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5年目の再任審査

近年は大学の教員になるとき,必ず任期がある。多くの場合は5年である。5年勤めたあとは,再任審査を受けて通過すれば任期がなくなる。そもそも博士課程を修了してすぐに大学の教員になれることはほとんどなく,ポスドクという任期つきの研究員を経て採用審査を受ける。ポスドクの任期は2〜5年程度。僕は2年間ポスドクをやっていた。かなり短い方だ。自分でも運が良いと思う。

結果,僕のような運の良い流れでも,35歳にしてまだ定職についていないと言える。そう思うと,安易に学生に博士課程を進めたり,大学に残ることを勧めたりはできない。

再任審査の内容だが,実ははっきり把握していない。確か研究業績の方は5年で論文3報くらいだったと思う。これはクリア。そのほかも大体クリアしているのだが,3つほど足りないものがある。

授業アンケートを実施したこと,教員評価結果,授業参観を受けたことを証明できる書類が必要

とのことだ。すべて大学の指示でやっているので大学に記録が残っているはずなのだが。これをあちこちの事務に電話して集めている。

大学の教員として必要なのは,論文ではなく書類を整理するスキルのように思う最近であった。

再任されるといいなぁ。

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