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腐女子よ頼む読んでくれ!異色のBL漫画「同棲ヤンキー赤松セブン」

すごく、見てはいけないものを見ている気がする。

みなさんは「同棲ヤンキー赤松セブン」という漫画をご存知でしょうか?
原作はBL作家のSHOOWA氏、作画はヤングキング・チャンピオンなどでヤンキー漫画を多く手がけた奥嶋ひろまさ氏。

恥ずかしながら、私は原作のSHOOWA氏も作画の奥嶋ひろまさ氏も存じ上げませんでした。

えっ今まで一般向けの漫画を描いていた男性が作画のBL??? ゲイなわけでもない??? なんで??? と思いつつ、どんな作品か気になったのでKindleで買って読んでみました。

とんでもねー作品でした。

この衝撃は昨年大旋風を巻き起こした「おっさんずラブ」に匹敵、いやそれを上回るものでした。
(どうでもいいですが私は春牧派です)

あらすじ

ワケあって叔父のアパートに一人暮らしをする男子高校生、赤松。日々モヤモヤを抱えて過ごす彼は、公園で出会った謎の男に毎日のようにケンカをしかけるようになる。しかし謎の男が公園から追い出されることをキッカケに一緒に暮らすことになり──!?

あらすじを読んだ限りでは普通のBL漫画ですね。でもこの作品は一味違うのですよ……!

同棲ヤンキー赤松セブンのここがすごい!

◼️ BL作家が考えた話を一般向け漫画を手がける男性が描いている

作画の奥嶋氏は多くのヤンキー漫画を手がけた男性。画力は大変高く、「スラムダンク」の井上雄彦氏の絵に似たリアルめな青年漫画系の絵柄です。

ストーリーはヤンキー2人がひとつ屋根の下に暮らしながら徐々に惹かれあっていく王道BL……しかし絵柄は一般誌そのもの。

しかもちゃんとエロいシーンもある

ちゃんとエロいシーンもある。

(大事なことなので2回言いました)

なんというか、少年漫画の絵柄そのままのBL同人誌を読んでるような気持ちです。

さすがヤンキー漫画を描かれていただけあり、ケンカのシーンはとても迫力があります。でも、そのケンカをしていた男2人がデートをし、お揃いのマグカップを買い、性的な触れ合いをしている。

はじめてこの漫画を読んだ私は、終始「私はいったい……何を見せられているんだ……??」と呆然としていました。

だって少年(青年)漫画の絵柄で男同士が頬を赤らめながらピーーピーーてる様子が描かれてるんですよ???(この段落は検閲されました)

私は数々の18禁BL同人誌を読んでおり、観賞・資料用にディルドまで購入した女ですが、赤松セブンのエロいシーンを読むのには毎回、心の準備をしないと読めません。なんかほんと、見ちゃいけないものを見ている気がして……

◼️赤松がハチャメチャにかわいい

一巡目は「え??? これ男性が描いてるの??? 大丈夫??? 無理してない???」とハラハラしながら読んでいたので気がつかなかったのですが、主人公の金髪ヤンキー男子高校生・赤松がめっっっちゃかわいい。

同棲している謎の男・神崎の一挙一動にパァァとなったり拗ねたり落ち込んだりする様子は「ンンンンンンン!!!!」とうめき声を上げながら床を転げ回りたくなる可愛さです。

謎の男・神崎も、飄々としていながらとぼけた一面もある。が、いざというときは赤松を引っ張っていける男気の持ち主。いい攻めだ……

奥嶋氏はBL作品を描くのは初めてとのことですが、めちゃくちゃ腐女子のツボを「ワカッて」る……

なんだよこれ。原作者がBL同人誌描いてるようなもんじゃん。ズルいよ。どんな壁サークルも勝てねぇよ。もぉぉぉ!!! なんだよコレェェ!!! もぉぉぉ!!! 好き!!! 最高!!!! 2019年いい仕事してますね大賞受賞!!!!(情緒不安定なオタク)

まとめ

「私は腐女子だ」という自認があるならば一度は読んでほしい。
わけのわからなさに頭を抱えたあと、奇声を上げながら悶絶することになるから。

ストレートの男性がBLの作画をしているということで、勝手ながら「無理をしているのでは?」とハラハラしていたけど、奥嶋氏のTwitterを見ると大変意欲的に取り組んでいる様子。こりゃあ続きが楽しみだ……!

というか続きが気になりすぎて連載版を読もうと血眼になっています。早く2巻出てくれ……!!!


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