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なぜ過去問をやるのか

社会保険法分野の問題演習に入る前に、一度過去問の演習をする意味について解説、確認していきたいと思います。


過去問をやるといっても、ただ漠然と講義を受け、テキストを確認して該当する部分の過去問を解くだけでは達成感が残るだけで実力の伸びはほんのわずかですごく効率が悪いです。しかも知ってすぐの知識で解くので大体正解してしまい、身に付いたかどうかの確認は難しいです。ちょっと期間を空けて再度解くと、正解したり不正解だったりしますが確実に解けるという自信が持てることはなかなかありません。

なぜか?受動的な学習しかやっていませんし、目の前の問題が解けるかどうかでしか演習していないからです。


ではどうすべきなのか?

・労働法分野でやってきた内容

既に労基法から徴収法の演習でやってきたように、論点思考をすることが実力養成につながります。
一度出た問題が全く同じ形で出ることはまずないので、やり込む意味はないと思う方もいるかもしれませんが、やり方を変えれば意味はありますし、実力もしっかりつきます。
論点思考と理由付け、そして自力で整理をすることでどんな問われ方をしても自信を持って解答できるようになります。

問題文に隠れている論点は何か?

その答えは何か?(自分の頭の中から取り出せるか)

なぜそうなるのか?(理由付け)

そして、自分の頭の中から答えを取り出すために簡潔な形で整理できているか?


・みんなが解ける問題を落とさないようにすること

過去問には難問や奇問も一部ありますが、大半は基本論点に関する問題です。択一式の合格基準点は例年43~45点をウロウロしてる感じなので、1科目あたり7点、全体で49点を取れば安全圏に入り、合格発表まで落ち着いて過ごせるかと思います。
具体的には基本事項からの出題が6割、ちょっと応用が3割、難問奇問が1割といった配分になります。
基本事項だけを完全に正解しても6割なので6×7=42で42点なのでギリギリ落ちそうじゃねーか!と思ってしまいますが、応用問題についても論点思考を徹底して鍛えていけば普通に戦えるレベルになります。
とにかく基本問題に重点を置いて論点思考で問題演習を進めることが合格への近道です。

少し時間が空いてしまいますが、準備ができ次第社会保険科目の演習についても記事をアップしていきますので、もうしばらくお待ちください。
なお、労一社一は社会保険科目まで終わってからのアップとなります。


それでは今日はこの辺で。


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