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スルフィド,スルホキシド,スルホンって名前ややこしいよね。

最近,スルフィド,スルホキシド,スルホンを扱っている。今年の四回生のテーマだ。最近というのは,毎日実験しだしたのが最近だから。一気にサボって一気にやるタイプのようだ。振り切ると体を壊すから止めたい気持ちはあるのだが,自分はそうやってここまできたので,へんに止めて「普通」に合わせると,可能性が消えるという心配もある。

さて,スルフィド,スルホキシド,スルホンは全て硫黄を含む化合物である。名前が似ていてややこしいので,ぼくもよく間違える。

スルフィド,スルホキシド,スルホン

スルフィドが酸素が付いてない化合物。酸素がひとつ付くとスルホキシド。ふたつ付くとスルホンである。よく間違えるのがスルホキシドとスルホン。スルホキシドは酸素が付いてそう(〜キシドは酸素化されたという意味)なのだが,ひとつなのかふたつなのかで迷う。そこでスルホンである。高校で化学を学んだ人ならスルホン酸は知っているはずだ。-SO3Hで表される強酸。代表的なスルホン酸は硫酸(H2SO4)だね。Rの代わりにOHをつければスルホン酸になる。スルホンの酸だからスルホン酸ということを理解しておけばこれは間違えない。

さて,スルフィドからスルホンへの酸化反応も,逆にスルホンからスルフィドへの還元反応(脱酸素反応)も有用な反応である。なので光触媒でできないかなとやってみているわけだね。

スルフィドからスルホキシドへの選択的酸化反応は,有機化学的には案外難しいようだ。スルフィドよりスルホキシドの方が反応しやすいから,スルフィドが酸化されるような条件では,もちろんスルホンも反応してスルホキシドまで酸化されてしまうそうな。Wikipediaに書いてあった。

スルホキシドへの選択酸化は難しい

Wikipediaじゃ信頼性に欠くから,論文を読み漁ることにしよう。

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