのプレッシング

おなじみリヴァプールのサッカーでも取り入れられているのですが

大きな違いがまずあります

それは、センターバックの質が違う、という点

リヴァプールの場合、サイドで取りきれなかったとして

クロスを上げられてもセンターバックが必ずと言っていいほど返せるんです

そして、返したその瞬間

センターバックからのクリアボールを拾える位置に

ボランチ含めた中盤が3人待機しています

プレスを剥がされたら跳ね返す、それを拾って逆カウンターを仕掛ける

これがまず前提として実行できないと、この連動プレスは甘いものとなってしまいます

また、その逆カウンターも終わり方が良く無いと、相手の二次攻撃が始まってしまいます

そのカウンターでしっかりシュートまで行く

少なくともコーナーキックを奪う

この流れまでセットです

鹿島はこれがまだまだできていません

その原因はいろいろありますが、

1番となるものは立ち位置が原因かと思われます

現状、鹿島の位置というのは

442で構えていますよね

このサッカーをやるチームの多くは、433の布陣でやっています

というのと、跳ね返したボールを拾う人数が

攻め込んだ相手よりも、中盤で数的有利になる状況を作らないと成立しないからです

しかし鹿島は、選手の持ち前の良さを発揮するために442をやります

ここが、目指しているサッカーと立ち位置のギャップが噛み合わない

だからこそ、1人が担当するスペースが広くなり

体力の消耗も増えている

これは大きく不利な状況です

本来、442というのは

サイドを広く使い、2トップを起点に攻めていくフォーメーションです

ですが、そのためにはトップに1人はキープできる選手

もう1人はその時間で裏を狙える選手

そちらを配置するのがベタです

ですが鹿島の選手では

こちらのベタなやり方をできるほど選手が揃っていません

こんな不利な442をずっとやっているの?

いや、そういうわけではありません

そのため、攻撃時と守備時でフォーメーションを分けて行なっています

攻撃時は4132

守備時は442です

今のやり方を、今のメンバーでやるのであれば

この布陣が、1番いまの鹿島のメンバーには合うでしょう

ですが、現状の通り

限界があります

なのでまず、

守備のやり方とその立ち位置

そのギャップが非常に大きいことが、今のところ不利に働いている

そのギャップに加え、相手が対策してきてしまうと

鹿島からすれば走り損が増えて、失点が増えてしまっている

これが原因かな、と思われます

ですが、レネはこのサッカー、この布陣を変えないで続けていますよね

こちらの意図の考察に入ろうと思います

ちょっと話が逸れますが、

直近の試合では、気温が高いためか飲水タイムが入りました

その最中、選手は話し合っていますが

レネは一才口を出さないんですよね

選手だけで話し合い、解決させる

このやり方に賛否両論はありますが

若いチームだからこそ、このやり方をやらせるのは理解できます

詳しい指示は分かりませんが、うまく行っても行かなくても

その時の選手の考えが功を奏すか否か

成功したとしたら、その体験はチームに大きな自信を生みます

失敗したら、その逆です

おそらくですが

レネはなるべくこの成功体験をチームに植え付けさせたい

失敗したら、その後のミーティングで助言をする

このやり方を今シーズンは通すのでは無いかと思います

今年はスタートダッシュが成功しました

それはおそらく、今までの対戦相手からすれば

今までの鹿島と違う…対策が…

と、なっていたのが原因です

それが一方、対策されてしまうと

鹿島はうまく行かない、大量失点

まさしく今ですね

最初に勝てていて、いま勝てていないのはおそらくこれですね

対策できちゃってるくらいのチーム力だということが明らかになりました

対策されたなかでも勝てた試合はありましたが

フォワードのスーパーゴールあってのもの

気持ちでなんとかゴールを奪った

立ち位置や戦術的に勝った、という試合は見受けられない現状です

なのでおそらく、勝ちにこだわるチームだからこそ

選手の力で成功体験を掴ませたい

その方針がしばらく進みそうです

おそらくレネもやりたいサッカーというのは頭にあると思います

しかし、そのための駒が足りていない

レネの理想のサッカーを実現するためには

いまの怪我人だらけの編成だと難しいと考えている

だからこそ、こういう時だからこそ

選手の判断で勝たせたい

ここへのこだわりが強いのだと思われます

欧州のトップチームというのは

守備の約束を守り、攻撃は個人任せ

そういうチームが、結果強い、というのは良く聞く話です

レネもそれを実現したいと考えているはずです

だからこそ、サポーターが目先の勝ちを求めるより

長期的な強いチームを作ることにフォーカスしている

自分はそう考えています

駒が揃い、選手の判断力が高くなる

その時こそ、初めてレネの目指すサッカーをピッチ上で見ることができると思います

守備はおそらく、いまのようなハイプレスサッカー

奪ってから、うまく行かない時、

そういう時に選手同士で解決できるか

全てがうまく噛み合えば、強いチームになりそうです

そのためのきっかけとして、

この敗戦を思い出し

勝ちを重ねることで成功体験を増やす

その先に、カップ戦といったタイトルを1つでも取る

タイトルを取れたら、一気に上がると思います

リーグが混戦だからこそ、タイトルを1つ取れたら

以前のように逆転優勝できるチームになると思います

以上、考察でした

まずは代表ウィークなので、チームのみんなにはゆっくり休んでもらいましょう

また、6/6のブラジル戦

チケットが取れたので現地に行ってきます

そこで見られる姿勢と、鹿島のやり方を比べてみて

気づいたことがあったら、また書こうかな、と思います


それでは今回も

長文ありがとうございました!

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